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寝子島高校
夏果てで、想いの頁を綴るたび。秘めた綴じ目へ、君と踏み出す。
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買い物を終えた2人は、せっかくだからと大浴場に向かい、それぞれの時間をゆったり過ごしている。
緊張した心を解し、歩き回った足を労って。のびのびと過ごせる温泉は、旅行中の貴重なひとり時間でもあるため、色んなことを考えもするだろう。
しかし珪は、無心で顔を洗い続けていた。顔に嫌なものでもぶつかったのか、はたまた目に何か入ったか。とにもかくにも豪快に湯をバシャバシャ叩きつけ、温泉を楽しんでいる素振りはない。
(……何を浮かれているんだ、僕は)
桶の湯がなくなり、ようやく一息ついたかと思いきや。珪は渋い顔のままカランを押して長い息を吐く。
恋人との旅行。しかも珪の両親へ挨拶がしたいと、綾花たっての希望で紹介をした日。親からは少々弄られたけれど、彼女との年齢差には深く言及されることもなかったし、良好な関係を築けそうで安心した。
それを考えれば浮かれることなど不自然でないだろうに、珪はにやけそうになる頬が許せないのか、真面目な顔つきで顎周りをさすり、髭の剃り残しがないことを確認している。
それもこれも、先ほどの観光物産館でのやりとりが要因だった。去年は「幸せにしたい」と恋人宣誓書に書いて、初夏にも同じ言葉で誓ってくれた綾花が、「幸せにしてください」と甘えてくれた。もちろん先に珪が言った言葉に応じる形であることはわかっているが、頼られている気がしたのは気のせいだろうか。
そんな幸せ気分で見てまわったのも、生活雑貨が中心だった。互いの家に置ける物なら、綾花の手料理を食べる機会も多いことから、日常使いできる物をと思っていただけなのに……テーブルのセンタークロスに良さそうとか、椀もいいなと見て回る姿は、今になってまるで新婚のようだったなと恥ずかしさがこみ上げる。
「……綾花さんは、恋人だから」
まだ彼女が生徒だったときのように、珪は自制する気持ちで小さく呟いた。嫁ではないと、しっかりしろと言い聞かせたつもりなのに、この言葉は逆効果だったらしい。
珪の脳裏には日中に振り払ったはずの綾花の爆弾発言が再生され、追い打ちのように『高校は卒業しました』とか『19歳です』とか、なんら問題ないと後押しするような文言が流れていく。
日常の延長にある僅かな非日常――旅先の祭りに当てられた高揚感もあって、今の珪に冷静さを完全に取り戻すのは難しかったようだ。願望には早まってはいけないと釘を刺しつつも、心の底では期待はしてしまう。
(いつ……着るのかな)
湯上がりは汗もかくだろうし、部屋に戻ってゆったりしてからだろうか。それとも髪を乾かしがてら少し休めば、きっちりしておかないと落ち着かないものだろうか。悶々として、いやいやと振り払って。なんとか全身を洗い終えて湯船につかる頃、珪の頭はまたひとつ余計なことが浮かんでしまう。……そんな可愛い下着を着けた湯上がりの綾花を1人にしていいのだろうか、と。
ぐっと風呂の縁に手を掛けて、今一度冷静に考え直してみる。ルームキーはそれぞれ持っているし、館内着が透けることも簡単には起こりえない。幼子でもないのだから館内で迷うこともないだろうし、早めに上がったなら部屋にいてくれるはずだ。わかっている、だが――それを差し引いても綾花は可愛い。
答えを出すや否や、珪は早々に入浴を切り上げて脱衣所へと向かった。こんなことなら部屋で済ませれば、とも思ったけれど、そういうことを意識してしまった以上は音だけ聞こえて待つ時間も苦行だし、同じ場所を彼女が使うというのも中々に恥ずかしい気がしてここへ来たのだから仕方がない。
「手綱は持たせる……ペースは合わせる……」
先走らないようにと自身へ言い聞かせる珪は、もはや心で呟いているのか口から出ているのかもわかっていないようだ。ただただ彼女を包み込める余裕を持った大人であれと、煩悩と戦いながら願い続けた。
そんな彼の苦悩を知ってか知らずか、綾花はドキドキしながらそのときを待った。温泉ではリラックスしたけれど、やっぱり特別な下着を身につけると覚悟が決まるというか、ちょっと気合いが入るというか。大人の魅力が出せるような気がする一方で、そういうのを気にするから子供なのかと不安にもなったりして落ち着かない。
「夜景……綺麗ですね」
昼過ぎにも荷物を置いて休んだけれど、風呂上がりもこうして一緒に部屋にいるという事実に、どこへ座ればいいのかもわからなくて綾花は窓辺に立っていた。周囲より少し背の高い建物が埠頭公園を見下ろせて、灯籠に彩られた公園がキラキラと輝いている。
「そうだね、あっちも少し歩けば良かったかな?」
「結構広そうですし……つい歩きすぎたら、寝る時間がなくなっちゃってたかもしれません」
何の気なしに笑ったつもりだった。観光物産館でさえ目移りしてしまったのだから、あんな素敵な場所に行ったら余計はしゃいでしまうかもと。
「そう、だよね。朝も早かったし……明日も予定があるんだから、休まないとね」
でも珪の受け取り方は違うみたいで、急に半歩離れて慌てだした。その少しの空間が寂しく思うけれど、いつまでも起きていられないことは、綾花にだってわかる。
「珪さんは、すぐ寝ちゃいますか? その、私……緊張して寝付けないかもしれないから」
はしたなくならないように、珪の意思も尊重できるように。精一杯の『お誘い』を口にしなければ、きっと彼は気遣うことを優先して紳士に振る舞おうとするだろう。
「眠るまで……その、隣に……っ!」
顔が熱くて、何かを期待しているのもバレてしまいそうなのに、綾花は珪を見上げるのを止めなかった。勢いじゃないと、この日を待っていたんだと伝えなければ、彼が後悔してしまうと思ったからだ。
「……わかった。じゃあ『眠るまで』ね」
照れくさそうに笑った珪が、部屋の明かりを落としていく。仄かな間接照明だけ残して寝室へ誘う彼は、余計に眠れなくなりそうな色香を纏っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月13日
参加申し込みの期限
2025年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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