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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●2日目:英語
(まずは英語からですね! 大丈夫、単語が分かればフィーリングで何とかなります。人と同じです!)
薄野 五月
がフィーリングと想像力で英語のテストに臨み始める。
だが、この日のテストはのっけから落ち着きを失っていた。
「鬼崎、英和辞典の持ち込みは禁止だ」
「桐島先生、没収しないでー! 私のお守りー!」
声の主は定食屋「おにざき」の看板娘、
鬼崎 あやめ
。
外国語――正確にいうと、日本語、漢字、カタカナ以外の言語――に苦手意識のあるあやめにとって、英語は鬼門中の鬼門。しかし、今回の期末テストは違っていた。
先日の瓜山先生宅での事前勉強会
にて、英和辞典の使い方を覚えたのだ!
この英和辞書を持っていると、苦手な英字も読める気がした。大丈夫、私は出来る子頑張れる子だよ、あやめ! と自分にエールを送り、実際、上手くいきそうな気がしていたのだが。
「ダメと言ったらダメだ。鉛筆と消しゴム以外のものは仕舞えと言ったろう。これは試験が終わったら返す」
「そ、そんなあ~!」
なんと御無体な桐島先生。
英和辞典、カムバーック!! と叫んだところで、辞書が戻ってくるはずもなく。
諦めて、あやめは胸に手を当てた。
(落ち着いて私。テスト勉強はした……苦手に真正面からぶつかって、外国語を見ても15分も耐えられるようになった。それも……)あやめの脳裏に、星空をバックに微笑むある人物の顔が浮かぶ。(……私をフッてどこかへ消えたお兄ちゃんを後悔させてやるため。いつか笑顔で幸せ掴んで、フッたことを後悔させるんだ……)
あやめの瞳に涙がひとつぶ。
(お兄ちゃん……)
ぐいぐいとそれを拭く。そして、英語の問題に取り掛かる。
(読める。いままで全然読めなかった英文が、ちょっとわかる! あ、この問題、サービス授業のときの!)
あやめは鉛筆を走らせる。全部の問題は解けないかもしれないけれど、いままで英語は赤点だったことを思えば大きな進化だ。頑張れあやめ! いい女になれ!
――が、そのあやめの進撃を阻むものがあった。それも複数。
(鷹取先輩、やたら貧乏揺すりしているけど調子悪いのかなあ?)
北原 みゆき
は、ワカメ頭のワカメ先輩こと
鷹取 洋二
が立てるカタカタという音が気になっていた。
(――あ、動きが早くなった!)
気になるよね、と同意を求めるように、同じクラスの
伊藤 佳奈
を見る。佳奈は苦手な英語の問題を前にすっかりグルグルおめめになってしまっていたが、それでもみゆきに微笑みを返してくれた。騒音に眉根を顰めていた
天満 七星
も、いつもと変わらず自然体な
白咲 琴音
も。
彼女たちは1年2組のクラスメイト。一緒に期末試験の勉強会をした仲間たちだ。
そのとき、みゆきの耳にこんな声が聞こえてきた。
「ねー、テスト終わったらどっか行かない?」
10秒以上続く沈黙に耐えられないチャラ男、
南波 太陽
の小声だ。1日目はあまりに暑くて眠ってしまっていたため静かだったが、起きている彼にとって、口を閉じているというのは空気を吸わないというのと同義であった。
(うぅ、ナンパされてる気がするよぅ。自意識過剰になってるだけだよね? 私じゃないよね?)
そのあとも、これ何て書いてあんの、とか、テンプラって何語? とかあれこれ話しかけてきているようだったが、みゆきはじっと下を向いて耐える。
(負けない。クラスのみんなと勉強したし、日本史を教えてくれた友人のおかげで、今日は得意科目が多い日だもん。見てて、私いい点取るよ!)
みゆきが相手をしてくれなかったので、太陽は9秒ほど沈黙したあと頬杖をつく手を変えた。
「なぁなぁ、今日ヒマ?」
今度の相手は、運悪く傍の席になってしまった切れ長の目のツンドラ少女、
雪 莉沙
だ。
(……うるさい。なにこの男。ちょっと黙っていられないの?)
男の上ばきのラインが青なので、2年生だということはわかる。
(大体何でこの学校は全学年まとめて一緒にやんのよ。そういうのって過疎ってる場所の人数少ない学校でやるもんじゃないの?)
ごもっとも。それはまあ、大人の事情とかごにょごにょあるのだが、それはともかく。
呼吸、というのは不思議なもので、そのときの気持ちが呼吸の仕方にも現れるものだ。
このとき莉沙の呼吸は知らず浅くなっていた。
(……あぁもう。またどうでもいい考えで手を止めちゃったわ)
一度目を閉じて深呼吸をし、イライラを追い払うように息を吐き出す。
(意識から除外すればあんなもん気にならなくなる……『意識しない』っていうのには慣れてるし、ね)
そうしてテストに意識を集中すれば、作り出されたクールな空間がバリアの如く莉沙を包んで、太陽のチャラい声を見事に弾く!
こうして雪の女王のごとき莉沙のバリアは、黙れ、という無言の冷気によって堅牢に保たれ続けた。
これにはさすがの太陽も話しかけるのを諦め、さらに別の女の子にターゲットを変えざるをえなかった。
「なぁなぁ」
「はい……?」
御巫 時子
は小声でおっとりと返事をする。ちょうど問題をひとつ解き終えたところだ。
「今日も暑いよなー。ユーは何味のアイスが好き?」
とりとめもなくどうでもいいことを話し続ける太陽。
「……太陽さん、先生に注意されますよ……?」
とはじめこそ心配していた時子だったが、一方で太陽のことを感心してもいた。
(話しかけるということは太陽さん、余裕があるんですね……)
時子はさらに、鉛筆をサイコロのように転がす
野々 ののこ
に目を向ける。
(まぁ……ののこさんまで、鉛筆で遊ぶ余裕があるなんて流石ですね……)
時子は、尊敬のまなざしで太陽とののこを見比べて。
(お二人とも凄い……見習いたいです……!)
――たぶん、きっと、いろいろ誤解している……!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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