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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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試験最終日。
なんていい響きだろう。
試験最終日。
清々しい青空。
「今日は試験最終日アルなー! 今日を乗り切れば、もう私に怖いものなんてないアル!」
畑中 華菜子
は胸いっぱいに夏の空気を吸い込んだ。
「おはよう、畑中さん」
登校してきたクラスメイトの
遠矢 護
が、優しげに微笑みかける。
「ようやく今日で終わりだね。調子どう?」
「だ、大丈夫、大丈夫。テスト勉強もちゃんとやったアルし、わからないところは友達に教えてもらったアルし。護君はどうアルか?」
「ん~どうだろう。今日は苦手な物理だけど、瓜山先生のお家での勉強会で
八神さん
が個別にノートまで作ってくれたから、あれから頑張って勉強したんだ。でもサービス授業で寝ちゃって……」
「そっか、うん、そんなときは!
友情パワー注入~~、アル!
」
華菜子は護のお腹に軽く拳を当ててぐりぐりエネルギーを入れる真似をした。護が笑い、華菜子も笑った。
「うん、がんばるよ」
「私もアル!」
こうしてふたりは夏の青空を仰ぎ見て、講堂へと入っていった。
●4日目:理科
(あの勉強会楽しかったなあ)
理科の試験が始まった。
護は、問題をひとつ解くごとに、みんなと勉強したときのことを思い出していた。
(あ、この問題、八神さんが作ってくれたノートにあった)とか。
(この問題やってるとき眠かったんだよね、横を向いたら
桜井さん
が寝てたし)とか。
(この問題を解いているときは、皆なんだかすごくやる気出してたな。「おー!」とか言って)とか。
思い出すのは無機質な問題の解き方より、いっしょに頑張った友人たちの顔ばかり。
(
立井さん
と運んだ瓜山先生のお菓子おいしかったし、みんなでワイワイするのいいなあ)
小難しい専門用語や数列の並ぶテスト問題から目を上げて、護はほっこりした気持ちで頬杖をつく。
そのとき玉ねぎを炒めるい~い匂いが漂って来て護の鼻腔をくすぐった。
(んーなんだかおいしそうな匂い~)
そういえば学食で新メニューを考案中だとか言っていたっけ。
(お腹空くなあー。んーこの匂いなら……)
護は玉ねぎを炒めるところから始める料理をいくつか思い出した。
その中で今一番食べたいと思ったものがこれである。
(玉ねぎをみじん切りしてー炒めてー
ひき肉とたまご、パン粉まぜまぜ~♪
パンパンしてじゅーじゅー焼いてー
ソースとケッチャップまぜてー
かけて出来上がり~♪)
ナイフで割ったらじゅわあっと肉汁が溢れるハンバーグ!
いつのまにか節がついて、教育番組風クッキングミュージックになってしまっていたのはご愛嬌だ。
(ん? あ、テスト中だった……あと何分? わあーまだ半分も埋まってないよ! 全部埋めなくちゃー)
一方、これが終わればテストから解放される、と必死に問題を解いていたのは
桐野 正也
だ。
(だー! そこかよ! これなんだっけ……たしか黒板の左上に書いてたよな……えーとこれか?)
記憶の引き出しを引っ掻き回し、なんとかそれらしい回答を記入したところで正也は鼻をひくつかせた。
(うわ、すげぇ良い匂い……やべぇ腹減ってくる……いやいや! この後打ち上げだし、それに抹茶ソフト白玉あんみつも食いに行くんだ……!)
<思ったー>の効果でほわんと小さく浮かび上がった抹茶ソフト白玉あんみつのイメージを、正也は慌てて手で払って消す。誰にも見られていないと思ったけれど、
トリエンナーレ
で食べ歩き女王の異名をほしいままにしていた
巫部 紫苑
だけは、食べ物に対するさすがの嗅覚でそれを見咎めていた。
(美味しそうな抹茶ソフト白玉あんみつでしたね。朝御飯たくさん食べて来たのにまたお腹がなりそうです)
ちなみに、彼女の今朝のメニューは、ご飯3杯、サラダ2皿、唐揚げ3盛り、卵焼き2本、その他お新香、梅干、常備菜各種……という運動部男子もびっくりの食べっぷり。ちなみに昨夜もテスト勉強のお夜食をしっかり食べてこれである。いったい彼女のどこにこの食事たちは消えてゆくのだろうか。胸か? 胸なのか!?
ぐう、と鳴ったお腹を押さえつつ、紫苑はテスト後に行くであろう学食に思いを馳せる。
(ん、この匂いなら、新メニューは期待できそうですね)
さて、そんな紫苑の隣の席では、戦隊モノで言えばいわゆるブルーポジション、スポコンもので言えばいわゆるクールなライバルポジションな見た目の
咲州 寄居子
が、ボサボサの黒い前髪の奥から切れ長の瞳を静かに瞬かせて小難しい顔をしていた。分かりにくいが、彼もこの匂いに腹が空いて来たクチなのだ。
(食欲は人間の三大欲求の一つ、これに抗うのは困難だ。だが方法はある。別の欲求で上塗りするんだ)
寄居子はクールに思考する。
(睡眠欲は論外だ。寝てしまっては元も子もない。となれば最後のひとつ……)
前髪の奥の瞳が、人知れずクワッと光った!
(
性欲だ! 思春期男子の性欲は特に、ポテンシャルを引き出す起爆剤足り得る!
)
何言ってるんだと突っ込みたいところだが待ってほしい。彼はムッツリなのだ。クールな外見の奥に青少年らしいスケベさを滾らせるフツウの高校生なのだ!
寄居子は次の問題が選択式であることを見て取るや、またクールに目を閉じた。
(海辺で出会った白いビキニのカワイイあの子……Cカップだったな)
Cカップ。すなわちこの問題の答えはCに違いない! 寄居子は迷わずCを丸で囲む。次!
(衣替えしたあそこのカフェのお姉さん……素敵だがしかし胸は控えめだ。Aか……それともBか……?)
鉛筆が、AとBの間を行ったり来たりする。悩んだ末、寄居子は名も知らぬお姉さんの今後に期待を込めてBに丸をつけた。
(あと1問だな)
そのとき寄居子が目を留めたのは紫苑だった。というか豊かな紫苑の胸だった。
(間違いない。
F
だ)
寄居子はFを丸で囲もうとした。だが、そんな彼を悲劇が襲った。
(な、なにっ!? 選択肢に、Fがない、だと……!?)
問題はA~Dから選択せよ、だったのだ!
寄居子は本気で頭を抱えた。
(あの胸でDだなんてことはありえない。僕の見立ては間違いなくFだ。だが選択肢にFがないとはどういうことだ? 設問ミスか?)
そんなことを時間いっぱい悶々と悩んだ挙句、寄居子は選択肢Dの隣に選択肢Fを勝手に付け加え、ついでに3を横倒しにしたようなりっぱなおっぱいも描いた。
解答欄を埋め終えた寄居子は満足げにひとつ鼻を鳴らした。
(これでいい)
……いいかどうかはわからないが、理科の試験終了を告げる鐘はなり、残りはいよいよ一科目である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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