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LIQUID -Star Chronicle- 不死創製編
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【ストーリークエスト『不死創製』(2)】
境界をくぐる。潜水してゆくような感覚があった。とぷんと潜れば時球域の内部だ。境界の内外において時は隔絶され、周囲のなにもかもが凍り付いたように動きを止めた。
時球域は時の流れのみならず、その場に在るすべてに干渉しゆがめるらしい。
「ネクタール実験場の入り口が……」
「逆さに?」
アオイ(プレイヤー:
仙藤 蒼
)とロサヴィア(プレイヤー:
仙藤 紫
)はそろって上空を見上げた。ふたりが実のところ姉妹であると知っているのはロサヴィアのみであるが、ぽかんと口を開けた仕草などは並ぶとそっくりだ。
「道が渦を巻いて、空までつながってる……目が回りそう~」
「アオイは何度も来たことがあるのよね? 実験場には」
「そうだね。でもずいぶん様子が変わっちゃってるし、中だってそのままとは限らないよ」
冒険の極致。エンドコンテンツ。レイドダンジョン、ネクタール実験場の踏破は冒険者にとって憧れであり到達点のひとつと言えるだろう。極大レベルを誇る戦闘マシーンとの死闘のスリルも、得られる報酬のグレードも、この場でしか味わえない最上級のものとなる。
とはいえ今回は報酬が目当てではないし、先導する学長アンペリアによれば通常のルートを外れて、秘密の階層を捜索することになるのだという。アオイの知見が役立つのかどうかは今のところ未知数だ。
「それにしても、やっぱり私、瑠璃さんと真珠さんにきらわれてるよね……なにかしたっけ?」
「ごめんなさいね。その……あの子たち、あなたに私が取られるのじゃないかって。嫉妬してるだけなのよ」
ロサヴィアの同行者、瑠璃と真珠は相も変わらずアオイに敵視の視線を寄せている。そればかりか、アオイの仲間であるマーナ(プレイヤー:斎藤 愛)やシャローテ、オートマタのウーピーことUPW2ともなにやら対立しており、実験場へ向かう隊列の後ろではにらみ合いに発展していた。
「あーもう。ちょっとみんな、ケンカしないで!」
「だーってアオイ、この子たちがにらんでくるんだもん!」
「ふんっ。ロサヴィア姉さまには指一本触れさせないんだから!」
などと白熱し、仲裁に入るアオイをロサヴィアは苦笑いしつつ見つめた。
血のつながった実の妹だと今さら瑠璃や真珠には明かしにくい。どうにもタイミングを逸してしまった。もし明かしたとしてもそれはそれで、あのふたりときたら今度は、血のつながりという唯一無二の関係性にすら嫉妬の刃を振りかざしそうだ。
「こういうの、心理学ではなんていうのかしら。ゼミの発表に使えそうかも……?」
「ロサヴィアさーん、なんとかしてよー!」
「ああ、ごめんなさいね。今いくわ」
いささか不謹慎だろうかと思い直し、ロサヴィアは足を速めた。
「なにか感じとっているようだな」
先頭を迷いなく歩む人形が口を開いた。ポラリス(プレイヤー:
スピカ・フォーツ
)はいぶかしく思いつつ整った眉をひそめる。
「なに……が?」
「こたびも前回のごとく、極星の者が現れるのではないかと予感するのだろう。わたしも同感だ」
「学長、君は<極星の七英傑>となにか由縁があるのだったね」
凛風(プレイヤー:
鷹司 凜太郎
)が言うと、人形は人間らしい仕草で肩をすくめた。
「縁と言えば縁だろう。しかしそう深き縁ではない。いくたびも戦場にまみえたが、共通する敵を相手取ったというだけだ。いくらか会話はかわしたが……往事茫茫」
はっきりと仔細までも思い出せないと彼女は語った。
七英傑はかつての昔、月の民の侵略を押しとどめリキッド大陸の民を守らんと死力を尽くし戦った。途方もなく永い時の果てに戦いは忘れ去られ、英傑の記憶もまた川の水面を流れるがごとくに失われていった。その伝承者たるがポラリスである。自身もまた七英傑のひとりであり、現代にまで継承された月の民の遺志に
決着をつけた
。
すべては過ぎ去ったことだが、時の波濤の内にあってはその限りでもないらしい。
「……ネクタール実験場。私は関わらなかった……けど、ここを危険視していた英傑がふたりいる」
ポラリスの言葉に、凛風はつまらなさそうに目を細めた。過去のつながりは愛するポラリスを遠ざけるように思えて好まないらしい。
「序列第七位、<『衆心』ビーハイヴ>。第六位<『災星』ハストラン>。ふたりは、ここを……おぞましい場所だと言っていた。開けてはならない魔窟だと」
「ふむ」
学長の歩みに乱れはない。ポラリスは背の高い人形の面を見上げる。
「あなたは、ここに詳しいと聞いた。なにか、知っているの?」
「今は語るべきではない。いずれ時がくれば知れよう」
それきり会話を打ち切り、学長はただ前を見て歩むのみとなった。
「ポラリス。また英傑たちと出会うことになるのかもしれない。その時は……」
「だいじょうぶ」
過去に触れることは、ポラリスにとってもはや届かぬ憧憬を思い起こさせることにもなる。傷心も湧くことだろう。凛風は彼女の髪をそっと撫で、頬をなぞる。
「だいじょうぶ……凛風がいるから」
「ああ。そばにいるとも」
いずれにせよ時球域に封じられたこの場所は、隠された過去をつまびらかとするだろう。それがいかなるものであろうとも。たとえ口はばかるようなおぞましいなにかが暴かれるのだとしても、目をそむけるわけにはいかない。真っ向対峙せねばならない。過去、その核心にこそ、広がる波濤を押しとどめ時球域を晴らす真実を擁するのだろうから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年10月22日
参加申し込みの期限
2025年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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