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- 00月00日生 00歳
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ようこそ、海開き！
●みんなで砂遊び（３）●
【寝子ヶ浜海岸・砂浜】
（やばい……。この神様、本当にアホの子だ……！）
と、その場にいる全員が、そう思ったかどうかは分からないが。スッと無言で立ち去った旅鴉 月詠が、しばらくするとまた、サンマさんの手をぐいぐい引いて現れた。
「よっ！ 俺のファンの子がいるってのは、こっちかい？」
「うきゃぽーー！！ わーいわーい、サンマさんだ〜♪
（はっ）だ、だめだよ！ サンマさんまだ……お仕事中だもん！（葛藤）」
「いいや、そいつは違うぜ、野々。（きらーーーん☆）
サンマさんはな、今……休憩中なんだ！」
そう言ってサンマさんの後ろから、どやどやと現れたのは風雲児 轟。そして佐々 寿美礼、雨崎 荒太郎の３人──そう、寝子ヶ浜ライフガードの皆さんだ！ 月詠が彼らに事情を話し、サンマさんにしばし休憩を取ってもらったのである。
「おっと、ちょっと休憩するだけだからな！ すぐ戻るぜ！」
「大丈夫だよ、サンマさん。その間の海の安全は、私たちに任せて！」
とドンと競泳水着の胸を叩いて寿美礼が請け合えば、後輩の雨崎も、
「そもそもサンマさん、泳げんのっ？ 上しか見えないんだから、
今までだって全然見張れてなかったよーな……（もがもが）」
その口をニカッと塞いで風雲児も、
「サンマさん１人じゃカバーしきれない所を手助けする、
それが俺たちの役目ってもんだぜ！」
◇
こうして、ライフガード有志さんの粋な計らいにより、晴れてののこはサンマさんと遊べることになったのである。
「ヤッターー！ みんなみんな、本当にありがとう！
サンマさんドーーーン！ サンマさんドーーーン！」
「ハッハッハッ。お嬢ちゃん……何で俺にぶつかってくるんだぜ？？」
そんなののこの楽しそうな様子を見ながら、
「どれ……サンマ像の続きは、私が作ろうか」
と、やりかけの作業を引き継いでやる月詠だ。未完成でも、ののこが経過で満足してくれたなら、それで良い。月詠の方は竹串を使い、カリカリと丁寧に模様もつけて、
「ふむ……よし、完成だ」
「わわっ、月詠ちゃん！ 私が作ってたのより、
ずっと美味しそうなサンマさんだよ！」
「美味しそう？ 斬新な感想だな」
「うん、すごい……ね。砂で出来てるって思えないよ」
と恵御納 夏朝も出来を褒めれば、
「本物のサンマさんと並んでもらって、記念写真を撮りましょう」
等身大のＷサンマさんを囲む、ののこと友達たちの写真を、思い出に収める綾辻 綾花だ。
「あら？ サンマさん、ちょっと太りましたか？
お砂の像の方より、お腹が出てるような……」
「ん？ そうかい？ 気のせいじゃねえか？」
そこに通り掛かったのは、愛を求めて（？）さすらう、伊賀 解理である。
「あっ、解理ちゃんだ！ 解理ちゃんもドーーーン！」
「のわっ！？ 野々氏、いきなり何をする」
「あはははは！ ののこちゃんにもドーーーン！」
その後ろから飛びつき、笑いながら転がる夢宮 瑠奈とののこの２人を眺めながら、
「いいなぁ、僕もこれぐらい何も考えず遊びたいものだ……別に馬鹿にしてるわけじゃないぞ？」
（そうだ、野々氏と一緒に過ごしてみようかな。彼女の無邪気な姿を見ていれば僕も無邪気に……
なるわけがないが、それでも今よりは楽しめそうだ）
というワケで、晴れて解理もぼっちから、砂遊び組への仲間入り。
「（作品を見て回り）ふむ、そういう遊び方もいいが、
やはり砂に埋まって楽しむアレもやっておくべきだね。
というわけで、野々氏を埋めよう。どんな形にしてほしい？」
「あのねー、うなぎサンマさん！」
サンマさんが頭、自分が足役になって、やたらと長いサンマさんを砂浜に作り、バタ足ではしゃぐののこだ。
「じゃ、次は解理ちゃんの番ね！」
「あっ、僕は遠慮しておくから！ いいか、僕は遠慮するからな！」
深民 実々の力作、砂のお城のトンネルに寄ってたかって埋められる解理。実々はにっこり、
「よーし、じゃあお堀に水を流して完成だよー！ えーい！（ドッバァー）」
「モ、モガーーーーーーーーーーーーーーー！！？（ゴポゴポ）」
そして多喜 勇生は、そうして出来上がった皆の作品を、携帯の写メに収めて回る。
「夏朝ちゃんの猫も、出来たんだねー。
この点目の猫さん、きみのビーチボールの猫みたいだ、可愛いな（ぱちり）」
「うん……ありがとう。多喜君も、すごくいっぱい作ったね」
と、砂浜のあちこちに寝転ぶ猫の姿を、うれしそうに見回す恵御納 夏朝に、
「うん、つい夢中になっちゃったけどやっぱり物作りは楽しいなー。
砂像は崩れるのが宿命だけど、これも僕の作品だから、
何かに形に残しておきたいんだよねー」
と自分の作品群にも、携帯のカメラを向けて。
（今日来れなかった友達にも、見せてあげられるように）
よく晴れた空と海もフレームに切り取り、まどろむ猫たちを撮影していくのだった。
【寝子ヶ浜海岸・砂浜】
（やばい……。この神様、本当にアホの子だ……！）
と、その場にいる全員が、そう思ったかどうかは分からないが。スッと無言で立ち去った旅鴉 月詠が、しばらくするとまた、サンマさんの手をぐいぐい引いて現れた。
「よっ！ 俺のファンの子がいるってのは、こっちかい？」
「うきゃぽーー！！ わーいわーい、サンマさんだ〜♪
（はっ）だ、だめだよ！ サンマさんまだ……お仕事中だもん！（葛藤）」
「いいや、そいつは違うぜ、野々。（きらーーーん☆）
サンマさんはな、今……休憩中なんだ！」
そう言ってサンマさんの後ろから、どやどやと現れたのは風雲児 轟。そして佐々 寿美礼、雨崎 荒太郎の３人──そう、寝子ヶ浜ライフガードの皆さんだ！ 月詠が彼らに事情を話し、サンマさんにしばし休憩を取ってもらったのである。
「おっと、ちょっと休憩するだけだからな！ すぐ戻るぜ！」
「大丈夫だよ、サンマさん。その間の海の安全は、私たちに任せて！」
とドンと競泳水着の胸を叩いて寿美礼が請け合えば、後輩の雨崎も、
「そもそもサンマさん、泳げんのっ？ 上しか見えないんだから、
今までだって全然見張れてなかったよーな……（もがもが）」
その口をニカッと塞いで風雲児も、
「サンマさん１人じゃカバーしきれない所を手助けする、
それが俺たちの役目ってもんだぜ！」
◇
こうして、ライフガード有志さんの粋な計らいにより、晴れてののこはサンマさんと遊べることになったのである。
「ヤッターー！ みんなみんな、本当にありがとう！
サンマさんドーーーン！ サンマさんドーーーン！」
「ハッハッハッ。お嬢ちゃん……何で俺にぶつかってくるんだぜ？？」
そんなののこの楽しそうな様子を見ながら、
「どれ……サンマ像の続きは、私が作ろうか」
と、やりかけの作業を引き継いでやる月詠だ。未完成でも、ののこが経過で満足してくれたなら、それで良い。月詠の方は竹串を使い、カリカリと丁寧に模様もつけて、
「ふむ……よし、完成だ」
「わわっ、月詠ちゃん！ 私が作ってたのより、
ずっと美味しそうなサンマさんだよ！」
「美味しそう？ 斬新な感想だな」
「うん、すごい……ね。砂で出来てるって思えないよ」
と恵御納 夏朝も出来を褒めれば、
「本物のサンマさんと並んでもらって、記念写真を撮りましょう」
等身大のＷサンマさんを囲む、ののこと友達たちの写真を、思い出に収める綾辻 綾花だ。
「あら？ サンマさん、ちょっと太りましたか？
お砂の像の方より、お腹が出てるような……」
「ん？ そうかい？ 気のせいじゃねえか？」
そこに通り掛かったのは、愛を求めて（？）さすらう、伊賀 解理である。
「あっ、解理ちゃんだ！ 解理ちゃんもドーーーン！」
「のわっ！？ 野々氏、いきなり何をする」
「あはははは！ ののこちゃんにもドーーーン！」
その後ろから飛びつき、笑いながら転がる夢宮 瑠奈とののこの２人を眺めながら、
「いいなぁ、僕もこれぐらい何も考えず遊びたいものだ……別に馬鹿にしてるわけじゃないぞ？」
（そうだ、野々氏と一緒に過ごしてみようかな。彼女の無邪気な姿を見ていれば僕も無邪気に……
なるわけがないが、それでも今よりは楽しめそうだ）
というワケで、晴れて解理もぼっちから、砂遊び組への仲間入り。
「（作品を見て回り）ふむ、そういう遊び方もいいが、
やはり砂に埋まって楽しむアレもやっておくべきだね。
というわけで、野々氏を埋めよう。どんな形にしてほしい？」
「あのねー、うなぎサンマさん！」
サンマさんが頭、自分が足役になって、やたらと長いサンマさんを砂浜に作り、バタ足ではしゃぐののこだ。
「じゃ、次は解理ちゃんの番ね！」
「あっ、僕は遠慮しておくから！ いいか、僕は遠慮するからな！」
深民 実々の力作、砂のお城のトンネルに寄ってたかって埋められる解理。実々はにっこり、
「よーし、じゃあお堀に水を流して完成だよー！ えーい！（ドッバァー）」
「モ、モガーーーーーーーーーーーーーーー！！？（ゴポゴポ）」
そして多喜 勇生は、そうして出来上がった皆の作品を、携帯の写メに収めて回る。
「夏朝ちゃんの猫も、出来たんだねー。
この点目の猫さん、きみのビーチボールの猫みたいだ、可愛いな（ぱちり）」
「うん……ありがとう。多喜君も、すごくいっぱい作ったね」
と、砂浜のあちこちに寝転ぶ猫の姿を、うれしそうに見回す恵御納 夏朝に、
「うん、つい夢中になっちゃったけどやっぱり物作りは楽しいなー。
砂像は崩れるのが宿命だけど、これも僕の作品だから、
何かに形に残しておきたいんだよねー」
と自分の作品群にも、携帯のカメラを向けて。
（今日来れなかった友達にも、見せてあげられるように）
よく晴れた空と海もフレームに切り取り、まどろむ猫たちを撮影していくのだった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年02月23日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年03月02日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年03月02日 11時00分
