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●2人2脚スイカ割り大会(1)●
【寝子ヶ浜海岸・砂浜】
(中々新鮮だね。海水浴は何回かした事あるけど、
こんなに人が多い海を見るのは初めてかもしれない……おや?)
パラソルの下で、その光景を絵に描いていた
日向 カノン
は、ふと絵筆を休めた。
海水浴客でごった返す砂浜。その人混みの間をスルスルと、すり抜けてゆく人物に気が付いたからだ。とくに不自然な所があるわけではない、だから周囲の人たちは彼を、気にも留めない。
けれど、あくまで人の流れに逆らわず……突然走り出すような子供すら自在に避けて行く、その泰然とした足の運びは、カノンの目には魅力的な素材として映った。
「まあ、僕の専門は風景画だけどね」
にぎわう浜辺の絵の一画に、そのパーカー姿の男も描き加えていくカノンだ。
カノンが目撃したそのパーカー姿の男、
立井 駒鳥
は夏が好きだ。そしてすれ違う人も皆、今日の海開きが本当に待ち遠しかったという笑顔。そんな彼らを見ていると、立井の顔も自然とほころんでくるのだが、
「ふむ、じゃが……1人は慣れとるが詰まらんな。
誰か知り合いおらんかな」
スッと鋭い眼差しで周囲を見渡し、
「お! 知り合いみーつけた!じゃよ」
穏やかな表情に戻ると、立井は手を振りその彼に駆け寄った。
「おう! 遠矢!」
「あ、立井さん! こんにちは」
その少年、
遠矢 護
も知り合いの姿にほっとして、笑顔で彼を迎える。
「立井さんもいらっしゃってたんですか。楽しそうですね」
「クハハ! そう見えるかの?
うむ、寒いのは苦手だが、夏は良い! 海は良いのう!」
そう言って闊達に笑う立井は、確かに海がよく似合う。トランクスの水着にラッシュガードを着込んだその姿をまぶしそうに見て、
(わあ、立井さん鍛えてる身体って感じだなー)
(僕は貧相でちょっと恥ずかしいかも……)
と急に気になり、自分の身体を浮き輪で隠してしまう遠矢。
「ねえねえ、こっちでスイカ割り大会やるんだって!
ののちゃん、綾花ちゃん、いっしょに見に行こうよ」
そこに通りがかったのは
夢宮 瑠奈
と、
綾辻 綾花
、
野々 ののこ
の3人の女の子だ。
「へぇ、スイカ割り大会……が、あるんですか?」
同じ1年4組のクラスメイト、綾花に遠矢が訊ねると、
「ええ、2人1組のペアで参加する、変則スイカ割りだそうですよ。
私たち、これからみんなで観戦するんです」
「いっしょに応援するんだー!」
テイクアウトのかき氷を両手に、ののこもにぱっと笑って、
「あっ、もしかして護君たちも参加するとか?」
「いえ、そんな大会、僕はとても……」
けれど隣りに立つ立井の頼もしそうな姿を見て……思いきってこう誘ってみる遠矢だ。
「でも……ちょっと面白そうですよね。
さ、参加してみますか?」
「スイカ割り? 遠矢と俺とで一緒にか?」
遠慮がちに頷く遠矢に、ぱっと顔を輝かせて、
「おう! 勿論参加しよう」
と嬉しそうに立井がこれを快諾する。
「おおー! じゃあ駒鳥君たちの割ったスイカ、ののこに頂戴ね!」
「もーののちゃんったら……うん、でも後でみんなでいっしょに、食べられるといいよね」
そう期待の目を輝かせるののこや瑠奈たちに、ドンと胸を叩いて立井、
「クハハ! 分かったわかった、任せとけ。
いっぱい割ってきて、手土産にしてやるからの!」
「本日は晴天なり、絶好の海開き日和……ってな。
…………クソだりぃ」
打って変わったローテンションで砂浜を徘徊するのはこちら、
吾妻 優
だ。照りつける陽射しを恨めしそうに見上げながら、
「ったく、何なんだ日向のヤツ。海に水着着用で来い、
とか言ってたが……その本人はどこに居やがるんだ」
言われるままに一応は、トランクスタイプの水着を着てきたものの、
「つか何で俺なんだよ……ったく……あ!」
ようやくお目当ての
日向 カノン
の姿を見つけて、ぜーはーとそこにたどり着く。パラソルの日陰から、おや……と顔を上げたカノンは、
「やあ、ユウじゃないか。ここは中々にいい海だね」
「って、おいこら! 人のこと誘っといて、
何であんたはのんきに、絵なんか描いてんだ」
「…………あ、」
「あ、じゃねーよ!」
「そうだ、ユウを誘っていたんだった……。絵の事で頭が一杯だったよ、ごめんね」
「ったく……(ぶつぶつ) で? こんな所まで呼び出して、俺に何の用だよ」
「ああ、実はね、……」
「スイカ割り大会? 2人1組でペアになって? 片方がおんぶされる?
いやいや、何だよ『頑張ろう』って。まさか俺にやらせる気じゃ……」
「うん。こういうのは男子と組むのが妥当だと思うんだ」
「はぁ!? 何だよそれ、聞いてねぇぞ!!」
「うん、言ってなかったから当然かな」
「いやそういう事じゃねぇ! 何で呼ばれたのかと思ったら、これの為かよ!」
「商品券はユウも損しないだろ? 目指すは賞品ゲットだ。
ああ勿論、僕からもお礼はするよ(ぬぎっ)」
「ちょ、ばっ、おまっ!!?」
水着姿になったカノン、狼狽する吾妻をキョトンと見返して、
「ん? どうしたんだいユウ、顔が真っ赤だよ?
……この水着? ああ、めんどくさいから下に着てきたんだ。
学校の水着だけど。何かおかしいかな?」
◇
そしてこちらにもまた1人、スイカ割り大会への出場を考えている選手がいた。
乱雑なボサボサ髪と怪しいメガネで笑う、このつかみ所のない男。名を
信楽 世平
と言う。
「西瓜割り大会に参加すりゃ、西瓜食える筈……ですよね?
でも相手がいやせんし……さぁて、どうしやしょうかね?」
そこで長い黒髪をふわりと掠めて通り過ぎた、そのやたらと目立つ男を、
「ちょい! そこの……眼帯ロン毛さん! お話が!」
と試しに呼び止めてみる信楽。その眼帯男──
葦原 忍穂
はぴたりと立ち止まり、
「……貴様、我が名はルシフェル、片翼の堕天使―ルシフェル―だ。
眼帯ロン毛などと二度と呼ぶでないぞ」
え〜……、ごめんなさい。本人が拗ねちゃったので、以後彼のことはフルネームではなく、ルシフェル様と表記することを、どうかお許し願いたい。怒られた信楽の方は、
(この人、面白ぇですね……)
とこみ上げる笑いを押し殺しながら、それでも飄々と、
「失敬失敬。あの、あっし西瓜割り大会出たいんですけど、
1人じゃ駄目みてぇなんでご一緒しやせん?」
「西瓜割り大会、か……」
フム、と自分が一番格好良く見える角度で、思案ポーズにふけりつつ、
(此奴、我が恐ろしくはないのか……? 何も考えていない故であろう、がな)
とこちらも信楽にちょっと興味を持った様子のルシフェル様だ。
「結果に係わらず後でかき氷奢りやすから。
勝ったら練乳付きですぜ、いかがでしょ?」
「よかろう(即答)。人間を導き助くは我が趣味であるからな。
かき氷が貴様の対価か。甘味に釣られる我ではないが、まぁ及第点としよう(ニヤリ)」
「決まり♪ あっしは信楽世平と申しまさぁ」
「我が名はルシ……」
「んじゃ、何か長ぇんでルシ様で! よろしくお願ぇしやすぜルシ様♪」
「……ルシ様、か。よかろう、精々我を楽しませるがよいぞ」
(何故短縮して呼ぶ者が多いのであろうな……)
と内心で首をひねりつつ、ともかくこうして、ルシ様と信楽世平の、異色即席ペアがここに出来上がったのだった。
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月23日
参加申し込みの期限
2014年03月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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