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【極寒ブリザード!】
次元のはざまの向こう側、星幽塔は第一階層、サジタリオ城下町にて。
「待て! 待ちなさいってば、あんた、この……!!」
「あはははは! 冬だ~冬だ~、冬がやってきたよ~! あっははははは!」
追うは
ティオレ・ユリウェイス
、追われるのはこの季節になると時おり現れる、その名も雪の精霊です。白くてふわふわな雪を服のかわりにまとう、真っ白な肌の美しい男の子や女の子の姿をしています。
雪の精霊たちは冬のおとずれに、雪の降る日にやってきます。本来ならば人に危害をくわえたりしない、温厚で愛らしい精霊たち……のはず、なのですけれど。
「ぬおおおお、テンション上がってきたーーー!!」
「あっこら、これ以上冷気を出すんじゃない!」
近づく冬にどうにもうっかり、彼らは気持ちを盛り上げすぎてしまったようでして。ずごごごごごご。びゅおおおお!!
「ぐっ、このままじゃ街の連中が持たないわね……!」
吹き荒れるブリザードに、ティオレは目を細めてあたりを見据えます。一面真っ白の銀世界、なれどここはたしかに城下町。多くの住人たちが暮らしているはずですけれど、今は誰もが家にこもって、暖炉に火をくべていることでしょう。なにしろどこもかしこも雪まみれ、場所によっては数メートルも積もっているようですし、吹きすさぶ冷たい強風もあって、外を出歩くのも難しい状況なのでした。
「ああもう。寒いったら!」
ふつうのほしびとならこんな日には外出なんてもってのほか、というわけでお鉢が回ってきたのが、つまるところの冒険者。ティオレはもうがっちがちの防寒具フル装備でクエストへ挑んでおりますけれど……これがなかなか、一筋縄ではいきません。
「まったく、すばしっこいわね!」
「あはは、あははは!」
いつもの愛用のナイフ、はなんだかちょっと絵面が剣呑なので、そのへんに落ちてた棒っきれでもって、すぱん、ぽかり! とやろうと近づいてみるものの、雪の精霊たちはスケートみたいに地面をしゃーっ! すべりながら移動するというワザでもって、ティオレに触れさせません。
つけ入るスキがあるとするならば、
「あはははは、真っ白だ~、純白だ! 雪がいっぱい、うれしいなっと……わあ!?」
「そこよ!」
すぱこーん! お調子モノの精霊たちはしばしば自分の作り出した雪景色にうっとり、見とれて足を止めるもので、そこへティオレの一撃が炸裂。イッパツお見舞いしてやれば、彼らはわれに返り、冬の風物詩たる雪をもたらす精霊としての本分に立ち返るのです。
とはいえ、雪の精霊はそこらじゅうでびゅうびゅうびゅおうと雪風を吹かせていて、一体や二体ではありません。
「はあ、まったく。これで何体目かしら……あら?」
「そこのあなた! よかった、冒険者ですね。力をお貸しください!」
ティオレひとりではとても手が回らず……というところで、声をかけてきたのは弓矢を構え、金色の髪をなびかせる美少女。第一階層を統治する射手座のアステリズムこと、
フランチェスカ・ダ・サジタリオ
その人でありました。
「お姫サマみずから出張ってきたっての? これはまた、いよいよマズイってわけね」
「はい、そうなのです。このままでは、城下町が雪に埋もれてしまいます……!」
「オッケー、分かったわ。ここは共闘といきましょ」
言うが早いか、ティオレは突撃! 雪の精霊を追い立てると、その先を狙ってフランチェスカが見事な偏差射撃。どしゅっと雪をつらぬいて、まずは一体。
逆にフランチェスカが次々と矢を放ち、雪の精霊の退路を断ったところへ、
「もらったあ!!」
すぱ、すぱん! ティオレの棒が二体の精霊を雪のかけらへと戻しました。
「へえ、やるじゃない」
「あなたも、見事な腕前です」
「あはは、そりゃどうも。このままいくわよ!」
しゅぱしゅぱしゅぱん、ぽかすかぽっかん! ふたりは即興ながらお見事な連携で、一体、また一体と精霊たちを懲らしめてゆきました。
「これで、終わりっと!」
フランチェスカの矢が追い詰めた最後の一体を、ティオレは、ぱこん。
雪の精霊は無邪気な顔をして、ふわふわりと雪片へ姿を変えながら、
「あはは、あー楽しかった! また遊ぼうね!」
そう言ってひゅるり、ちょっぴり冷たい風を残して去りました。ティオレははふう、と深く白い息を吐き出します。
「また……ってのはちょっと、カンベンしてもらいたいけどね」
「ふふっ、そうですね。お疲れさまでした、冒険者さん」
サジタリオ城下町がまるごと凍り付いてしまうのは、どうにかまぬがれたようです。家々の扉からは住人たちが顔を出し、雲が晴れて青く澄んだ空を見上げては笑顔を浮かべています。
「はあ、やれやれだわ。身体が冷えちゃった。ねえお姫サマ、酒場で一杯つきあわない? おごるわよ」
「私は……いえ、そうですね。ぜひごいっしょさせてください」
「そうこなくっちゃ! じゃ、さっそく行こうか。ステラのやつが、首を長くしてクエストの報告を待ってるからね」
ティオレはフランチェスカの肩に腕を回しぬくぬく、冷えた身体をおたがいあたためながらにさくりと雪を踏んで、Barアストラルへと歩いてゆきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月03日
参加申し込みの期限
2025年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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