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chapter.7 知らないセカイ
噴水広場から慌てて逃げ出した利平は、miaoの中へととりあえず避難しようと入り口へと向かっていた。
すると、miao入り口の自動ドア付近で何やら人だかりが出来ているのを見つけた。
「なんだ? またこっちでもアイドルだか何だかのライブがあるのか?」
人混みをかき分けて、その中心に目をやる利平。次の瞬間、彼は大きく口を開け、言葉を失った。
「……!?」
彼が見たもの、それは制服姿の上から自らの体を縄で縛っている
上穗木 千鶴
だった。
「え……え!? な、なんだこれ」
やっと出た言葉は、戸惑いの言葉だった。俄然興味をひかれた利平は、食い入るように千鶴を見つめた。
よく見ると、彼女は手にA4サイズくらいの大きさの本を持っている。
「なんだアレ……!?」
それを見た利平は、再度言葉を失った。その本の表紙を飾っていたのは、紛れもない、目の前にいる千鶴だったからだ。おまけに、服装もまったく同じである。つまり、縄で縛られている少女が表紙の本を、縄で縛られている少女が持っているのだ。なんだこれ。
もう、疑問がゆうに10個くらいはあった。でも、利平はそれらをすべて頭から取っ払った。なぜなら、目の前の千鶴の胸部が、ものすごく過激なことになっていたからだ。
彼女の胸は縄でうまい具合に縛られていたため、ただでさえ大きなバストがより強調される形となっていたのだ。
さっきまでおっぱいおっぱいと歌っていた利平がこれに食いつかない道理は、ない。
「ちょ、おいっ、これを見せてくれ!」
利平はいても立ってもいられず、千鶴に話しかけて彼女が持っていた本を手に取った。
ぺらぺらとページをめくると、そこには彼が見たこともない世界が広がっていた。
「これは、おっぱいじゃないか!」
「いや、写真集だよ。何を言っているんだいきみは。通報するよ」
「ええっ!? 通報はもう勘弁してくれよ!!」
ていうかその格好も通報モノだろ、と言いそうになって慌てて口をつぐんだ。そんなことを言って本当に警察が来たら、この眼福タイムが終わってしまう。
「写真集、って」
利平は、改めて本を見た。言われてみれば、そこかしこにアーティスティックな雰囲気が漂っているようにも見える。あとやっぱり、強調されたおっぱいの形が見える。
利平は、自分の股間がアーティスティックな造形になっていくのを感じた。アーティスティックって言っとけばセーフなのだ。
「いやなに、自費出版だけどね。緊縛系アイドルとして、一歩踏み出してみようかなと」
「緊縛系アイドル!?」
まったくもって聞き慣れないフレーズに、利平は衝撃を受けた。我々も受けているところだ。
彼女——千鶴は、以前ゆずかに誘われた時、衣装として縄を提案していた。もちろん却下されたのだが、この時どうも千鶴は縄への思いをこじらせたらしい。
彼女には幸い金とコネがあったため、自費出版すること自体はそう難しいことではなかった。
「あっちの方にもアイドルがいたけど、俺の知らないとこでアイドルブームが来てんのか……」
利平がううむ、と声を漏らすと、千鶴は思い当たる節があったのか、「ああ」とそれに反応した。
「大沢ゆずかのことだね、おそらく」
「知ってんのか?」
「ぼくも、前に一度誘われてね。結局断って、今こういう活動をしているんだけど」
千鶴がひとりで動いていたのは、ゆずかに話を持ちかけてもおそらくまた縄は拒否されるだろうと思ったのもあるかもしれないが、何より父から「昔のアイドルはひとりで活動している人もいた」と聞いたからというのが大きい。
「こういう活動してるのは分かったけど、なんで場所がここなんだ?」
「いや、最初はこの建物の中でやろうとしたんだけどね」
「マジかよ……」
入り口よりハードル高くなってるじゃねえか、と驚きつつ、利平は話の続きを聞いた。
「ここに入っている書店に頼み込んだら、この格好を理由に断られてしまったというわけだ」
もう一度言うが、千鶴の今の格好は制服の上から体を縄で縛っている、お子様には刺激の強いファッションだ。書店側が受け入れる方がむしろ怖い。
やむを得ず、miao入り口に陣取りアピールをしていた、ということのようだ。もちろんこの場所も、無許可である。
「そうだ、良かったら一部買ってくれないか?」
「え、こ、これをか!? いいのか!?」
「いいも何も、そのためにぼくはここに今日来ているんだ」
「買うっ、買うぞ! 二部買ったらおっぱい揉めたりするのか!?」
「いや、それはないけれど」
「三部、三部ならどうだ!」
「……きみ、なかなかえげつないな」
まったく、さっきまでアイドルにハマってるのはなんちゃらとか言っていたのはどこの誰か、小一時間問い詰めたい次第である。
揉む揉まないのくだりは置いておいて、千鶴は利平に写真集を一部売った。実はこれが、本日初の売り上げである。
「ありがとう、実はなかなか誰も買ってくれなくて困っていたんだ」
利平は感動した。こんな素敵なものが手に入って、しかもお礼を言われるなんて。
「ああそうだ、ついでといってはなんだが、もしマネージャーやプロデューサーに興味があるという人がいれば、紹介してくれるとさらに有り難いな」
「マネージャー……? それはおっぱい揉め」
「いや、そういうことではなく」
ほんとこの男、おっぱいにしか興味ないのか。千鶴は手売り第一号が利平だったことをちょっと残念に思いつつ、「そういうわけでよろしく頼む」と言ってまた写真集の宣伝を通行人へと始めた。
ちなみにその数分後、通行人が連絡したのか、miaoの警備員がやってきて千鶴は強制的に退去させられた。
千鶴の記念すべきグラビアアイドル(緊縛系)デビューは、売り上げ一冊という厳しい結果に終わったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月04日
参加申し込みの期限
2014年02月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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