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LIQUID -Star Chronicle- 不死創製編
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【ストーリークエスト『不死創製』(5)】
凛風が胸を満たす寂寥に気が付いていたのかどうか。表向きこそいつもの朗らかな顔を浮かべたが、心にはどこか隙間風が吹いている。
「きみとこんなところで会うなんて。ポラリス、少し背が伸びた? はは、Andante(歩くような早さ)で成長しているとばかり思っていたよ」
「ああ、ポラリス! あなたはなんと愛らしいのでしょう。そこの生意気な少年とは違って」
「聞こえているよ。僕はこの世を謳歌しているだけさ、giocoso(楽しげ)にね」
『衆心』ビーハイヴ。優雅なたたずまいの少年だ。どこか指揮者然としており、実際にタクトを模した杖を扱う。橙と黒の縞模様のタキシードはどこか蜂を思わせる……名が示すとおり、彼は蜂を従え操る異能の持ち主だった。
『災星』ハストランは教会のシスターといった趣きに身を包む、柔和な笑みを浮かべた女性であるが、彼女が冠する二つ名はそれが彼女の真なる本質でないことを如実に表わしている。
「……ビーハイヴ。ハストラン……」
呆けたようにつぶやくポラリスを、凛風は無意識なるままに抱き締めた。彼女が過去にとらわれるのは見過ごせないが、それほどに弱くはないとも思っている。過去と相対しても自分を忘れさせまいとする、ささやかな抵抗だった。
七英傑たちはもはや命なき形骸だ。時の波濤が生んだ記憶と記録の産物だ。彼ら自身そうとは気づかぬまま、もはや果たされた過去をふたたびなぞろうとしている。ポラリスはこくり、小さくうなずいた。
「ふたりとも……会えて、嬉しい」
「あれ、なんだかやけに素直だね。いつもはもっと、ピーピーやかましいのに」
「騒がしくするのはあなただけでしょう、ビーハイヴ。ポラリス、ここは危険ですよ。あなたは安全なところで私たちを待って……」
「ううん。大丈夫」
ポラリスはかぶりを振る。
「私は私の意思で、ここに来たの。それに……凛風もいてくれる。私も戦える」
「……へえ?」
ハストランはどうやらポラリスに対していささか過保護な向きもあったようだ。ポラリスを腕に収めた凛風へいぶかしげな、というより半ば攻撃的な瞳を向けた。
「あなたがポラリスを守ると? どこのどなたです、いつの間にそのような……ポラリス! 不浄な交友は認めませんよ」
「いいじゃないか、ハストラン。ポラリスだってお年頃ってやつだし、いい人のひとりやふたりくらい、ああはいはい。そうにらまないでよ」
肩をすくめたビーハイヴ。ハストランが凛風を問い詰めんとしたところで、
「おしゃべりはそこまでだ」
成り行きを黙したまま見守っていた学長、人形姫アンペリアが口を開いた。
「英傑にはその力を借りることとなろう。厄介者どものお出ましだ」
スパイダーの襲撃を切り抜け、目指す昇降機への隠し通路を捜索する冒険者らでだったが、それを阻まんとする者たちがこの場には存在するらしい。
人間だ。男女合わせて十数名はいるだろうか。白地に色彩豊かなステンドグラスめいた紋様をあしらった揃いの装いをして、手にはどこか儀礼的に思える装飾をほどこされた剣や槍などを携えていた。
彼らの瞳はどこかぼんやりとした光を宿し、かがやいている。碧緑を帯びた双眸が冒険者らを認めると、彼らは身構えた。
「やれやれ。こんなところまで好き好んでやってくる輩があろうとはね。ずいぶんと邪魔が入るじゃないかよ」
胡乱な者たちのリーダーだろうか。端正な顔立ちの青年だ。浅黒い肌に銀と黒のツーブロックヘア。右手には拳銃の銃口に刃を取りつけた銃剣を携えていた。
「過去の亡霊に、手練れの冒険者。それに他でもない、あんたかい。サイディア王立アカデミー学長、人形姫アンペリアさん」
「わたしを知っているか。名乗れ。お前たちは何者だ」
大槍を突きつけ問うアンペリアに、凛風とポラリス、冒険者らも並ぶ。ビーハイヴ、ハストランもポラリスらの脇を固めると、青年は首を振り、わざとらしく大きなため息をついた。
「やっぱこうなるか……ま、これも想定内さ」
手のひらをかざせば、白服の者たちも展開し冒険者たちと相対する。
「おれは<ガラナス>。わるいけど、あんたたちにはお帰り願うとするよ。ここは我らが宗教結社、崇高なる<アムトロジー>が有効に活用させていただく予定なんでね」
宗教結社。アムトロジー。クエストボードにも提示された、実験場周辺で姿が確認されたという正体不明の集団だ。
彼らの目的は分からないが、冒険者やアンペリアのそれと方向を違えていることはどうやら確かなようだ。
「なるほどね、連中もネクタール実験場に巣食う、度し難いヤツらとそう変わらないってことだ。ねえハストラン」
「そうですね。見過ごすわけにはまいりません。ポラリス、それにあなた……凛風でしたか。ここは協力を。あの者たちを排除せねばなりません」
「……うん!」
「異論はないよ。このままじゃどのみち、僕たちの目的にも支障が出るからね」
次々に装備を構える様に、青年……ガラナスは鈍い輝きを放つ銃剣を翻し、剣先を突きつけた。
「んじゃ、やろうか?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年10月22日
参加申し込みの期限
2025年10月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年10月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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