this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
パカっと駆けてウマくいく!新春初夢☆福笑い満開フェア 富士編
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
●星の海で
落ちる、という感覚はなかった。
ふっと身体から力が抜けたと思ったその直後、
──地面が、なかった。
えっ!?
反射的に目を見張る。
消えている。足元が。
上下の区別も、床も天井もない。あるのは、星だけだった。そう、宇宙空間。
満天の星空なんて表現では足りない。無限にひろがる大宇宙だ。近すぎる星と遠すぎる星が、距離という概念を無視して同時に視界へ飛びこんでくる。しかもすべてが静止しているようでいて、実際はゆっくりと流れているのだ。
えっと、流れているのはもしかしなくても……あたしのほうだよね。
もっとも、恐怖はなかった。真っ逆さまに落下しているわけではないから。ゆるやかな浮遊感とともに、なんとなく“下”だと感じる方向へ身をまかせているだけなのだった。
たとえるならばビニールのエアボートに横たわり、流れるプールに身をゆだねているような。しかもその感覚を三百六十度、あますところなく拡大したような。
現在、
落合 まゆら
はそんな状況にある。
「ずっとこうしていたいなぁ……」
うっとりとつぶやくと同時に、ぎょっとする。
自分の声が、やけに澄んで聞こえたからだ。
スタジオでマイク越しに返ってくる音よりも、ずっと近い。
反響も遅れもなく、喉の奥から生まれた声が、そのまま世界に触れているような感覚といえようか。
ここでようやく、まゆらは自分の姿に気づいた。
……水着じゃん。
上下そろいの、青と黄色のストライプ。いつかの撮影で着たものによく似ている。リボンの位置まで同じだ。流れるプールの想像をしたのも、ゆえなきことではなかったわけか。
視線を落とすと足は裸足で、指先までくっきり見えるではないか。
恥ずかしい、と思うより先に、まゆらは吹き出しそうになった。
「なにこれ」
水着姿で宇宙空間をフローティング。
声の張りは、録音スタジオ以上。
うーん、ダイナミックなバカンスって感じっ。
このまま流れに身を任せていてもいいのだけれど、現役声優としてはやっぱり、試さずにはいられない。
知りたい。この場所で、自分の声にできることを。
「テスト、テスト」
言ってから、まゆらは一拍、間を置いた。
返事が返ってくるのを無意識に待ったのだ。
──けれど。
何も返らない。応じる声はもちろんのこと、エコーだってない。
なのにまゆらの声は消えなかった。
言葉は空間に溶ける前に、ほどけ、散り、見えない粒子になって浸透していくのが、なぜだかわかる。
面白っ。
「あー」
今度は音階をつけて、軽く響かせてみる。声優の腕の、もとい、ヴォイスの見せどころだ。
すると声の先で、星が反応した。惑星だと思う。きっと自分の何百兆倍もある体積の茶色い星が、まゆらから見て縦方向に回転をはじめたのだ。
「すごっ」
文字通り宇宙規模の我が声に、まゆらは胸を熱くした。今度は、
「あーーーー」
声色に変化をつけてみる。明るく伸ばすと星の回転軸が傾き、縦だった動きが、いつの間にか横になった。息を強めると回転が早まる。逆に声量を下げると、星はためらうようにノロノロと減速した。
惑星ラジコンって感じ? いや、楽器かな?
面白くなって、いろいろ試す。
声を短く、細かく区切ると、星の動きもそのたびに、ぴたり、ぴたり、と止まる。高いトーンで弾くと、くるくるくると加速。逆に、だらっとした低音で流すと、重たそうに回りながら、やがて逆回転をはじめた。
どんどん試してみよう。
語尾を跳ね上げると、星がぐっと引き寄せられる。
ささやき声からだんだんと小さくしていくと、ぴたりと静止する
裏声に切り替えると、星はふわりと持ち上がり、ころりと位置をずらした。
笑うと声が弾む。弾んだ声に合わせて、星も弾む。
声を向ける対象を変えても同じだ。小さい星は小さいなりに、大きな星は大きな星なりの動きを見せた。
どうやらこの世界では、物体に声で『ふれる』ことができるらしい。
音が届く、ではなく、音が手になる、とでも言ったらいいだろうか。
もしかして。
いける、かも。
まずは、ほんの小さく。
「ふっ」
息に近い声を前へ押し出す。
すると身体が、すっと滑った。
泳ぐように空間をかくでも、足を蹴るでもない。ただ、声で目指した方向へ、やさしく推進したのだ。
「やっぱり!」
思わず声が漏れ、その声に反応して、体はさらに前へと進む。
まるで空間そのものが、まゆらの声を待っていたみたいだ。星をコントロールできるのだから、自分の動きをコントロールできるのも当然だろう。
わかってしまえば簡単だった。
声が舵で、声が推進力で、声が流れ!
まゆらは腕を広げる。足先まで伸ばして、姿勢を整える。
「あーーーーっ」
声をまっすぐ伸ばすと、まゆらの身体はそのまま、星の海を滑空した。
星々が左右へ颯爽と流れていく。
光が線になり、また点に戻る。
カーブを描きたいときは、声色を傾ける。旋回したいときは、トーンを揺らす。急停止したいときは、息をすっと引く。
声ひとつで自由自在だ!
「あははっ」
身体が跳ねた。くるりと宙返り。髪が遅れてひるがえり、リボンがふわりと舞う。
もっと速く。
「あーーーーーーっ!」
速く!
声量を上げると、空間が一気に遠ざかる。
星が、星雲が、銀河が、流れる、流れる、流れていく。
速い。
でも怖くない。
むしろ身体の芯が、喜んでる。
声をさらに研ぎ澄ませる。
無駄な息を削ぎ落とし、一本の線にする。
すると──世界が、縮んだ。
光が圧縮され、色が重なり、
まゆらは、ほとんど“瞬間”になった。
音が先で、身体が後。
星々が、もはや背景の模様に変わる。
限りなく光速に近い。
「……っ!」
思わず声を緩めると、急減速。
身体はふわりと減速し、元の星空が、ゆっくりと戻ってくる。
胸が上下する。息は切れていないのに、心だけが高揚している。
声がある。身体がある。
それだけで、こんなにも宇宙は楽しい!
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
パカっと駆けてウマくいく!新春初夢☆福笑い満開フェア 富士編
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月01日
参加申し込みの期限
2026年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!