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傘をさせない織り姫のために
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浴衣コンテストの司会をなんとか終え、朝衣が本部テントに戻ったところ、男性スタッフが困り顔で立っていた。
「三折部さん、迷子が」
見ると、小さな女の子がしくしく泣いている。浴衣姿で、頭に結んだ赤いリボンがくしゃくしゃになっていた。スタッフは朝衣より歳上だが、この春大学を出たばかりという新人だ。立往生も仕方がないところだろう。
内心ため息して朝衣はしゃがみ、女の子と目線を合わせた。男性スタッフは他の業務に行かせる。
「大丈夫だよ、お名前教えてくれる?」
女の子はしばらくぐずっていたが、やがてぽつりと名前を言った。幸い、親の携帯番号を書いたメモも持っていた。保護者への連絡を終えてほっとしたのも束の間、さっきのスタッフがどたどたと戻ってくる。
「朝衣さん、また迷子のお子さんが」
また?
今度は男の子ふたり組だった。未就学児だろう。泣いてはいないが、きょとんとした顔で棒つき飴をなめている。迷子だという自覚がないらしい。
「お母さんはどこ?」
「しらなーい」
頭が痛い。
そこにまた迷子が、さらにまた。
……気がつけば朝衣はひとり、四人の迷子の面倒を同時にみるはめになったのである。しかもこんなときに限って他のスタッフはいなくなってしまったのだ。
ちょっとー! なんで私が迷子センターの担当者してるの!?
心の中では全力で叫びながらも、朝衣はにっこり笑って四人に向き直った。
「お迎えが来るまで、何かして遊ぼうか?」
‥…━━━ * ━━━…‥
集中的に降っていた雨が、ようやく弱まっていた。それなら、と時子は尚輝に提案する。
「神社にお参りに行きませんか? 寝子島神社、この近くですよね」
「いいですね」
鳥居をくぐり、石畳の参道を傘を並べて歩く。境内に入るころには、もうほとんど雨はなかった。
時子は賽銭を投じ、手を合わせる。
来年は晴れて、織り姫と彦星が会えますように。
やはり寂しいでしょう。だから来年は、晴れてほしい。
私はこうして好きな人に会えているけれど──。
雨に濡れた裾が足首に冷たくまとわりついた。
「ひんやりしてきましたね」
「裾が濡れましたから」と尚輝が言う。「寒くないですか」
「少し」
「帰りましょうか」
「はい」と時子はうなずいた。わずかに迷ったが、思い切って言ってみる。
「尚輝さんのお部屋、うかがっていいですか?」
「いまから、ですか」
「暖かいものでも、作ってさしあげようかと思って」
生まれた短い沈黙を埋めるように、また雨が降りはじめた。
尚輝は時子の傘をさした。相合傘に最適な、大ぶりの和傘を。そうして、
「ぼ、僕の部屋……あいかわらず散らかってますけど」
つっかえつっかえながら言ったのである。
「それでも構わなければ……ど、どうぞ」
寄り添って歩く。いつもより、距離が近い。
こんな七夕の夜も、好きです。
雨の音と、尚輝さんの声しか聞こえなくなるから。
‥…━━━ * ━━━…‥
ひととおり回ってから、綾花と珪は近くの銭湯に寄った。
暖簾をくぐる前に、珪が「出たところで待つよ」と言った。それだけのことなのに、綾花は胸が温かくなった。
湯船は広かった。手足を伸ばして、ゆっくりとつかる。
あがると、珪が待っていた。
「牛乳、飲みますか」と綾花は言った。「一度やってみたかったんです、こういうの」
珪は「じゃあ」と言って二本買った。
瓶の蓋を開けて、一口飲む。火照った体に冷たい甘さがしみていく。
「……ぷはー」
思わず声が出た。なんでこんなにおいしいんだろう。
「はまりそうです」
珪は何も言わなかったが、口元がほころんでいた。
外に出ると、雨はまだ降っていた。珪が傘を開く。綾花はその腕にそっと手を回した。
「もっと近くに来てくださいね」
相合傘で夜の道を歩く。
「温かいコーヒーを淹れますね」と綾花は言った。「私の部屋で」
珪は「うん」と言った。
雨も、悪くない。こういう七夕も悪くない。
綾花は珪の腕を、少しだけ強く抱いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
NPC交流
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年04月05日
参加申し込みの期限
2026年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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