this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子島★トマト祭り
<< もどる
1
…
19
20
21
22
23
…
24
つぎへ >>
「テッペン目指すのが、男の道だよな……秘技、トマト落とし……!!」
巧みに相手の隙をうかがいながら、彩斗はかき集めたトマトを容赦なく相手の背後に浴びせた。
「林檎さん!」
けれど狙われた林檎は、今日は月乃以上の豪運に守られていた。
トマトは足元に、大きな液だまりを作ったのみだ。
「おっと!
わゎ、忠告ありがとう未央君
」
すぐさま、林檎のペア未央から反撃が入る。
ノーガード戦法で獅子奮迅の戦いを見せていた刀は、疲れが見え始めていた。
だが気合だけは、誰にも負けない。
膠着してた林檎ペアと、陽太&彩斗の戦いに乱入して、大いに掻き乱した。
陽太はうまく距離を取って、得意の投擲で刀をピンポイントに攻撃する。
結果、一瞬の気の緩みが大きな隙を作り、刀は うっかり転んでしまった。
「くそ、しまった……!」
「やるな……よーた」
しかし陽太が叫んだ。
「あやと、避けろー!」
「遅い!
今度はこっちの番だね、貰ったよー!
」
競技も終盤に差し掛かり、いい感じに疲労して来た林檎。トマトを握りつぶしてしまう事無く、掴んで彩斗に投げつけた。
彩斗は自分で作った大きな液だまりに、足をとられて転倒した。
「あやと、大丈夫かー?」
膨れっ面の相棒に、陽太は気遣わしげな視線を向ける。
「へーきだけどさ」
立ち上がった彩斗は、陽太と掌をパシンと打ち合わせた。
「俺の分も、目一杯戦えよな……負けるなよ、よーた」
「了解、だよぅ」
陽太と林檎の戦いでは、未央を守りながら戦うと決めていた林檎の方が、動きが制限されて不利だった。
強い運に守られてきた彼女だったが、どうやらここまで。
一方。
月乃と蛇那伊の戦いは、怒涛の押しで月乃が勝利していた。
その裏では米太郎と剛は、カウンター。
前半でハッスルしすぎた真央は、疲労で足がもつれ自爆して果てていた。
いよいよ、ラストバトル。
月乃と陽太の、決戦である。
「体育科の意地と、猫鳴館のハングリー精神を見せてあげるよ」
「受けて立つよぅ♪」
それぞれ、攻守に気を配った白熱したバトルが続き。
女性ながら、いや女性だからと言うべきか。自身の体力・体力をうまく運用した月乃は、地力の高さも手伝って、次第に自分の戦いを展開していった。
そして、最後までフィールドに立っていたのは――。
「栄えある優勝者は、
藤堂 月乃
嬢じゃ! おめでとう!!」
納 利悟
が初めに拍手をし、皆もその後に続いた。
「私……? 私が優勝!?」
戸惑いながらも、利悟に導かれるまま木箱で作った表彰台に進み、月乃は皆の声援に応えた。
「おお、よく頑張った! 感動した!」
吉祥寺 黒子
が力強く手を叩き、さとみもそれに倣った。
「すごかったねー!」
「ああ! ……あ、さとみちゃん暑くないかい? スムージーでも、飲みに行こうか?」
「うん!」
さとみの額の汗をハンカチで拭いてやりながら、黒子は手を繋いで再び出店へ向かった。
「おめでとう、ナイスファイトだったわ」
握手を求めてきた蛇那伊の手を、月乃が握り返す。
「ありがとう、あなたも強かったよ」
「皆さん、応援ありがとうございました! 猫鳴館の皆、今日の夕飯は天丼にしようねー!」
月乃が高々と掲げたトロフィーに、割れんばかりの拍手が会場から起こった。
「尚、参加者全員に後で、トマト1箱を進呈するから、受け取り忘れんようにな」
「「は~い!!」」
「おお、そうじゃ……」
とまとこねこさん付きのマイクを手にして、利悟は小指を立てた。
「えー、閉式にいい話をしようかの……。
トマトの収穫は、実はワシでも65回しかやっておらぬのじゃ。
そう、一種類の天然農法野菜は、野菜1年に1回の収穫。人生で百回も収穫できぬ、貴重なものじゃ……。
最近は科学の力で、回数が増えておるが……でも実際は、とても貴重なんじゃよ。
一食一食、感謝して頂いてほしいのぉ」
スケッチブックに筆を走らせながら、月詠は静かに耳を傾ける。
「六次産業も、一次産業が元気でないと成り立たないからね……」
一旦、下書きする手を止めて、月詠は利悟に拍手を送った。
彼女の被写体が、躍動感を持って風景に納まるのも、皆が祭りを楽しんだお陰だ。
「さて、こんなもんだろう。そろそろ料理の仕上げにかかるかな」
「おーっ、働き過ぎて腰に来た……死んじゃうかもしれない……ワシは……もうだめじゃ」
「わ、納のじっちゃん! 大ジョブ!? 今、俺様が……」
突然、腰を抑えて蹲った利悟に、
宇佐見 望月
は慌てて駆け寄った。
ところが。
競技終わったし、出店でも見に行くかと
緑野 毬藻仔
を連れて歩いている、孫の
納 十一
の姿を目にした途端、利悟の態度は一変する。
「そこにおったのか、孫よ!! マジ捕まえる、サボるのダメ、絶対じゃ――!!」
力強く大地を蹴ると、孫の頭上目掛けてハイジャンプ!
「ドコが駄目なんだよ、じっちゃん!!」
取り越し苦労に、望月も泣き笑い。
「うわぁ、爺ちゃんがすごい勢いで降ってきた! いや、これはサボっていたんじゃないんだよ、友達は大事って……うわーっ! 引きずらないで!」
哀れな十一を待っていたのは、食べ物の香りに引き寄せられて、害獣がやって来るのを防ぐための、後片付けという名の重労働だった。
「え、えとー……私も手伝おっかな……」
ズダ袋のように、引き摺られていく十一に、毬藻仔もスゴスゴと付いていく。
会場は、真っ赤っ赤。
これはやりがいのある、仕事になりそうだ。
<< もどる
1
…
19
20
21
22
23
…
24
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子島★トマト祭り
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月06日
参加申し込みの期限
2014年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!