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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●3日目:音楽その2
(眠いよぉ……)
鴇波 羽衣
は眠い目を擦って、手の甲をきゅっとつねる。
何故、眠くなるんだろう! 寝不足気味? いやそうじゃないはずだ。
この陽気が悪い。あとお経が。
(今日は起こしてくれる友達もいないし、頑張らなきゃいけないのに!)
「……こーたろくん、こーたろーくん」
西野町 かなえ
がごくごく小さい声で
雨崎 荒太郎
を呼ぶ。
返ってくる返事は寝息だけ。今度は荒太郎の方が寝てしまったのだ。
起してあげようと思いつつ、かなえは彼の寝顔に微笑まずにはいられなかった。
(寝顔かわええなードキドキするで……って見惚れとったらアカンやん! よーし、さっきの仕返しやー)
かなえはさっき荒太郎がしたように机の下から手を伸ばして、彼の太ももをこしょこしょとくすぐる。
「ん、んん……あーん!」
「雨崎ぃ。なんなんだ、変な声だすな!」
クマ先生はつかつかと傍に寄ってくると、小声ながらかなり気味悪そうに荒太郎を注意した。
「へっ、あ、あれ? ハンバーグあーん、って……」
「しっかりしろ! 弁当はテストの後だぞ!」
その様子にかなえはくすくす笑いを堪えることができない。きっと荒太郎はお弁当の夢を見ていたのだ。それも、かなえにあーんしてもらう夢を。小声で起こしてくれた礼を伝える荒太郎に、かなえも小声で答えた。
「あははは……ごめんな? でもお弁当、うちも楽しみ。期待しとって」
(俺もこんなとき優しく起こしてくれる彼女欲しいマジでー)
見ようと思わなくても視界に入ってくるふたりの姿に、
安本 マコト
は彼女への憧れをさらに募らせる。
(てか、ねむー。中間テストの時もさー、いつの間にか寝てたし、マジあぶねー。サンマさんが俺の回答から解答食ったり、沙穂ちゃんの絵描いたら飛び出してくるしでわけわかんない夢みたんだよなー)
彼はもれいびではなかったので、中間テストのあれこれは夢だ、と思っているのだ。
(今日は寝ないぞーマジでー)
数学は撃沈しかけた
浅沼 柳司
もまだ頑張っている。
(音楽はなー、歌ったり何か弾くのは好きやねんけどな、筆記はなー……)
作曲家の名前とか憶えられるわけがない。
(ふふふっ、やっぱり問題見ても全然分からへんわ。一か八かでなんか書くしかないよな。……そういやまだお経聞こえるなー。どうせやったらお経に乗せてラップとかやったら面白いのになー)
そのときだった。
ぽくぽくぽくぽくチーン、と長閑に繰り返されていたお経が、急にぶちぶちノイズ混じりになったのは。
お経が止んだ。と、次の瞬間!
YO! YO! 南無阿弥陀仏だYO!
柳司の心の声がまるで届いたかの如く、突然お経がラップ調に変わった!
(おお! ええやん! せやせや、この感じ!)
柳司はすっかり目が覚めて、体全体でリズムを取り歌いだした。
「YO! YO! フェルマータなんて知らないYO!」
クマ先生がぎろりと柳司を睨んだが、次の瞬間また曲が変わり。
ギュギュギュワァァァァアンン!!! ナァァンッマァァァイイダッ!!
「ちょっ、何だよーこの音!」
眠りの世界に落ちかけていたマコトが飛び上がる。
今度はメタルで破壊力のある大音量のギターサウンドと聞き取れないほど激しいシャウト!
「ええっ、なんで急にロック!?」
羽衣も耳を塞いでいる。
目が覚めたのはいいが、これはひどい!
すると、そのロックサウンドに混じって、くぐもった笑い声が聞こえてきた。
『あっはははは! 皆の者、カオスを味わうがいいさぁ!』
……この声は。
『テストなんて糞喰らえ! お経が急にラップやらロックやらになって、テスト受けてる連中のぎょっする顔を間近で見れないのが残念だねぇ……ってアレ? マイク入ってるかぃ? ま、構いやしないがね』
……この独特な口調は。
「
ほ・ね・そ・ぎ・ぃぃぃ
……」
クマ先生の身体から、メラメラと怒りのオーラが立ち上ってゆく。
「先生、放送室だと思います」
市橋 誉
の助言を聞くや、クマ先生は、ドッドッドッとその巨体を揺らして講堂を飛び出した!
◇
さて、こちら放送室。
安っぽいパイプ椅子に凭れ掛かった
骨削 瓢
が、にやにやとお経のカセットを弄んでいる。
「べっつに良い大学行こう言う訳でもなし、良い点とって何かあるわけでもなし、自由気ままさぁ~」
けらけらと笑う瓢は、この3日間で出た試験はなんと社会のみ。あとは明日の家庭科くらいは出てやってもいいかな、てなもんである。ズル休みした時間は何をしていたかといえば大好きな悪戯に精を出すという、相変わらずブレない瓢であった。
曲をロックから演歌に変えようかと思ったところで鐘がなる。今日の試験はこれで終わりだ。
「おっと、さっきマイクが入ってたから、そろそろバレて先生が走ってくるころかねぇ。さすがに捕まって大目玉なんてごめんだし、こうしておくかぃ」
放送室の入り口を備品で防いだところで、クマ先生の怒鳴り声とドンドン激しく戸を叩く音。
「骨削! いるのは分かってるんだぞ! ここを開けろ!」
「やなこったぃ」
瓢はあかんべーをすると、放送室の窓を開け放つ。
はじめは隠し通路を作ろうとしていたのだが上手くいかなかった。
だがロープの一本もあれば窓から逃げられそうだ。
と、そんな瓢の視界に入ってきたのは、芝生でお弁当を広げるかなえと荒太郎の姿!
「試験おわったー! 答え合わせの前に食べよっ?」
「こーたろーくん、さっきハンバーグの夢見てたやろ。ちゃんとあるで。じゃあん、豆腐ハンバーグ!」
「わぁ~い、おいしそー! ……そういえば、さっき夢で、とうふちゃんにあーんしてもらったんだよ」
「……んもう。こーたろーくんはおねだり上手や」
「あっ、そ、そういうわけじゃ……」
「……恥ずかしいから、誰も見てない今だけやで? ……あーん」
「ナイス」
幸せそうな恋愛模様に瓢は狂気の笑みを浮かべると、ろっこん<悋気の独楽>を発動させた!
ちょうど誰も見ていなかったのも運が良かった。
窓の外に小規模な竜巻が巻き起こる。
瓢はその竜巻に身を躍らせた!
ほんの少し、衝撃を和らげてくれさえすればよかったのだ。
瓢の小柄な身体は、上昇する竜巻の風に軽く煽られ、それから木の中へ!
ドササササッ!
枝を折り木の葉をまき散らして、荒太郎とかなえの目の前にドスンと落ちる!
「あっつつつつ……腰打っちまったぃ」
「ええっ!? 骨くん!? いまどこから?」
目を見開く荒太郎を余所に、瓢は腰を擦りつつ逃げ出した。
頭上の放送室の窓からは、ようやくバリケードを突破したクマ先生が怒鳴り声を上げている。
「コラアッ! このばかタコがあーッッ!」
ちなみにこのあと2時間に及ぶ逃走劇ののち、瓢はクマ先生と多数の協力者によって確保され、こってり絞られたことを付け加えておく。
――3日目、ねむいねむい試験終了!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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