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パカっと駆けてウマくいく!新春初夢☆福笑い満開フェア 富士編
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●2月の魔法に閉じ込められて
体が妙に軽いような……?
佐藤 英二
が最初に感じた感覚だ。
とはいえ、浮き上がるわけでも、どこかへ飛ばされるわけでもない。むしろ逆で、いまいる場所に固定されている感じがした。接着剤か何かで、背景にぺたっと貼りつけられたような。
英二がいるのはシーサイドタウン駅だった。見覚えのある柱。薄いベージュのタイル。頭上の案内板。どれも見慣れているはずなのに、どこかちがう。すべてが妙にかちっとしていて、整いすぎている。
英二は腕時計を見ていた。
正確には、見ている姿勢をキープさせられていた。肘を軽く曲げ、袖をまくり、腕を水平にたもつ。その角度が微動だにしない。
おおよそ二十秒に一回、時計を確認する──はずなのに、二十一秒目が来ない。
おかしいな、と思う前に、英二は気づいてしまった。自分が、いまどういう状態に置かれているのかを。
紺色のダッフルコート。ボタンはぜんぶ留められている。
背筋は伸びすぎるほど伸びていて、足の位置も決まっている。
まるで最初から、『そう描かれた』かのように。
風が吹かない。人の気配はあるのに、行き交う姿がない。改札の向こう側にいるはずの誰かは、まばたきすらしていない気がした。
ざわざわとした喧騒は聞こえる。でもそれは、駅っぽい雰囲気を演出するBGMとして流されているような状態で、具体的に話している人は誰もいない。
時間が止まってる!?
止まっている時間のなかで自分だけ意識がある、なんていう都合のいい話でもないだろう。なぜって英二もその場から動けないから。時計をチェックしているポーズのまま固まっているから。しかもなんだか、ペラっとした厚みのない状態で。
つまり。
いま僕、平面になってる……写真というよりは、絵という感じかな。
そればかりではない。英二はさらに気づいたのだ。
足元に、見えない線が引かれている。越えてはいけない、と言われているわけでもないのに、越えられないとわかっている線が。
あの線は、絵じゃない。
あれはきっと、枠線だ。
トータルの理解がようやく追いついた。もう認めるほかないだろう。
つまり現在僕がいるのは──
漫画の一コマだ
。
ありえないと言いたいが、ありえてしまっている。腹をくくるほかなさそうだ。
それにしても。
平面に描かれた僕が、同じ平面の空間を見渡しているというのは、奇妙だなあ。
腕時計に向けられた視線は、いまも一ミリたりとも動いていない。それなのに英二は、柱の位置も、改札の奥の様子も、構図としての駅全体も、なぜか把握できてしまっている。
もしかしたらと英二は考える。
いまの僕は、『見ている』というより、配置を理解している、という感じなのかな。
自分の視線とは別のところから、もうひとつの目がこの場をなぞっているような。
それは英二自身の目ではないだろう。
かといって、誰か他人のものでもないだろう。
強いて言うなら──この一コマを、外側から眺めている視点、だろうか。
漫画のページを開いたとき、自然に全体を見渡してしまう、あの目だ。
英二はその視点を、いま一時的に借りている。だからこそ、動けないまま、すべてがわかってしまう。
……なんて、考えてみれば、ずいぶん都合のいい話だよね。
描かれた人物画ゆえ笑うことができないが、なんだか笑いたくなった。
なお、読者からすればどうやら自分は、柱を脇にして背を向けているようだ。
そのとき、
「ごっめーん!」
声がした。
春の雀みたいに明るくて、焼き立てのポップコーンみたいにはずんだ声だ。耳に心地よくしかも温かい。
ああ、この感じだ。
待っている時間の不安も、考えすぎていた自分も、ぜんぶ「まあいっか」と上書きしてしまう声。
英二は、この声に何度も救われてきたことを思い出す。
顔を上げて振り向いた。視線は自然と改札口へ向かった──はずなのに、そこに彼女はいない。
え、あれ?
でもたちまち視界に、待ち望んでいた姿が飛び込んできた。漫画的に言えばコマが変わったのだ。
来た。
来てくれた。
英二と出かけるために来てくれたのだ。
野々 ののこ
が。
ベレー帽は、きっちりかぶるというより、少しずれたままちょこんと落ち着いていて、それがののこの性格そのものみたいだった。首元は白いタートルネック、ほどよくボリューミーで、なで肩によく似合っている。
ののこがはあはあと息を切らして、
「こういうときの定番セリフって」
と言ったところで英二の視点、いや、この際だからはっきり言ってしまおう、
漫画のコマが
、ののこの服装に移動した。やわらかそうなニット素材のワンピースはライトグレー、斜めがけした桃色のポシェットがいいアクセントだ。キャメルコートを小脇に抱えているのは、ダッシュして暑くなったからだろう。
「『電車が激混みで~』とかになるのかな」
でも英二は、ののこの台詞を聞いているようで聞いていなかった。
あ、この服。
僕のために……だよね。
とか思っているコマが写っている。じーんときている自分を、読者の目で英二は客観的に見てしまった。
このときこんな表情してたんだこのときの僕っ!
目の下をちょっと赤くして、胸に手をやり感激している感じ──気恥ずかしさでいっぱいになる。
薄々感づいてはいたが、これでもう、疑う余地はなくなった。
僕、
野々さんとはじめてデートに行ったときの記憶
を、回想してるんだ。
しかも漫画で。漫画の中に入り込んで!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月01日
参加申し込みの期限
2026年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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