this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Day after day
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
つぎへ >>
こっから先には何もないっすよー、という発言に説得力がないことくらい、ラッセルとて容易に想像はつく。かといって、通行止めですというわけにもいかない。
そこでラッセルが思いついたのは、素速くノートを広げるという行動だった。
階段を昇ってきたのは警備員ではなく、七月らしい薄手のジャケットにきっちりしたブラウス姿の女性だった。年上だ。社会人っぽい。大学のスタッフか講師か、そんな感じに見える。
「あのー、先生! ここ、ちょっとわかんなくて」
ノートを広げたまま、ラッセルは愛想笑いを浮かべた。我ながら怪しい。深夜の通販番組くらい怪しい。
だが女性は、ぱちりとまばたきをしたあと、ふっと笑ったのだ。
「ごめんなさい。先生じゃないです」
声まで落ち着いていた。
「あっ、えっ、うわ、すいません!」
ラッセルは勢いよくノートを閉じた。バァン! と音が響いて、またやってしまったと思う。
「ふふ、そんなに慌てなくても大丈夫ですよ」
ところが彼女は怒るどころか、むしろ面白がっているような口調だった。
「学生さん、ですよね?」
「です……」
「どこの学部?」
「芸術学部です」
「いいね」と彼女は言った。「私は経済」
小さくうなずく。その仕草が妙に大人っぽい。
抜群の美人というわけではない。メイクも控えめで、どこにでもいそうな印象なのに、なぜか目が離せなくなる。髪も服もきちんとしていて、なによりこちらを緊張させない空気があった。
こういう人、モテるんだろうなあとラッセルはぼんやり思う。
「図書館、今日は臨時蔵書点検とかで早く閉まっちゃって。自習できる場所探してたんです」
「ああ、多目的室ですか」
あと一時間くらいは使えるはずだ。
「うん」
なるほど彼女の手元にあるのは、『Take What You Want...目指せ中小企業診断士!』と表紙に書かれた参考書だった。資格取得の勉強をしていたのだろう。
「私は五葉といいます。経済学部。ちょっぴり歳上だけど、まだ一年生で」
女性は名乗った。
五葉 泰子
(ごよう・やすこ)、と。
「俺も一年です。桜井ラッセル」
「桜井さんは、絵とか描くの?」
「まあ……一応」
口に出してしまってから、一応はないだろうと思った。全力で絵が描きたくて、普通科から石にかじりつくみたいにして入った学部なのに。
でも、不思議と取り繕いたい気持ちにはならなかった。熱っぽく夢を語らなくても、この人にはちゃんと伝わっている気がした。
「ところで」と泰子は穏やかに言った。「上で、何かやってるんですよね?」
「あっ、えっ、いやその」
大丈夫、と泰子は目元を緩める。
「別に怒らないし、通報もしないから」
落ち着いた声だった。ラッセルは一瞬だけ迷い、それから小さくうなずいた。
「……ミツバチの観察、なんですけど」
「ミツバチ?」
「屋上に巣箱があって、夜中に飛ぶ個体がいるらしくて、その……見張ってる人たちが」
「ふうん」
五葉は目を細めた。
「おもしろいね」
「おもしろいですか?」
「おもしろいよ。大学の屋上でミツバチの見張りとか、普通しないから」
確かにそうだ。
「私も混ぜてもらえたりする?」
「え?」
「図書館が閉まってすることないし。夜のミツバチ、ちょっと見てみたい」
ラッセルが返事をするより先だった。
激しい足音が上から降ってきた。
階段を駆け下りてくる複数の人影。先頭は洋二だ。いつも涼しそうな顔をしているのに、めずらしく目が据わっている。
先輩! さっき俺に静かに静かにしろって言ってなかったか!?
「桜井くん!」
「何があったんですか!?」
「蜂が! ミツバチが!」
「ミツバチが!?」
「ミツバチが、その、なんというか」
すかさず碧南が「飛んでいったんです!」と引き取る。「屋上から下に、一気に!」
「群れで?」
「全部かどうかはわかんないけど!」
碧南は息を切らせたまま、両手で大きく円を描いた。
「けっこうな数が、一気にぶわって!」
「こいつはミラクルやでぇ~」と青い髪の男子が妙な口調で話しているが、目立つルックスの彼よりも、その隣で目を丸くしている人物にラッセルは見覚えがあった。
「なんか人増えてる……思わず俺も熱くなっちまったが、これ、学校側にバレたら言い逃れできる状況じゃねえな」
彼──思い出した、寝子高OBの龍目先輩だ──が苦笑いしていた。
そしてまた別の女子の声。
「ヤスハー!」
ぱたぱたと小走りで、泰子の目の前に飛び込んできた。
「オホー、イセ探、入る気になったノー!?」
「ってことは」泰子が言う。「屋上にいたのは」
「Yes! 異世界探検部デス!」
少女は胸を張った。
つまり。
ラッセルは理解した。
「あの人が……!」
「オルガ・オングストローム部長だよ」洋二はラッセルに告げて前髪をかきあげた。「部長に声をかけられたら、どういうわけか断れない気がするので、心の準備を」
「ヤスハなら絶対イセ探に向いてるノ!」
「あの、部長、いまそれどころじゃ」碧南が割り込む。「蜂のゆくえを!」
「そうだった! だから走るノ! ヤスハも来て!」
来てと言われても、という顔をしている泰子の手を引っ張りまた駆け出そうとするオルガを、
「部長、階段!」
碧南があわてて後ろから支える。
「ちょ、ちょっと! 待ってください走ったら危な──」
えらいものに巻き込まれちまった! と思う間もなく、ラッセルも彼らを追った。
*(作者より)学校の廊下や階段を走るのはたいへん危険です。みなさんはマネをしないでください。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Day after day
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年05月06日
参加申し込みの期限
2026年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!