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フラグメントはランダムにだよ~ん
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【密室遊戯】
無論のことであるが、追い詰められたわけではない。言うなればこれは、誘い込んだ。そう表現するべきだ。
「……本当かい?」
「当然だ。我を疑うのか? まったく、不敬だぞー主よ?」
軽やかに言って彼女は、不敵に笑んだ。
とある富豪が私財を投じ築いた邸宅とのことだった。
サキリ・デイジーカッター
は愛刀・蛇腹剣の化身たる
少女
とともにその奥深くへと踏み込んだ。現在は諸々あって無人のはずだが、邸内に潜む無数の気配をサキリは感じ取った。
「さて、はぐれ悪魔か。それともゾンビかな。吸血鬼かもしれないねえ」
「ふん、なんだとて構うものか。我の力で蹂躙するのみよ、ふははは」
がらんとして静まり返る邸内を進む。この手の依頼は良くあるものだ。やれ空き家に低級霊が棲みついただの、屋敷の屋根裏に蜘蛛やらネズミの異形が巣食っているだのと、それらの討伐をサキリへ求めてくるのだ。
「気配はあるが姿は見せずか。まどろっこしいな、さっさとかかってくればいいものを。おーい、出てこんか!」
「まあまあ。やる気になったら出てくるさ。僕たちは客だ、素直にもてなされるとしよう。おっとこれは、年代物のワインじゃないか」
「先ごろ成年したからといって……飲みすぎるなよ」
「はは、そんなヘマはしないさ」
「どうだかな~」
栓をナイフで切り飛ばし、ラッパ飲みでひと口。相棒へ手渡すと彼女も豪快にボトルをあおった。
奇妙な邸宅だった。グラスやカトラリーはくもりなく磨き上げられている。カーテンの引かれた窓にはウロコのひとつもないしホコリが溜まっているわけでもない。妙に生活感があるが人の姿はなく、それでいて邸内には得体のしれぬなにかが確かに息づいている。
「ふむ。そろそろ日が暮れるね……」
「む? おい、この部屋はなんだ?」
書斎の奥に隠されていた小部屋を見つけたのは彼女だった。
「ずいぶんと分厚い扉だな。お宝でも隠していたか?」
数十センチもあるだろう鋼鉄の扉をくぐると、数メートル四方のこじんまりとした部屋だ。簡素な家具と調度品がひと揃いに、壁の収納にはぎっしりと隙間なく、未開封の缶詰の類が積まれている。部屋の一角には酒やドリンク、ミネラルウォーターなど飲料もあった。
「なるほど。パニックルームというやつか」
「ぱにっく……なんだ、それは?」
「たとえば不埒な侵入者が屋敷に押し入ってきたとき、住人は隠されたこの部屋へ立てこもることで、警察が到着するまでの時間をかせぐことができる。犯人と物理的に遮断され、安全な空間に退避することで生存を図るわけだね」
サキリの説明に、彼女はつまらなさそうに鼻から息を吐いた。
「脆弱な人間の考えそうなことだ。立ち向かい打ち勝てばいいではないか」
「脆弱だからねえ、人間は。きみに比べればずうっとね。だからあらゆる手を尽くして抗うのさ……こんな状況にもね」
音もなく。無人のはずの邸宅をうろめく者たちが姿を現したのは、その時だった。
「いいところに入ってくれたもんだぜ。よう、おふたりさん」
ぎらつく赤い瞳が、炎のように灯っていた。ぱちりと瞬いたかと思えば、光はひとつ、ふたつ、みっつと増えてゆく。
「ちょうど、街に繰り出して今夜の狩りを始めるところだったんだ。痩せっぽちだが、景気づけには悪くない」
「なるほどね……今回は吸血鬼案件だったか」
群がる者たちはにやと笑う。口元にはいずれも長大な牙を生やしていた。
吸血鬼。不老不死にして尋常ならざる膂力を持つ。血を吸うことで数を増やし、時として災禍を成す。おそるべき闇の眷属である。
「招かれなければ他者の居宅の敷居をまたぐことはできない。だったか、どうやら僕たちのほうから招かれてしまったようだ」
「そういうこと。前菜として、軽くつまませてもらうとしよう」
ぱちり、指を鳴らしたのは彼らにとって食事の始まりを意味する合図だったのだろう。
狭い部屋の奥にふたり、血に餓えたけだものたちの群れ。入口はぎっしりと詰まった彼らで完全にふさがれている。
「立ち向かい打ち勝てばいい。か」
「な、我の言ったとおりだろう?」
少女は得意げに胸を張り、サキリはほうとため息をつく。
左に
イツトリ
、右に
ダマスカスブレード
。吸血鬼の腕力を身体能力ひとつでくぐりぬけると一閃、胴を寸断する。
「おっと、これじゃあだめか。首を落とさないとね」
壁を蹴って反転、寸断した胴から宙にて頭部を断ち落とす。すかさずふたり目の懐へもぐり込み頭部へ短剣を叩き込み、逆手にしたダマスカスブレードでねじり切るようにして首を落とした。
「冗長だな。見ろ主よ、こうすれば早いぞ」
ごうと噴出する猛火の剣に切り裂かれると吸血鬼はたやすく燃え上がり、苦悶を響かせながら灰となる。そのまま炎を具現化させた剣でひとり、またひとりと霧散させた。
「さすがだね。けれど僕は、もっと身の丈にあったやり方が好きだよ」
「つまらんなあ、もっと我を使え! 我を頼れ! はははっ」
斬空赤刃、低い天井のめいっぱいを使って跳躍すると急襲し、ふたりをまとめて斬り飛ばす。かと思えばその直後に炎がほとばしり、床へ灰をこぼしてゆく。
「な……なんだこいつらは!? なぜ触れられない、なぜ死なない!?」
ぎらつく赤が見開かれる。ふたりの刃の軌跡には常にたがいの身体があったが、巧みな体さばきと緻密な連携がそれをひと筋とてかすらせることはない。
「ち。こいつらは食ってもうまくなさそうだな……晩飯は奮発してもらうぞ?」
「やれやれ。君の炎で、僕の懐具合もあたためてくれたらいいのにね」
檻のような小空間にあって、ふたりは淀みなく踊り続ける。刃をはばむものはひとつとてなかった。
邸宅を出る頃にはすっかり夜が明けていた。
サキリはワインのボトルを二本、少女は麻袋に収めた大量の缶詰を引きずりながら歩む。
いつもの光景、いつもの朝だ。身体は返り血に濡れ生臭く、疲労に四肢は軋んだが、
「ふふん。なかなか楽しめたのではないか? なあ、主よ!」
悪くはない。少女のあけっぴろげな笑みにつられて、サキリの頬もゆるんだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月26日
参加申し込みの期限
2026年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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