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LIQUID -Star Chronicle- 不死創製編
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【ストーリークエスト『不死創製』(1)】
「やったあ……!」
初めてのペット捕獲。VRゲームの世界であっても、その感動は格別のものであったし今でも鮮明に覚えている。リューキ(プレイヤー:
曖浜 瑠樹
)にとって初めての、リキッド大陸における大切な原体験だった。
「ふわふわで、もふもふで、可愛いねぇ」
子猫のマティエはもともと討伐すべきモンスターであり、ほんのちょっぴり普通の猫と違っていたりするのだが、リューキにとっては愛らしい子猫に変わりない。仲間となってから、いくつもの冒険を乗り越えてきたのだ。
「だからオレにとって、マティエは大事な家族なんだよお」
「あー、わかる! 分かるYO、俺もうーちゃんとレクサのことは家族だと思ってるからさ」
ほわほわとペットへの愛について語るリューキに、ブドー(プレイヤー:
志波 武道
)も深々とうなずいた。
広大なリキッド大陸における大冒険は、広大であるがゆえに時として寂寥をも増大させることがある。たとえばコーフィルの荒涼たる砂漠を横切る長い移動時間などがそれだ。孤独を好む者も少なからずだしそれとて尊重されるべきではあるが、多くのものは真の孤独をともに分かち合い乗り越える仲間を欲するものだ。リューキやブドーにとってはペットやホムンクルスがそれだった。
ブドーにいたっては状況もやや異なる。実のところ彼は、世を滅ぼすとまで呼ばれる希少なホムンクルスを違法に所持しているかどで、サイディア王室から手配中であったりするのだ。ありがたいことに、築いてきた彼の人脈により手が後ろに回ることは避けられているものの、人目をはばかる立場であるのは今もって変わりない。当のホムンクルス、レクサは騒動の発端にして根幹でありながら、他者との無用な接触を避けたいブドーにとってこの上ないパートナーでもあった。
「おたがいいい相棒に恵まれてるよなー。今度のはチョーット大変そうなクエストだけど、家族パワーで頑張ろうゼイ!」
「うん! がんばろうねえ~」
ペットもホムンクルスも、主人を心穏やかにしてくれることにくわえて、バトルにおいても多大な貢献をしてくれる。今回ふたりが挑むのは、発生中の災禍の根本的な解決を目指す難関クエストだ。
時の波濤……時間を停滞させるおそるべき波はリキッド大陸を覆い尽くさんと広がり続けている。その源となっているのが、眼前にそびえる超大型時球域。通称<タイタンヴェール>である。中心に位置する<ネクタール実験場>へと踏み込み、押し寄せる波濤を止めねばならない。
黒々とした時球域を、リューキは見上げる。ハニカム状に揺らぐ表層を見つめ、にゃあと鳴いたマティエを抱き上げると、うなずいた。小さな胸には、相棒とともに渦巻く危険へと飛び込む決意が満ちていた。
無骨な大槍を地に突き立て、人形は時球域を睥睨する。
「アンペリア学長。冒険者たちの準備は整いました。いつでも行動開始できます」
ソフィア(プレイヤー:
月原 想花
)の報告に、サイディア王立魔法アカデミーの学長、人形姫ことアンペリアは鷹揚にうなずいた。
「10分後としよう。わたしが先導する。ソニア、隊列を組んでおけ」
「了解しました。それと、私の名前はソフィアです……」
「そうだった。ソフィア」
強く吹き始めた戦場の風に、ソフィアの胸はざわつく。こたびも激しく険しい道行きとなるだろう。オートマタの身体を持つ武闘派、学長アンペリア自らが先陣を切るとあってはなおさら、苛烈な戦闘ともなろうことは想像に難くない。犠牲が出なければよいがと願う。
「むつかしー顔してるねぇ、ソフィアちゃん」
「ちょ、シフォン! くっつかないで、動きにくいでしょう」
しなだれかかるシフォン(プレイヤー:
黒白 滴
)に、ソフィアは苦笑いする。
ソフィアにとって憂慮は眼前のクエストのみならず、実のところもうひとつあった。王立アカデミーに勤める教師で同僚、シフォンと、そして、
「シフォンさん、ソフィアが困っているじゃない」
「え~? そんなことないよねえ、ソフィアちゃん~?」
「そんなことあるってば、近すぎ!」
ロロ(プレイヤー:川上 紗櫻都)。あらたに加わった同行者で、オラクルリンカーだ。まだまだ駆け出しの新米冒険者だが、ふたりを補佐するために駆け付けた。
「ソフィア、いつもこうなの?」
「いや、えっと。まあ……」
いささかしどろもどろ。ソフィアは胸中に冷たい汗をかいた。
(ぼくが、ふたりのことを好きだ、って知られたら……嫌われる、よね)
ソフィアは苦しんでいた。恋の悩みと言えば単純に聞こえるがそればかりではない。ソフィア……想花の想いはシフォンこと滴と、そしてロロとして杖を握る紗櫻都の間に板挟みとなり、どちらにも寄り添えずにいたのだ。
どちらに対しても不誠実であろうと思う。どちらかに決めるべきだとも。しかし決められなかった。
「ま、気楽に楽しんでいこーよ。学長もいるんだし、大丈夫だいじょうぶ~」
「危険な場所なのよ、一瞬だって気が抜けないよ! でも安心して、ソウカのことはわたしが守るから」
にへらと相好を崩すシフォン。前向きに明るい笑みで見つめるロロ。揺れる想いがいつか、どちらかへ振れることはあるのだろうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年10月22日
参加申し込みの期限
2025年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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