this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
37
つぎへ >>
●2日目:休み時間
美術の試験が終わり、
稲場 舞
はふぅとため息をついた。
次は、特に気合を入れて勉強してきた社会の試験だ。
(
前回のテスト
では落書きが暴れ出したせいで日本史がほとんど白紙で提出という屈辱を味わうハメになりました。もちろん追試で挽回しましたが……今回はあのような失敗をするわけにはいかないのです!)
この覚悟が、優等生らしい生真面目さと相俟って、舞を突き動かした。
「ちょっと野々さん、ダメですよ鉛筆を転がして回答を決めたりなんてしちゃ!」
「ほえ?」
ののこは、アホ毛をぴょこんと動かして顔をあげた。
「どうして? 面白いよ?」
面白い……その答えに舞は困り顔で嘆息する。
「わからないならわからないなりに考えて回答しないと、身につきませんよ?」
「だってー」
ぶうっと口唇を尖らせるののこに、舞は子どもを諭す母親のように畳みかける。
「そんなんじゃ点数だってひどいことになって夏休みも遊べませんよ?」
「うっ、夏休み、遊べないのはヤだよー」
「でしょう? というわけで」
舞は、ののこの鉛筆をひょいっと取りあげた。
「数字が書かれたこの鉛筆は没収!」
「ええーっ!」
ののこは鉛筆を取り返そうと手を伸ばすが、舞は高く手を挙げて避ける。
「ダメダメ。他に鉛筆がなければ私のを貸してあげますから、頑張ってやりましょう」
そういって舞が差し出したのは、ピンク色のシャープペンシル。弓道が得意な舞らしく、金色の矢をつがえた天使のワンポイントが入っている。
「わーかわいい!」
ののこは一目でそれが気に入ったようだ。そして借り物だというのに、それを机の上で転がしてみる。
「あれ、転がらないよー」
「ああ、物を挟むクリップのところでひっかかるんですね。でもそれでいいんです! 社会の時間だけ交換しましょう?」
ののこは、鉛筆を転がす楽しさと、シャープペンシルの可愛らしさの間でしばし揺れていたが、最終的には可愛さを取って、「うんいいよ!」と頷いたのだった。
――
稲場 舞
、鉛筆没収により、以後のコロコロを阻止!
◇
さて同じころ。
恵御納 夏朝
は、恨めし気に
鷹取 洋二
の姿を視界に入れた。
思い返せばこの2週間、自由時間は殆ど勉強に費やしてきた。
大好きな猫に会いに行くのも、最近遊び始めた仮想空間への参加も少し控えて。
その成果を発揮する為にも、頑張る! そう意気込んでいたのに、まさか貧乏揺すりに邪魔されようとは……我慢に我慢を重ねてきたが、さすがにもう耐えきれない。
「公民は日本史より苦手なのに……妨害されてたまるものか」
夏朝は思い切って立ち上がると、洋二の席の方へ歩き出した。
抗議しようと思ったわけではない。ただ、あの微振動する足を止める!
ろっこんさえ発動すれば、夏朝にはそれが出来るはずだ!
素知らぬ顔で彼の脇を通り過ぎる。と、そこで夏朝は敢えて躓き、転倒した。
そこからは素早かった。身体の影で教科書に挟んでいたねこシールを台紙から剥がし、洋二の両の膝裏付近に貼りつける。その間わずか3秒。
(重くなれ!)
「ん?」
さすがに洋二も足に触られたことに気づいたが、夏朝が持ち前の無表情さで小さく頭を下げたのでたまたまかと思い、シールを貼られたことには気づかなかった。
真剣な表情でノートを見直していた
立井 駒鳥
が顔を上げた。
「急に転んだりしてどうしたんじゃ? 疲れたのかの?」
「あ、立井君……ん、ちょっとね」
背後から、洋二の「むっ、トイレに行きたいのに立てないぞ!」という声が聞こえてくる。
夏朝のろっこん<重く軽く>が、うまく発動していたのだ。
――
恵御納 夏朝
、ワカメ先輩の貧乏揺すりを阻止!
夏朝がほっと息を吐いたのと、駒鳥がにこりと表情を緩めて手を差し出したのは同時だった。
「なに……?」
不思議そうに首を傾げる夏朝に、駒鳥は笑って手を開く。そこには、白い氷砂糖のかけらがあった。
「ほれ、脳に栄養じゃよ。頑張ってな」
促されるまま、夏朝は手のひらの上の氷砂糖を摘まんだ。そっと口に含む。
「甘い……」
やさしい甘さだ。さっきまでのイライラが和らでゆく。
「……ありがとう」
席へと戻ってゆく夏朝の後ろ姿を見ながら、駒鳥はぐーっと伸びをした。
「さて、俺も頑張るかの」
腹の中の息を全部吐いて、よし、と気合を入れる。
「他人に言ったからには自分は更に、じゃよ」
今回こそは食わず嫌いを通してきた苦手科目と向き合うつもりだ。
(ど忘れしやすい宿敵世界史め、さあ来い、じゃ!)
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
37
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!