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心結ばれ縁繋ぎ - 紡ぐ命と導きし者 -
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連休に遊びに行こうと決まったとき、晴月は思いのほか大きくはしゃいでいなかった。
ちょうど季節の変わり目で何を着ようか迷うし、お弁当だって悩むし、遊具だって持って行きたい。
でも電車はぎゅうぎゅうだろうし、荷物は軽く嵩張らないのがいいけど、『楽しい』は妥協したくない。
「むうぅ……」
頭の中を整理するため、晴月は『やりたいことリスト』を書き出していた。
どれが大切かを選ぶように、ペン先を迷わせながら印をつける姿は、隣で同じようにリストを書くラッセルの口元を綻ばせる。
「その花丸ついてるのが、晴月の一番やりたいことか?」
たくさん書き出された中で『イベントをいっぱい巡りたい』には○、『デートっぽく』には◎、そして花丸が付いたのは『赤ちゃんも楽しめること』だ。
「うん! びっくりさせないように、何ができるかな」
そわそわと指折り数える晴月も無知ではないが、どうしても情報源が古い映画や、興味を持って読んだ図書館の本と限定的で、人間の一般常識は乏しいところがある。
とはいえ、ここ数年は周囲に支えられながら学びの機会も得て、随分と成長したと自負していた。
「赤ちゃんがびっくりしないってなると、稲積が無理しないってことだから……えーっと?」
人間らしい生活に慣れるだけでも精一杯の晴月に代わり、人間の先輩として知識を授けたいラッセルではあるが、この身に降りかかったことのない話は自信がない。
「いっぱい歩いちゃダメ、走っちゃダメ、重いものもダメ……」
覚えたての知識を披露する晴月は、折った指を戻しながら何が残っていたかと記憶を辿り、助けを求めるようにラッセルを見ている。
「……俺より、物知りじゃね?」
「じゃあお勉強だね。図書館の本には『イクメン』なんて書いてたけど、今は一緒に育てるのが当たり前だよ」
どちらかが知っているだけではダメ。二人で学んでいかなければと意気込む晴月は、お小言を言っているようでラッセルとの未来を期待しているようにも見えた。
「あ、ああ! 俺も間違った知識や勘違いはない……とは言えねーし、これを機に学べたらって」
「ふふ、脱落しないでね? そんなときは――私の未来の計画書、書き直しちゃうから!」
悪戯な顔で笑う晴月の本気度が見えず、ラッセルは心構えをウォルターに相談してみようかと思った。けど、そのウォルターも、どこか様子がおかしかった。
「なあ、晴月。今度はいつ稲積と約束してるんだ?」
「ん? えっとね、お出かけの準備を一緒にしようって言ってるから……」
定期検診が終わった後に、持って行く物を見に行く予定。さっそく『いっぱい歩いちゃダメ』が阻もうとしているのに気付いて、晴月は再び神妙な顔で唸りだした。
そうして、病院近くの公園で待ち合わせた晴月は、目を疑うように柚春を見た。
連休の約束をしたときには可愛らしくふっくらしたお腹だったのに、今では支えないと大変そうな重量感のあるお腹になっている。
「えっ、もしかして赤ちゃん、二人だったの!?」
「違う違う! ちょうど成長期みたいでね、これが普通なんだって」
安心するように言われても、そうなんだと納得するだけではいけない気がして、晴月はどこかハラハラしながら出来ることはないかと柚春を観察する。
荷物は付き添いのウォルターが持っているし、調節しやすい薄手の上着も着ている。転けないように手を取るのも旦那様のエスコートが万全だから、車や子供が飛び出してこないように周囲を窺うことくらいだろうか。
「でも……本当にお買い物、大丈夫?」
「長時間じゃなくて、休憩も挟むならね。そこは、僕も目を光らせるよぉ」
異論はないねと微笑むウォルターは、定期検診のたびに半休を取得して付き添っているらしく、医者の助言を元に柚春の無理を制した。大丈夫だと反論したい柚春も、お腹の内側から蹴られてしまったら、苦笑するしかない。
「まったくもう、どっちの味方?」
優しくお腹を撫でる姿は慈しみに溢れていて、そこに命があることは晴月にも伝わる。けれど、今このときも育っているのだという実感は、外側から感じることはできない。
「良かったら、晴月さんも触ってみてくれる?」
「……え、いいの?」
「もちろん。前から動いていたけど、最近は特にわかりやすいんじゃないかな」
そっと触れて、緊張気味に挨拶をしてみる。まるで物陰から様子を窺うような間の後に、ポコンッ! と元気な挨拶が返ってきた。
動いてるとか温かいとか、そういう『生きてる』は知っているけど。命の中にもうひとつ『宿っている』ことは、なんて表現したらいいのだろう。
「この子が、柚春さんみたいに大きくなるの?」
「いつかはね。さすがにお腹の中じゃ、そこまで育てられないよ」
「ふふっ、さすがにそうだよね」
そろそろ買い物に向かおうかとバス停に足を向ける。お弁当は何を準備するか、遊具はどんなものがいいかと相談して、柚春に無理をさせないために勉強中なんだと晴月は誇らしげに笑う。
「ありがとう。でも本当に、この時期は少し歩くと張りが出るのも普通みたいだから、心配しすぎないで」
急激な状態変化には慣れていないと言いながらも、柚春は当たり前を受け入れようとしている。本人がそう言うのならと納得しようとし、晴月はウォルターの様子も窺うけれど、間違ってはないだけに止めようがないらしい。
「無理が少しでも分かれば、僕も助かるんだけどねぇ……何かあったら言うんだよ?」
困った顔をしながらも側頭部に口づける彼を見れば、晴月だって大丈夫だと思ってしまう。
きちんと柚春を理解し、甘えやすい環境を作るウォルターに安心して、あれもこれもと『やらなきゃ』を一旦心の中にしまい直した。
でも、完璧な旦那様に心配してくれる友達を持った柚春は――だからこそ何かを隠していたのかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月25日
参加申し込みの期限
2026年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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