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春を待つ冬茜
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茜色の空の下で
「じゅん。そろそろ出られる?」
「待って、もーちょっと……いま、睫毛つけてるから」
朝鳥 さゆる
と同棲相手の
姫木 じゅん
は自宅で出勤準備にいそしんでいた。さゆるとじゅんの仕事場は、夜のお店「プロムナード」。夕刻からこそが、彼女たちの戦闘タイムである。
今日はお互いに同伴がないので――同伴とは営業時間前にお客さんと軽く食事やデートなどをしてから出勤することである――支度にすこしだけゆとりがあった。ついでに言うと、ふたりが暮らすマンションは店から10分程度の距離なので、かなりぎりぎりに出ても間に合わなくはないのだが……。
「じゅん。さすがにそろそろ出ないと。遅刻するわ」
さゆるが時計を一瞥すると、やっとじゅんが姿を見せた。
「おまたせ。どう?」
じゅんは黒のゴスロリファッションに身を包んでいた。睫毛は漆黒のカーブを描き、ルージュは甘いベビーローズ。これが彼女の戦闘スタイルである。
さゆるは「今日も綺麗よ」と手放しで褒め、せっかくのルージュが落ちないように頬に軽くキスをした。
冬至のころからひと月とすこし経ち、日の入りの時間は日々遅くなりつつある。とはいえ、店に着くころには暗くなるのが常ではあったが。
ふたりはすこし急ぎ足ぎみに、マンションのエントランスから外に出る。
冷たい風が頬を切る。
今宵は寒くなるのだろうかと何気なく空に目を向けて、さゆるは思わず息をのんだ。
「……茜色」
一面に染まった夕暮れが、静かに夜に移り変わろうとしている。
なんと美しく、なんと澄んだ空だろうか――。
「さゆる」
寒そうに首を竦めたじゅんが指を絡めてきた。
そうしてふたりはゆっくりと並んでプロムナードへの道を歩きはじめる。
つないだ手だけが温かかった。
さゆるは澄んだ茜色を浴びながら、いつしか過去を想っていた。
(じゅんと出会ったとき、あたしはまだ17歳だった。自暴自棄のような日々を過ごし、多分いつかの夜に行きずりの男に殺されて九夜山に埋められても、それがあたしの末路ならそれでいいと思ったあの頃のあたし――)
あのころは、死がいつも隣にいた。
1年後のことなど考えられなかったし、ましてや2年後にまだ生きているなんて思いもしないことだった。
それが今ではこうしてふたりで、同じ職場への道を歩いている。
(九夜山の土の中にいたかもしれないあたしが……)
ふつうの日常、みたいなもののなかに自分がいると感じることは奇妙な心持ちだった。
居心地がよくて、居心地が悪くもあって……もしかしたら長い夢を見ているような気すらして。
夢のような茜色から目が離せない。
「何空ばっか見てんのよ?」
じゅんがいきなりすねたような口ぶりで聞いてきた。
さゆるは空を仰いだまま答えた。
「空が綺麗だなって」
「何か考えてたんでしょ?」
「……空を見上げることなんてなかったから」
わずかな間、沈黙が落ちた。
おそらくじゅんにも、さゆるの感覚がわかったのだろう。
だが沈黙のあとじゅんは言った。
「ねえ、さゆる──空なんかより、あたしを見て」
さゆるはゆっくりと囚われていた茜色の空から、隣のじゅんへと視線を移した。
それはまるで、囚われていた過去からいまここへと視線を移す行為のように、さゆるには思えた。
「……睫毛」
じゅんの瞳を縁取る漆黒の睫毛から、なぜか目が離せなくなる。
あまりにまっすぐな視線にたじろぎ、じゅんは幾度か瞬きをした。
「……な、なに? 睫毛、おかしい?」
「ううん。ただ……」
じゅんの戦闘服の一部たる素晴らしい睫毛に敬意を覚えたのだ。くわえて、
(その睫毛になるまえの素の姿を知っている……)
さゆるは自分が、じゅんの素の睫毛を知る存在であるということを、すこしだけ誇らしく思えたのだ。
「『ただ』、なに? 続きを言いなさいよ」
じゅんがむくれて、さゆるは笑う。
「……ごめん、うまく言葉にならないわ」
きっとこんなささやかすぎる日常が、ひとを支え、生かすのだろう――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月24日
参加申し込みの期限
2026年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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