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散歩に行こうよ
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【案内された場所は】
その日、
桜井 ラッセル
は旧市街を散策中だった。
1人ではなく、恋人の
風の精 晴月
と、彼女が仲良くなって「ツムギ」と名付けたリスが一緒だ。というか、正確にはリスが小走りに進んで行くのを、ラッセルと晴月が追っているのだった。
「おーい、あんまり遠くにいくなよ~」
ラッセルは、先を行くツムギと晴月に声をかける。
晴月とツムギは、歩調をゆるめるものの、またすぐに速足になる。
それに苦笑しつつ、ラッセルは首を捻った。
(何度か会ってる子なら、近くに住処があるんだとは思うけど、晴月に何か見せてぇのかな)
その一方で彼は、真剣にツムギを見つめる晴月の視線に、軽い嫉妬を覚えていたりもする。
そんな自分に、いかんいかんとかぶりをふって、ラッセルは万が一の時も兼ねて、帰りのために周囲の目印を覚えることに意識を向けた。
(えーっと、さっきポストの立ってる角を曲がったよな。それから、ポスターの貼られた電柱……と)
そうしながら彼は、改めて晴月をふり返る。彼女は、ずいぶんと楽しそうだ。
(見渡して発見する道も、迷子の最中、地図どおりの目印見つけて安心して進む道も、通い慣れた道も安心感があっていいけど、今日は開拓したい気分だし、こんな日もいいよな。何より、いい笑顔が見れた)
胸に呟いてラッセルは、ふともれいびだったころを思い出した。
当時は、ろっこん『ピヨコ変化』でカナリアになって、空から見下ろすという必勝法で、迷子になっても正しい道を難なく発見できたし、行動範囲も広かった。
だが、神魂の消滅によってひとになった今は、こんなふうに地道に足で稼ぐのも悪くない、と彼は思うのだった。
周囲の建物は次第に少なくなり、ツムギが進む道は、いつしか舗装されていないデコボコの道に変わっていった。
「えっほえっほ。おお、ここ足場わりーっ。ほら、手を貸して」
ラッセルは、小さなぬかるみのできた場所を、掛け声と共に飛び越えて、晴月の方へと手を伸ばす。
「ありがとう」
差し出された手にすがってぬかるみを越えて、晴月は少しだけ頬を赤らめた。
2人は手をつないだまま、ツムギのあとを追った。
ややあって、ツムギが足を早めて飛び込むように、角を曲がる。
慌ててあとを追った2人の目の前に現れたのは、開けた広場のような場所と、そこに立つ大きな銀杏の木だった。
「わ~、すごい~!」
ラッセルの手を離して木に駆け寄った晴月が、目を丸くして歓声を上げる。
「大きな木だね。一面、金色だよ!」
叫んで、彼女は子供のようにくるくる回る。
「たしかにすごいや。ってか、寝子島にこんな場所があったんだな。んー、いい風。気持ちいいな」
ラッセルも木を見上げて言うと、風を感じて目を閉じた。
そんな2人の足元に、ツムギがやって来た。何か言いたげに、彼らを見上げて来る。
「なんだ? まだ何かあるのか?」
ラッセルが問うと、ツムギは身をひるがえして木の後ろ側に向かった。
ラッセルと晴月は顔を見合わせ、そのあとを追う。
見れば、木の後ろ側の根本に小さな窪地があった。そこに入って行くツムギを目で追えば、中には銀杏の実やドングリが、ぎっしりと詰まっていた。
ツムギがその一つを取って、晴月に差し出す仕草をする。
「これをくれるの?」
晴月が問えば、ツムギは答えるように小さく鳴いた。そしてツムギは、ラッセルに向かって軽く尻尾をゆする。
「俺も歓迎してくれるのか」
ラッセルの言葉に、ツムギはうなずくように、目をクルクルさせた。
そこで2人は、遠慮なくそれらをもらって行くことにする。
ラッセルが、体に掛けたカバンから大判のハンカチを取り出して、晴月に渡した。
「これへ入れたらいい」
「うん」
晴月がそれを受け取る。
ラッセル自身は、少し考え、かぶっていた帽子を脱いで、それへ入れることにした。
帽子とハンカチは、すぐに一杯になった。
それはどちらも、ラッセルのカバンに納められた。
「ありがとう、ツムギ」
「ありがとうな」
礼を言う晴月とラッセルの足元を、ツムギはくるくると回る。
「俺たちも楽しかったが、ツムギも楽しめたようで、何よりだ」
それを見て、ラッセルが言った。
やがて2人は、ツムギと別れて、帰り道をたどり始めた。
むろん、ラッセルが目印を覚えているので、迷子になる心配はない。
「帰りには、アイスでも買おうか」
途中に駄菓子屋があったのを思い出して、ラッセルが言うと「うん」と晴月がうれしそうにうなずいた。
(知らない店で知らないものやアタリ開拓できたら万歳だし……次は千も一緒に遊んだり、散歩するのもありかもな。今日みてーな素敵な体験ができるかもだし♪)
ラッセルはそんなことを思いながら、晴月と2人、帰路をたどるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年10月10日
参加申し込みの期限
2025年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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