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春を待つ冬茜
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お迎えは冬夕焼
ウォルター・B
はちかごろほとんど残業をしない。
その理由は――周知である。
業務を終えた寝子高の校門へ向かうと、門のところに新婚ほやほやの妻が待っていた。ひとつ前の春に寝子高を卒業した
稲積 柚春
、その人である。
「おかえり、ワット」
俯き加減でつま先を見ていた柚春は、ウォルターの姿を認めるとぱっと顔をほころばせる。
「ごめんね、寒かったでしょう。待たせたかなぁ」
ウォルターがそう言って彼女の隣に並ぶと、柚春はううんと首を横に振って腕にしがみついてきた。
「そんなには待ってないよ。10分くらい?」
「こんなに素敵なレディを10分も待たせた男がいるなんて! 英国紳士の風上にもおけないねぇ」
冗談めかした切り返しに柚春はくすくす笑っている。
「それで? 今日はどんな一日だったのかなぁ?」
そう尋ねるのは、一日の仕事を終えて彼女と再会したときのウォルターの日課のようなものだ。
「今日はね……」
柚春は、春を待つ兎みたいな雰囲気であれやこれやと話しだす。
高校を卒業してからの柚春といえば、メディカルアロマのセラピストとして資格取得をしたり、クラフトの販売や催事のお手伝いなどをしたりと人生磨きに余念がない。また、英国紳士たる彼の隣にいて恥ずかしくないように一流のマナーや英語の日常会話もすこしずつ勉強をはじめていたりする。そういった勉強をするために、去年まで彼女が暮らしていたマンションの部屋はそのまま借りてあって、彼女は昼間はそこで自分のことをして、帰り足で寝子高に寄り、ウォルターと待ち合わせていっしょにブラックウッド邸へ帰ることが多かった。
柚春はその日の学びのことや、彼と離れている間に見聞きしたもの、ちょっとした気づきなんかを、何一つ漏らすまいとするように彼に話して聞かせるので、ウォルターのほうはもっぱら聞き役になりがちだ。ところが相槌を打つだけだと、柚春が不満そうに見上げてきたりする。
「毎日会えるようになったのに、話したいことがいっぱいなのは僕だけ?」
「そんなことはないよぉ。シンプルに、僕の一日には君ほど目新しいことがないだけじゃないかなぁ」
ウォルターはまぶしそうに目を細めて新妻を見る。
「僕は学校に行って、教鞭をとって、採点をして、同僚の先生たちと生徒が抱える問題やその子がどうしたら自分らしい未来を選べるかについて考えて――もちろんそういったことはいつだって刺激的ではあるけれど、新鮮かといわれるともう、そこまででもないからねぇ」
「じゃあ、ワットにとって思わず話したくなるほど新鮮なことって?」
「それはもちろん」
今は君のことに決まっているでしょう、とさりげなく身体を引き寄せる。
「……っ!」
寒い冬の茜色のなか、柚春の頬に朱が散った。それから柚春は、軽く唇を噛んで堪えるような顔をしたり、口元をほわっと緩めたりと忙しく百面相をしてみせた。そんな妻の姿が可愛らしくて、ウォルターはわざと耳元に囁きかける。
「どうしたの?」
「わぁっ!? ……ええっと。冬休みのことを思い出してた。ワットのご両親を驚かせてしまったな、って」
「あまり気にしなくていいよ」
「うん。それは……幸せだから気にしない。それから連想して、その、バレンタインのことを……」
「バレンタイン?」
「うん。ワットは僕に英国文化を教えてくれるんでしょう? だったら……そっち式を期待してもいいのかな? なんて」
なるほど。
英国では日本と違って、バレンタインは男性から女性に愛を伝える日となっている。期待されているならば何か考えなければいけないな、と余裕ぶった笑顔の下でウォルターは心の手帳にメモをする。
「ワットは何か欲しいものは……じゃなくて、夕飯のリクエストはある?」
柚春は一瞬、バレンタインのプレゼントの希望を聞こうとしてきたようだったが、途中から夕飯のリクエストに切り替えたらしい。
「そうだなあ」
ウォルターは考えるふりをする。
君がいればそれでいいよ、と答えてもよかったのだけれど。
――夕焼けがあまりに綺麗で、ちらちら雪まで降ってきて。
言葉ですぐに伝えるのはあまりに無粋に思えたから。
もうすこし黙っていよう、と思うのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月24日
参加申し込みの期限
2026年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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