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男の娘Day★
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~bonheur前にて~
「ドゥーエの奴おせーなー、なあいま何時だピエロ?」
スカラこと
ロベルト・エメリヤノフ
がスカートのポケットに手を突っ込んだまま、訊ねる。
紫色のウイッグ
が異彩を放っている。
黒を基調にした、ダーク系の衣装……いわゆるゴシックロリータ
なファッションに身を包んでいた。
「三時回ったところダナ。何時に起きてもダイサインジ、クックックック」
対照的に
男物のシャツとジーンズ
というスタンダードな格好のピエロこと
道化崎 大荒郎
。
ただ、その顔は
目出し帽と仮面
に覆われていた。
色々な意味で目立つ二人だった。
不意にメールの着信音……スカラの携帯だ。
「んん、ドゥーエか……遅れてくるってよー。んじゃ、とりあえず、中、入っとこーぜー。今日辺り、綺麗な男の子もいそーだし。甘党な美少年の籠絡としゃれこもうーぜー」
「イイナァ……クックック、可愛い子、オモチカエリィ」
~十分後……bonheur前にて~
(スカラ達、いないな? ここまで仮面を着けてくるわけにはいかないしな)
志波 武道
は人影が無いことを確認して、店の前に立つ。
仮装や仮面で互いの正体を明かしていない三人。
故に遅れて来たのであった。
「さてと……へへ、今日はどんな私になっちゃおうかなー★」
志波は仮面を装着すると、扉を潜った。
「いらっしゃいませーようこそbonheurへ」
若の出迎えを受け、更衣室に向かう。化粧品の香りと、微かに防虫剤の匂いがした。
「お客様、御衣装はどう……」
「あ、あ~ん♪ 可愛いお洋服、いっぱぁ~い♪ うぅん、とおってもぉ~すてきぃ~」
「あ、あはは……よ、喜んで頂けたようで……」
「そうね、私に似合うのはぁ~~うーん、これとこれかしら~~ねえ、店員さん、どう?」
黒いロングウイッグと淡い水色のフリフリレースが付いたドレス。靴は白いパンプス
だ。
「え、ええ、宜しいのでは。お似合いかと思います」
「そう? うふふ、うれしぃわ~~。それじゃ……お化粧のほう、お願いね♪」
「うそ、これが……私?」
「はい。お客様はお肌がスベスベですので、お化粧が映えますね。とっても綺麗ですよ」
元々整った顔をしている志波。若のテクニックにより、モデルのような美しさが引き出された。
(なんか……若いときの母親に似てるな……はは)
「ビューティホ~~あなた凄いわ、きっと一流のメイクアップアーティストに成れるわ!」
がっしりと若の手を握り、振り回す志波。
「あ、あわわわわ、ありがと、ございまーす~~」
(うれしいけど~、手~はなしてぇ~)
すっかりテンションの上がった志波、スキップのまま、ドゥーエと書かれたネームタグを胸に付け、店内へと移動する。
ざわつく店内に、見知った二人の姿を見つける。
「ピエローん、スカラーんおまたせ★」
素っ頓狂な裏声に、飲んでいたクリームソーダを噴きだすピエロ。
「けふっ、こはっ……はぇ? ドゥ……エ……? お前男じゃァ?」
「あぁん! 今日はぁ~~女の子なのぉ~~ん、あら、スカラーのお洋服、か・わ・い・い~~~♪」
「あ、ありがとー……ドゥーエも似合ってる似合ってる……」
(笑ってやろうと思っていたが……いや、ぶっちゃけカワイクね?)
(オドロイタ……案外、いいかもなァ)
目線で会話を交わす、ピエロとスカラー。
「あん、私も混ぜてよぉ~、んもういけず~~♪ すいませーん! スイーツと、ミルクココア一つ、くださいな♪」
迫力のおネエボイスに、店員がコクコクと頷いていた。
「それにしても遅いぜー。あんま遅いんで、男の娘ナンパしまくりだよ」
「全然上手くいかなかったガナァ」
肩を竦めるピエロ。
「そぉなの? ねね、可愛い子、居たかしら?」
「そうだね……
金髪のショートツインテ
の子なんて可愛かったかな。背が高くて、おへそがチラリと見えるのがいいよねー。あとは、
紅白の巫女
さん。いじるとね、直ぐ真っ赤になるんだよこれが、あはは」
スカラーはどうやらイジリがいのある男の娘がタイプらしい。
「私は……あの子がいいなァ」
やおら立ち上がると、ずんずんと歩いていくピエロ……その先には
音海 なぎさ
こと、ナギ=サイレントオーシャンの姿があった。
「隣、よろしいデスカ?」
「あ、はい、いいですけど……えっと?」
チューチューとバナナオレを吸っていたナギは、どぎまぎしながら応える。
「……バナナオレ、好きなんデスカ?」
「あ、はい、結構……僕、甘いの好きなんです」
(この人、なんだろう? 仮面とか着けてるけど……)
「私は、
甘いスーツの香りがスキデス
」
「へ? す、スーツです、か……」
「エエ…………」
「そう…………」
二人の間に絶望的な沈黙が訪れる。
カランと氷が溶けてグラスの中で音を立てた。
「…………ナンパ、していいデスか?」
「あぅ……ナンパ、だめですぅ~」
ナギはスカートの裾を掴み赤く染まった横顔を見せる。
「そうデスカ…………今日はいいお日柄デスネ」
そんなピエロの様子を、スイーツを食べながら離れた場所で見守っていた二人。
「あはは、何だよスーツの香りってー、ピエロ面白すぎ! あむあむ……おいしいけど、ちょっと甘みがたりないかなぁ~」
フルーツタルトを器用に切り分けながら、口に運んでいる。
「あん、駄目よぉ、男の子が勇気を振り絞って告白したんだからぁ~ん」
「それもそうだけどー、ん、それじゃー僕がお手本ってやつを見せてあげるよー……よし、あの男の娘にきーめた」
「はぁ~い、こんにちは、メイドさん♪」
スカラーがカウンターに座る
檜扇 舞華
ことマイちゃんに声を掛ける。
「こんにちはー。お客様、楽しまれてますか?」
「うん、そーだねー。スイーツも美味しいし、あなた見たいなキュートなメイドさんも居るし……休憩中?」
「あは、違う違う。私実はお客さんなの、これもコスプレよ」
胸元を締め付けるサラシが気になるのか、さりげなく指先で整えるマイちゃん。
(わお、セクシー♪ まるで本物の女の子みたいじゃん?)
「そうなんだ、その割には慣れてるねー」
「ふふ、ありがと」
マイちゃんがボーイソプラノで笑う。良く通る声がスカラーの耳をくすぐる。
「そだ、写真ー撮ってもらおうよー、おーいそこの本物メイドさーん」
「こらこら、人を偽物扱いしないの」
シャッターを切りまくっていたエイプリルを呼び寄せる。
「二人でいい? 駄目って言ってもー、撮ってもらっちゃうけどねー」
「写真ぐらい、いつでもOKですよー。さーこうかな? それともこう?」
美形なスカラーとキュートなマイちゃんの二人が並ぶと、絵的にかなり映える。
「最後に、二人でダブルピース♪ OK? マイちゃん」
「OK、OK。はい、ピース、ふふ」
カップリング萌えーとの叫びを残し、次の獲物を求めて、エイプリルが走り去る。
「なんていうか……メイドさんって理想の男の娘なんですけどー」
(完璧だ、これ程の男の娘はいないよ)
「あはは、そうなんだ? ほんとに、ほんとにほんと?」
「ほんとにほんと……最高の男の娘だよ」
ぷっと思わず噴きだすマイちゃん。そして……
「褒めて貰うのは嬉しいんだけど……あは、私……これでも
女の子
だから……ほら」
ボーイソプラノが、継ぎ目無く女声に変化する。
「う、そ? 女!? 騙された!」
「私は最初から男の娘だなんて言ってませんよーだ」
そんなスカラーの様子を、見守っていたピエロとドゥーエ。
「女の子だったノカ……ビックリ」
「私は最初からわかってたわよぉ~~、だって女の子の匂いがしたもの、おほほほ~」
「匂い……オマエハ一体……どういう奴ダ」
それから暫くして……スイーツを堪能したスカラーとピエロ腰を上げる。
「そろそろ帰るかーピエロ。今日は色々と満足したしー」
「アア……アウ……アノコ、カワイクナイ?……オモチカエリィ~~」
ピエロが、入り口の方ふらふらと歩いていく。その先には……学生服にネコミミ姿で会計を待つ
逆巻 天野
の姿があった。
「オモチカエリは
できマスヨネ?
」
「ん? あぁ、テイクアウトか……出来るみたいだね」
「クックック、ソウデスカ、なら、オモチカエリィ~~」
がばっと逆巻を
横抱き
にする。
「ん、んなぁ!? なにするんだ、やめろ!」
じたばたとする逆巻だが、体格差はいかんともしがたい。
「オモチカエリできルって……いった……テイクアウトォー」
「違っ、ちょ、ま、やめろ!? 人のテイクアウトはなしだろぉ~~…………」
逆巻の悲鳴が遠くなっていく。二人の姿は雑踏の中に消えていった。
「あは、あはは……いっちまったぜー……僕は帰るけど?」
「あはぁん、情熱的ぃ~~。私は遅れてきたしぃ~もう少しいるわぁそれじゃね、スカラー」
(一緒に帰る訳にはいかないしな。俺が誰だって知る気無いだろうしなーHAHAHA)
一人残ったドゥーエ、店内の男の娘観察に没頭する。
「ドゥーエの男の娘チェェ~クゥ♪ あらぁん、あの衣装素敵ぃ~ん、スカラーに似合うかもぉ~。あっちはぁ~ピエロが着てもいいかもねぇ」
はむはむとスイーツを食しながら、チェックを続ける。
「あん、スイーツ、ちょううまぁ~~ん。んん!? あれはきっとマイリトルブラザーに似合うわん♪ あの衣装を着させて、一緒にデートしたらぁ……うふ、うふふふ」
一人自分の世界に没頭するドゥーエに、周りの客が距離を置く。
「あらやだ、もうスイーツお終い? ちょっとぉ~お代り一つ、くっださいなぁ~」
ひらひらと手を振るドゥーエ、近くにいた一二三がオーダーを受けに向かう。
「はい、お客…………様、こちらのスイーツは、お一人様、一個となっておりまして」
「あらそうなの? 残念だわぁ~~……ん、んん、んんん?」
うつむき加減の一二三を下からのぞき込むドゥーエ。
「申し訳御座いません……またご注文がおきまりなりましたら、お呼び下さい」
スカートを翻し、立ち去る一二三。そのまま厨房の方に姿を消した。
「あら……そんな取って食いやしないわよぉ~……なるほどな」
(フフフ、ま、そーいうことか)
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担当ゲームマスター
甲二
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月24日
参加申し込みの期限
2013年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月01日 11時00分
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