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一緒に鐘を鳴らしませんか?
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新スポットに夕日というロケーション。
写真撮影が趣味な
桐生 計都
は、灯台からの眺めがいいと写真仲間から話を聞いて、久しぶりに岬の方へ訪れた。
そこは気づかぬ間に猫恋の鐘という新しいスポットができており、少々驚いたものの、その場所の雰囲気が素敵だったので何枚か写真を撮ることにした。
デートスポットなようで、何組かのカップルの姿が見える。彼らが景色に見とれているのを邪魔しないようにシャッターを切るが、あんな風に寄り添うというのはどんな気持ちなのだろう。
未だに恋愛をしたことがない計都にとっては未知の世界ではあるが、いつかそういう相手ができたらどんなに幸せだろうかと思いながらファインダーを覗いたまま景色を楽しんだ。
人を避けるように覗いていたつもりだが、その端に捉えた一人の少女が気にかかった。
自分のように景色を楽しみにきたのかと思いつつ、そこから見る海はどんなものだろうかと一度カメラを持つ手を下げた。
風に乗って聞こえる、透き通った歌声。
風景と相まってあまりに幻想的に見えて、普段はあまり撮らない人物に向けて気づけばシャッターをきってしまった。
「あの、えっと……?」
ファインダー越しに
夢宮 瑠奈
と目が合ってしまう。
「あ……す、すみません。あまりに素敵だったもので、つい」
「びっくりはしましたけど、大丈夫です……そんなに褒められると恥ずかしいですけど」
瑠奈は困ったような笑顔をしたあと「恋をしたほうが輝けるかも」と考えてたことを思い出し赤面してしまう。
別にここがデートスポットだからって、そんな都合よく出逢いなんてあるわけがないのに。
――だけど、彼がキラキラの元を持っているとしたら……?
ロマンチストな瑠奈は、なんてタイミングで現れたのだと計都をまじまじと見上げてしまう。
そして計都もまた、頬を赤らめた可愛らしい少女に、上目遣いで顔を覗かれては純粋に可愛いと思ってしまい、その熱が移ってしまったようだ。
「あのぉ、お一人なんですかぁ……?」
「え、あ、はい。少し写真を撮りに来ただけですので」
「あたし、夢宮瑠奈っていいます。良ければ、なんですけど……お一人様に良い物があるって聞きまして……」
良縁を呼んでくれる、南京錠。
その「良縁」は友人か恋人かわからないけれど、一人で来た者同士次は大切な人と来れるようにお願いをしに行こうかと揃ってお土産屋に向かうことにした。
ぽやぽやとした瑠奈に誘われるまま後を付いて行ってしまう計都だが、人見知りの激しい彼にとって、これはとてつもない進歩だ。常日頃から自分を変えたいと思っていた計都にはチャンスかもしれないが、付いて行くのが精一杯で気の利いた話題などふれるはずもない。
「あたし、海は好きなのですよ。遠くまで見通せたら、なんかモヤモヤがはれる感じがするから」
「……灯台」
「なんですか?」
「えっと、灯台からの景色も綺麗だって聞いたんです」
「わぁ、そうなんですかぁ? 見てみたいなぁ」
どんな風景なのだろうかと思いを馳せては微笑み、今からだと日が落ちるまでに家に戻れるだろうかと顔を曇らせ、くるくると変わる表情につい苦笑してしまう。
「あとで……その、写真を撮りに行こうかと思っているんですけど」
「いいなぁ、ご一緒しちゃ……撮影のお邪魔ですよねぇ」
騒がしい子には見えないし、撮影に集中してしまえば今以上に会話もままならないと思うが、彼女はそれで良いのだろうか。初対面ということもあって「一緒に行きますか?」など声をかける勇気もなく、気づけばもう土産物屋の前。
お互いに自分のイニシャルと猫の絵を描き、それぞれに願いを込めて鍵をかける。
「あー……おひさま落ちちゃうの、早いですねぇ」
さっきまでオレンジ色の光が降り注いでいたと思ったのに、もう空の端は紫色に滲みかけている。
暗くなる前に帰りたいようなことを言っていたし、ここでお別れだろうかと思うと、ホッとしたような寂しいような気持ちに包まれながら、計都は空のグラデーションを撮影する。
「灯台からだと、お星様も綺麗に見えそうですよねぇ……機会があれば見せてください。あたし、寝子高の1年、芸術科の7組なんです」
「隣ですね……6組です」
「じゃあ、いつでも写真を見に行けますねぇ」
嬉しそうに笑う瑠奈を見て、返さなければならないものを思い出す。無断で撮影してしまった彼女の写真だ。
「気が向いたら、いらしてください……その、用意していますから」
「はいっ!」
そんな彼女の満面の笑みをみて、彼女の写真と共に灯台からの1枚をプレゼントしてみよう。そして、これを機に人と接する機会が増えればと、計都は前向きにこの出逢いを捉えてみるのだった。
猫神様は、猫なのだから気まぐれなところはあるかもしれない。
縁を結んだかと思えば、自分の恋に忙しくなって、取りこぼしてしまう願いもあるかもしれない。
だけど、天女とともに皆の幸せは願ってることだけは確かだ。
今日、丘を訪れた人にはどんな縁があっただろう。
それは猫神の力か些細な偶然か、目に見えないものだからこそ判断をするのは自分自身。
願ったことに満足しないで、それを力に変えて進むことを空の二人も願っている。
猫神は、天女に振り向いてもらうため、努力をしたのだから――
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あとがき
担当マスター:
浅野 悠希
ファンレターはマスターページから!
ご参加頂きました皆様、大変お待たせいたしました……!
待った価値のある作品になっているか非常に心配ではありますが、
このシナリオをきっかけに仲良くなる人、波乱を起こす人、色んな方がいるかと思います。
ほんの少しでも、キャラだけでなくプレイヤーさんの心に残る作品になっていれば幸いです。
また、この猫恋の鐘と南京錠のエピソードは、江ノ島に実在します。
(南京錠の意味合いは違いますが)
ぜひ近隣のリア充な皆様は、訪れてみてくださいね!(爆発しないことを祈ってます!)
マスターページにも書かせて頂きましたが、2作品という少ない参加ではありましたが、
この作品をもって、一度マスター活動を休止させて頂きます。
もっともっと書きたい作品はあったのですが、ここまで大きな遅延を起こしてしまった以上、
医師の指示を大人しくきいて療養に専念したいと思います。
どこかでお仕事ではない作品を作っていたり、遠い昔に関わった作品の告知をしたりはあるかと思いますが、
見かけたら生温かい目で見守って頂ければ幸いです。
それでは、今回のご参加、誠にありがとうございました。
復職許可が出ましたら戻ってくるつもりでいますので、そのときはよろしくお願い致します!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月24日
参加申し込みの期限
2013年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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