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\ オーバータイム!/
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勿忘草の誘い
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【胡乱な愛に捧ぐ】
マタ大に通う
刻人・F・ミセリア
は大学にありがちな突然の休講で時間を持て余していた。
(おや、あれは……)
暇潰しに街をふらついていた刻人の目に「仕事」の都合でよく見かける寝子高の高校生らしき少年少女達が目に入った。
それ自体は別段珍しいことでもなんでもないのだが、その中には「仕事」中に見かけた顔も含まれていた。
特別な感情を抱いているわけでも、名前を覚えているわけでもなかったが、「仕事」に関係するかもしれないとなると興味は湧く。
「へぇ、香水の専門店か……」
どうやらその店は「仕事」とは関係なさそうだったが、他の店にはない独特な雰囲気が刻人の好奇心を刺激した。
「すみませーん、店主さんでしょうか」
「ええ、俺が店主の高松ですよ。何かお探しで?」
ひとしきり店を興味深そうに眺めた後、カウンターにいる男を見つけて声をかける。
刻人は内心女性じゃなくて良かったと思いつつも、それを表情にだすなんてことはない。
「実はですね、日本に来る前に妻から香水を貰ったはいいんですけど、瓶を割っちゃいましてね。それで似たような香りを探してるんです」
「ほう」
最近手紙や荷物からその香りがしない、自分の香りがしないと嫌だって拗ねられちゃって、なんて惚気も交え、刻人は薬指にリングをはめた左手で髪を掻きながら苦笑を浮かべる。
「どんな香りか、大体でもいいので教えて貰ってもいいかな、オニーサン」
先程より少し砕けた言葉で質問され、刻人は少し悩んで短く答えた。
「花のような香り、ですね」
「ところで香水はいつもつけてる?」
「仕事」中は居場所が匂いでばれるようなヘマはしたくないのでつけることは稀だが、馬鹿正直に答えるつもりはなかった。
「ええ、つけることが多いです」
嘘でも本当でもない曖昧な言葉でかわす刻人の笑顔を、モノクルの奥の瞳がじっと見つめていた。
そして刻人の前に黒に近い紫色をした香水瓶が置かれた。
シンプルな立方体のボディに対し、ガラスのキャップは蓮の花の形を模した凝ったつくりをしている。そしてラベルには漆黒の蓮の花が描かれていた。
香りはロータス、そしてジャスミンとベチバーの混じるオリエンタルでややスモーキーなもの。
「ああ、どことなく妻から貰ったものと似ている気がします。コレを下さい」
それは全くのでまかせなのだが、香水を気に入ったのは確かで刻人は早々に購入を決めた。
「オニーサン、火遊びは程々にね」
店を出る時にかけられた言葉がよく解らず首を傾げた刻人だったが、ふと何故自分が女性物の香水をつけることが多くなったのかを思い出す。
(ああ、そうだ。バレても『女』だって思ってくれたら面倒じゃないからだ)
まるで性癖を見透かされたようだった。
(……なんで気付かれちゃったかなぁ)
胡乱な目つきで勿忘草のプレートを一瞥してから刻人は夕闇の迫る街の中へ消えていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月26日
参加申し込みの期限
2014年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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