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●メイド海の家にて(6)●
【海の家・マーメイド】
「おや……嬉しそうな顔をしてらっしゃいますね。
何か良いことがあったのですか、小倉様、荒海様?」
オーダーを取りに出た
氷華・クルバトフ
は、その2人のお客さんの楽しそうな様子に、つい引き込まれて聞いてみる。
小倉 杏子
がにぱー、と笑顔をほころばせて、
「はい! 私たち、スイカ割り大会で優勝したんでありますよ!」
「それはそれは、おめでとうございます」
「俺のおごりだ。好きなものを食え、小倉」
とメニューを差し出す
荒海 藤吾
に、
「えへへ……いいんでありますか? 嬉しいであります!
じゃあ、かき氷と焼きそばと……」
そして、運ばれてきたメニューを美味しそうに食べる杏子を、目を細めて荒海が見守る。
「ところで、小倉。賞品の商品券は、何に使うか決めてるのか?」
「う……な、何も考えてなかったであります」
荒海といっしょに出場できることだけが楽しくて、使い道など考えていなかった。スプーンをくわえたままアワアワってなる杏子に、荒海が笑って、
「いいさ、時間はまだたっぷりある。(氷華を呼び)あ、俺にも焼きそば1つな」
そう、この楽しい時間は、まだ続いていく。運ばれてくる皿をつつき合いながら、賞品の使い道をそれからあれこれと、笑顔で話す2人だ。
信楽 世平
と
葦原 忍穂
ペアの2人も、同じ海の家で大会の労をねぎらっていた。
「ルシ様、お疲れ様でした! 優勝は逃しちまいましたが、今日は感謝ですぜ♪
約束のかき氷でさぁ、遠慮なくどうぞどうぞ……
っと、あっしにもかき氷お願ぇしやーす! 氷小豆で!」
大会で割られたスイカも選手たちの要望で、割ったペアが持ち帰って良いことになった。それをマーメイドへの差し入れがてら、デザートに出してもらうようメイド店員に頼みながら、
「へ? まだスイカも入りやすよ、あっしの胃袋舐めねぇでくだせぇ」
そして注文の品を待つ間、さっきの大会の話をする信楽たち。
「大会の参加理由? 1に西瓜、2に商品券目当てですかねぇ。
んー、経済状況があんまよろしくねぇと言いやすか……
最近ちょいと厳しくなってきやして。ま、何とかなりやす……かね」
「……我は甘味に釣られて、人間風情を導いたのではないからな?
どうしても貴様が、対価を支払いかねると言うのなら……」
「かき氷代くらい気にしねぇでくだせぇよ!
それより食いやしょ? いっただっきやーす♪」
「落日の紅に染まったこの色は、堕天使たる我によく似合う……。
かき氷は苺から攻める、それが我の美学である……
(訳:わー苺楽しみだったのー)
」
(うわーこのお客さん、本当に美味しそうに食べるねー)
カチャカチャとスプーンを鳴らして、かき氷を頬張るルシ様の様子に、メイドの一二三こと
高梨 彩葉
も、思わずその場に立ち止まって、見惚れてしまったり。
そうしてかき氷を食べ終わった後、
「これも何かの縁、貴様が望むのであれば我が館に招待してやらなくもないが?」
折りたたんだ紙片を置いて、海の家を立ち去るルシ様。
信楽がその紙を開いてみれば、そこには堕天使の地上での現住所が、記されていた。
「んん? ……いやはや、本当に面白ぇお人♪(ニッ)」
「たー坊奢って! 俺金欠テヘペロ!」
また、大会を終えた
志波 拓郎
と
志波 武道
の兄弟も、この海の家に来てひと休みだ。
「まーたそういうことを……って、メイド?」
店内で忙しく立ち働くメイドさんたちを見て、拓郎が(ここ、海の家だよな?)と首をかしげる。その彼らのテーブルに、楚々とした立ち居振る舞いのメイド店員が、オーダーを取りにやって来て、
「いらっしゃいませ、ごしゅじ…………ご主人様」
「あれ……?」
その青い瞳が綺麗なメイドさんを、不思議そうに見上げる拓郎だ。
(何だか知ってる人に、雰囲気が……似てるような?)
(アイエエエエエ!? シバッチナンデシバッチ!?)
その「知ってる人」ご本人、
高梨 彩葉
はギリで悲鳴をこらえると、「ご注文をどうぞ……」とうやうやしく、メニュー表を拓郎に差し出した。表面上は鉄壁の笑顔、しかし内心では、
(おお、落ち着け私! 今の私は一二三だ!
バレてない? よし、バレてない大丈夫……だよね!? だよね!?)
と心の声がばっくばく。
(ボヌールの仕事といっしょ。ば、バイト通りにやればいいんだ!)
必死にそう自分に言い聞かせながら、他のお客さんと同じように接客する彩葉だったけれど、チラリと横を見れば、意味ありげにこちらに目配せを返してくる、武道の顔が。
(あー、
ブドー先輩にはやっぱりばれてる
なー)
ちょっと心配する彩葉だったが、武道は黙って2人の反応を楽しむだけで、とりたてて騒ぎにするつもりはないようだ。
(うぅ……いちおう感謝するべき? ともかく、一二三の姿勢を崩さずに頑張るよ!)
彩葉が運んできたパフェをつつきながら、そのニヨニヨしてる兄を不思議そうに見返す拓郎……。
「ところで……」
焼きそばを頬張りながら外を眺めている兄に、しばらくしてから拓郎が聞いた。
「てっきり、兄貴は……ライフガードのバイトに、入ると思ったんだけど……?」
「……あー、」
ピタッとその箸が止まり、珍しく武道が口ごもる。
「その、ちみっとスランプ気味で遠慮したというか……」
弟から目線を逸らしてポツリと、
「モヤってる気持ちで行っても迷惑だろし」
「大丈夫……なの、か?」
何の気無しに訊ねたことだったのに、思わぬ沈んだ反応が返ってきて、こちらも戸惑う弟だ。
「それでも咄嗟だったら助けに行くだろな……
って! 俺の事はいいのたー坊ほら甘いもの沢山食べてぇ会計たー坊持ちだけど!!」
「って、少し心配したらこれだ……」
「ええーたー坊オニーチャンのこと気にかけてくれるの、ウレシー超心配シテシテー!」
(ったく……、心配するだけ損だなっとに!)
そして、そのマーメイド店内のド真ん中で、ペアの
鬼崎 あやめ
をおぶったまま呆然としているのは、
邪衣 士
だったりする。目隠しを解いて、ガックリその場にヒザを付き、
「何故だ……砂浜でスイカを割っていたはずなのに、
どうして俺はまたここに、戻っているんだ……」
いつの間にか姿が見えないと思っていたら、会場から迷い出て、この海の家にたどり着いたみたい。
「Σ って、ほ、方向音痴すぎですー!
ナビがあれば迷わないって、言ったじゃないですかー!」
「おかしい……ちゃんとサポートさんの指示通りに、歩いたつもりなんだが」
あやめのツッコミに、自分でも愕然としている邪衣だ……ああ、何という迷子体質。
「そんな俺が、なんでスイカ割り大会に参加したかって?
俺にもわからん……
なんか日ごろのうっぷんとかもやもやを発散したくなったからかな……?」
そう虚ろに呟き、もはや笑うしかない邪衣なのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月23日
参加申し込みの期限
2014年03月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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