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chapter.1 保健室のルール
保健室の先生は、忙しい様子を見せてはいけない。本当は忙しいとしても、だ。
いざ生徒が保健室に来た時、そこは話しかけやすい空間になっていなければならないからである。
養護教諭、
鷲尾 礼美
はそのルールをしっかりと守っていた。
が、しかし。
ここ最近急に増えだした病人の数に、さすがの礼美も慌ただしさを隠しきれなくなっていた。
「今日も、いっぱいになりそうね」
ぽつりと、礼美が呟く。
時間は午前9時を回ったところだ。1限目もまだ終わっていないというのに、保健室には既に
野々 ののこ
を含めた何人かの生徒が横になっていた。
患者急増の理由は、突然流行りだした、謎の体調不良である。ここに来る者の多くは、口々に「だるい」「倦怠感がある」と言う。
何が原因か、何の病気かも分からないまま、礼美はその対応に追われていた。
もちろん通常通り、その他の病人や怪我人も来るのだから、彼女が忙しさを隠す余裕がなくなってしまうのも、無理はない。
現に、今もここには様々な理由でベッドを使用している生徒がいる。
礼美は、カーテンで仕切られたベッドの方へと歩いた。
「体調はどう……って、わっ」
カーテンを開け、
上穗木 千鶴
の様子を見ようとした礼美は思わず驚きの声をあげた。
「ん……?」
千鶴は、眠たそうに目をこすって礼美の方を向く。
「あれ、先生。なんで驚いてるの?」
「いや、その格好……」
礼美の視線が、千鶴の首から下へと向けられる。そこには、衝撃的な光景が広がっていた。
千鶴はなんと制服を脱ぎ、ブラジャーすらも外した状態で寝ていた。つまり、まとっているのは下の布一枚だ。オンリーロンリーパンティーである。
「あれ、布団ずれちゃってたんだ」
はだけていた布団をもぞもぞと直しながら、千鶴が言う。
「な、なんで脱いでるの?」
確かこの子は、熱っぽいとかで休んでいたはず。まさか熱くて脱いじゃった……?
礼美が頭の中で推理を働かせる。しかし千鶴の口から返ってきた答えは、予想外のものだった。
「これは、制服がシワになるといけないと思って」
「几帳面!? ていうかブラは!?」
「サイズが合う下着がなくて……」
「ええっ!? ていうことは、今だけじゃなくいつもそうなの!?」
千鶴の発言に、礼美は度肝を抜かれまくった。
確かに目の前の女の子は、15歳にしては成長が良すぎる。しかし、だからと言ってこれはいかがなものか。
もしカーテンを開けたのが自分ではなく男子生徒とかだったら、大惨事になるところだった。
「体調が悪い時は……ていうか体調が普通の時もだけど、服は着てなきゃダメよ?」
「でも先生、ぼく、どんなブラをすればいいか分からなくて」
「……じゃあ、私がいつも買ってるお店後で教えてあげるから、とりあえず今は制服を着なさい?」
礼美に言われると、千鶴は渋々といった様子で首を縦に振るのだった。
ちなみに彼女が朝早くからここに来た本当の理由は、熱ではない。前の日に夜更かしをしてしまったため、授業をサボりたかったからである。
もっとも、その夜更かしが原因で、本当に発熱していたことに彼女が気づくのはもう少し先なのだったが。
「ふう、びっくりした……」
カーテンを閉め、礼美が一息吐く。
直後、保健室の扉が開いた。入ってきたのは、
雪原 真白
だ。普段は元気な彼女だが、明らかにいつもと様子が違っていた。
「先生ー……」
「あら、どうしたの?」
「なんかすごく体がだるくって、授業どころじゃないんです……ちょっとでいいから、ベッドで休ませてもらっていいですか?」
「熱はないのね?」
「はい、でもとにかく何もする気が起きないくらいだるくて……」
礼美は少し考えた後、真白にベッドで寝ることを許可した。
本来ならそれだけで休ませることはあまりないのだが、同じ症状の生徒がこれまで何人もいたことが礼美にそう判断させたのだろう。
「ええと、空いてるベッドは……」
礼美がさっと室内を見渡す。幸いまだベッドには空きがあるようだった。
「じゃあこっちに来てちょうだい」
言って、礼美は部屋の一番奥のベッドへ真白を案内する。しかし、礼美が思っているよりも、真白の病状は酷かった。
——あぁ、だるくて動きたくないなあ。あのベッドまで行くのも、だるいなあ。
この病はなんと、真白にここまで思わせていたのだ。
もう保健室まで来れたことが相当な奇跡と言えるレベルだ。
「うん? どうしたの、こっちよ」
後についてこない真白に気づき、礼美が手招きする。距離にして僅か数メートルだが、真白にとってはそれが大きかった。
どうにか動かないまま、ベッドまで行けないかな。
そんなことをぼんやり考えていた真白だったが、瞬間、彼女は閃いた。
「そうだ……!」
こんな時にこそ、自分のろっこんが役に立つかも、と。
思うが早いか、真白は礼美の近くのベッドを見つめ、念じた。彼女のろっこんは「テレポーテーション」。
念じながら見つめた場所へと、自分の体を瞬間移動できる力だ。
「……? あれ?」
礼美の視線が真白から外れた、その僅かな時間の間に真白は姿を消した。
「ど、どこに行ったの?」
戸惑う礼美。直後、彼女の耳に届いたのは真白の大きな声だった。
「わあっ!?」
「な、何……っ?」
礼美は慌てて声のする方を向いた。声は、彼女のすぐそばのベッド——真白に案内したベッドの隣にあるカーテンの奥から聞こえた。勢い良くカーテンを開けた礼美は、信じられないものを目撃した。
なんと、そこには先ほど服装を注意した千鶴と、消えたはずの真白が同じベッドの上にいたのだ。
しかも、なぜかふたりとも服を着ていない。
「ど、どういうこと!?」
礼美が目を丸くして困惑の声をあげる。が、戸惑っていたのは千鶴や真白も同じようで、全員が全員「この状況は何?」と困ってしまっていた。
状況を把握しようと、真白が自分の行動を整理する。
「えっと、確か私、あのベッドに移動しようと思って……じっと見つめて……」
そこで、真白はハッと気づいた。
もしかして、見つめるベッドをうっかり間違ってしまったのでは、と。その結果、本来テレポートするはずの隣のベッドに移ってしまったのでは、と。
そしてその予想は、当たっていた。
加えて、真白のろっこんは衣服などが転移出来ないこと、たまたま隣のベッドに千鶴が寝ていたことなどが重なり、この光景が生まれてしまったのだ。
「なんで君がこのベッドにいるの!?」
「ええっと……あの、先生、これは違うの。不可抗力っていうか何ていうか」
「そしてなんで何も着てないの!?」
「あー、うー、だからそれはその……」
「ていうか、上穗木さん、さっき制服を着なさいって言ったのになんでまた脱いでるの!?」
「やっぱり、制服がシワになるのはまずいかなって」
「几帳面!? 今の格好の方が、よっぽどまずいことになってるの気づいてる!?」
目の前の裸ふたりの言葉に激しく反応しつつ、礼美は半ば無理矢理彼女たちに服を着せた。
「いい? ちゃんとベッドはひとり一台使うこと! あと、服はちゃんと着ること!」
改めて礼美から注意を受けると、千鶴と真白は返事をして各々のベッドに横になるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月03日
参加申し込みの期限
2013年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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