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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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鐘が鳴る。
試験終了を告げる鐘が。
寝子高中の生徒がこんなに晴れやかな顔になったのはいつぶりだろう。
しかつめらしい顔をした彼も、泣きそうだったあの子も、この瞬間ばかりは試験の終了に湧き上がった!
ノートが舞う。教科書が舞う。鉛筆や消しゴムも舞う。
そんな中、みんなが諸手を上げて喜びの声をあげる。
「バンザイ!」
「終わったああああああ!!!」
もうしばらくテスト用紙は見なくていい! 講堂は、歓喜の渦に包まれた!
――あれこれあったけどフツウの期末試験、終了!!
●4日目:試験終了!
「カラオケいこっ、カラオケ!」
椿 美咲紀
が同じ新聞部の
後木 真央
や
桜井 ラッセル
に声をかけている。
遠矢 護
や
立井 駒鳥
と一緒に帰ろうとしていた
八神 修
も当然ながら美咲紀に捕まった。
家に帰って試験の見直しをして、それから仔猫たちと戯れようと思っていた修だったが、どうにもこの仲間たちに囲まれると弱い。修ははにかみながら頭を掻くと頷いた。
「わかった、行こう」
「やったー!」
椿は飛び跳ねて真央に抱きついた。
「いっぱい歌おうねっ!」
「もちろんなのだ真央ちゃんガンガン歌うのだ!」
「俺も俺も」
ラッセルも手を挙げる。
「俺も一緒させてもらっていいじゃろうか?」と駒鳥が訊けば「もちろん」と護が彼の手を取り。
行先は
カラオケボックス『シャンテ』
!
彼らの他にも多くの生徒たちが、シャンテでの打ち上げに繰り出してゆくようだ。
「お疲れ様です。どこに行きましょうね」
試験が終わって
白咲 琴音
の周りに集まってきたのは1年2組の
伊藤 佳奈
、
天満 七星
、
北原 みゆき
。
「あの、なんだか、甘い物食べたいなあって……さっき校長先生が持ってきたデザートのせいですぅ」
みゆきの言葉に佳奈と七星もうんうんと同意する。琴音もそれには賛成だ。
「私、たまには洋風のお菓子が食べてみたいですわ」
という七星に、佳奈があれこれお店の名前をあげる。
「ケーキにする? パフェにする? それともクレープ?」
こうして女子たちはわいわい言いながら甘いものを求めて旅に出る。それはきっと素敵な旅になるだろう。
◇
生徒たちが下校してゆく。
これまでの3日間とはまるで違う華やかな空気を纏いながら。
小山内 海
も、サイドに結んだ青いリボンをきゅっと結びなおしながら、軽やかな足取りで昇降口に現れた。
(テスト終わったー! 長かった、長かったよー)
最後のテストが苦手な家庭科だったので、それだけがちょっと心残り。料理のレシピは練習してるけど、切り方とか道具とかそういう知識のほうがまだ追いついてきていないなあと思う。
赤点、の文字がちらつくが、いまはそんなことは忘れたい。
誰か見知った顔はないかとあたりを見渡す。
(あ、円ちゃんたち発見)
海が手を振ると、当の
桜庭 円
も海に気づき、仔猫のにゃーくんの手を持って「やっほー」と振り返した。
そんな円の隣には、
橘 千歳
と
野々 ののこ
がいる。ののこも円とにゃーくんに呼び止められたらしい。
海は普段スケッチブックで対話を行うが、スケッチブックがなくても心が通じるときもある。
例えば今みたいに。
海がただ笑顔で片手を挙げただけで、彼女たちは自然とハイタッチ。
(まどかちゃん ちとせちゃん ののこちゃん おつかれさま!)
最後ににゃーくんのお手々とも握手すると、にゃーくんを抱きしめていた円は誰かに言いたくて堪らなかったという顔をして海にいった。
「ねえ聞いてよ。にゃーくんたらね、下駄箱で待っててくれたんだ。すごく嬉しい……っていうか、感動!」
円はにゃーくんの頭をやさしく撫でて甘い声でいう。
「テスト中全然遊んであげられなくてごめんね、もう終わったからね」
「ふふ、桜庭さんのことを見ていると『目に入れても痛くない』というのも頷ける気がするわ」
千歳がそう言ってみんなが笑った時、
弘明寺 能美子
と
桜 月
が連れ立ってやってきた。
「やあこんにちは、テストお疲れ様」
月がみんなに微笑みかける。それからののこに手を差し出していった。
「君もお疲れさまだったね、えっと私は桜月っていうんだ。君の名前も聞いていいかな?」
「
野々 ののこ
だよっ。よろしく!」
ののこは、アイドルの握手会みたいに両手で月の華奢な白い手を握り、元気よくぶんぶんと振る。
「の、野々さんかよろしく」
あまりの元気のよさにちょっと驚きつつも、月は新しい友人との出会いに口元をほころばせる。
月の隣では能美子がそのくびれた腰に手を当てていて格好よかった。今日も不機嫌そうな表情でつんと顎を逸らしているけれど、決して怒っているわけじゃないってことを友人たちは良く知っている。
「お揃いでどうしたの?」と能美子は物憂げにいった。「テストはどうだったかしら?」
その一言を聞くや否や、女の子たちは口々に、ああだったこうだったもうちょっとあそこが、と話に花を咲かせはじめる。にゃーくんを撫でながら彼女たちのさえずりに耳を傾けていた円は思った。これは長くなりそうだ、と。なにしろ女の子のおしゃべりってものは必要以上に長いものだと相場が決まっている。
とうとう円はみんなに向かってこう切り出した。
「ねえ、積もる話もあるだろうけど、お腹すかない? 打ち上げいこうよ!」
「打ち上げ?」
能美子が首を傾げる。
その提案を待っていたとばかりに、海は素早く意見を綴る。
『いいね! テストもおわったし パーッといきたいもんね! どこでやろうか?』
「ボクはケーキとか食べたい! それとにゃーくんも入れるところがいいから、テラス席とかある場所がいいな。そうだなあ……
somnium(ソムニウム)
、あそこはどう?」
円が何度か行ってお気に入りになったお店の名前を挙げると、みんなはもう大賛成。
『somniumか、いいね あそこのケーキ おいしいし』
みんながわっと盛り上がる中、月だけがちょっと躊躇った。
「打ち上げか。そういうのはじめてだからちょっと緊張するな」
すると突然その腕を引っ張られる。腕を絡めてきたのは、ののこだ。
「いこうよ! ケーキだって」
無邪気に駆けだすののこに、月は躓きそうになりながらついてゆく。
走りながら、思わずふっと笑みが漏れた。たまには、強引に誘われるのも悪くない。
「……そうだな。折角のお誘いだから行こうかな」
女子たちはようやく昇降口から外に出た。
夏の地面は白くまぶしい。
日傘を差して行こう。
月は黒いレースの日傘を広げると、楽しそうにくるくると回してみんなの輪に入っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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