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夏祭りの夜に
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【幸せな時間】
ねこぴょん後すぐの夏の、ある日の夕方のこと。
羽生 碧南
は、ねこでん木天蓼駅の構内にいた。
白地に赤い椿が一面に散らされた浴衣に、赤い帯を締め、髪にも赤い椿の髪飾りをつけている。
この日彼女は、
鷹取 洋二
とここで待ち合わせしていた。木天蓼市内で行われる夏祭りを、見物に行くためだ。
(気合入れておめかしして来たけど、どこもおかしくないよね)
碧南は、駅の磨かれて鏡面と化した柱に映る自分の姿を眺めて、つと胸に呟いた。
彼女の身長は百八十センチと、高い。そんな高身長女子の悩みは、着られるものが限定されることだ。
可愛い服はどうしても着られず、あと二十センチ低かったら……と、悔し泣きすることも多い。
だが、浴衣と水着は例外だ。だから今日の浴衣は、思い切り可愛いのを選んだ。
(いつもなんとか時間をひねり出してはデートしてるけど……ゆっくり二人でいられるのは、久しぶりよね)
碧南は、そんなことも思う。
バスケの特待生として木天蓼大学に入った碧南は、練習に授業に毎日大忙しだ。なので、ずっと片思いだった洋二と昨年の暮れに両想いになってからも、短時間のデートばかりで、なかなかゆっくり満足するまでデートする時間は、取れずにいた。
そこに洋二が姿を現した。こちらも、紺地に青海波の地模様の入った男物の浴衣をまとっている。
ちなみに洋二は、寝子島町の旧市街の下宿に住んでいる。なので、今日はここで待ち合わせることにしたのだった。
「お待たせ、碧南さん。……浴衣、とても素敵だねぇ」
「あ、ありがとう。洋二さんも、浴衣似合ってます」
洋二に言われて、こちらも言葉を返しながら、碧南は内心に一人興奮していた。
(はうっ! このシチュエーションって、以前プレイした乙女ゲーと同じ! まさか私が、あのゲームの主人公と同じ言葉を、恋人から掛けられる日が来るなんて……!)
更に、自分で自分の呟きに、心の中で悶える。
(こ、恋人……! そ、そうよね。洋二さんは私の恋人。カレなんだよね。ああ~!)
改めて自覚した事実に、碧南は耳が熱くなるのを感じた。両手で顔をおおって、悶絶したい気分になる。
「碧南さん、どうかしたかい?」
そこに洋二の声がかかって、彼女ははたと我に返った。
「あ、ううん。なんでもないです。そろそろ、行きましょうか」
落ち着きを取り戻し、笑顔で返すと、「そうだね」と洋二もうなずく。
二人は並んで、駅の外へと向かった。
駅を出て表通りに出ると、ちょうど神輿がやって来たところだった。
大きな神輿を、大勢の人が担いで、「わっしょい! わっしょい!」と賑やかだ。沿道には、それを見ようと、多くの人々が立ち止まっている。
「すごい。こうして近くで見ると、迫力ありますね」
「ああ」
碧南と洋二も立ち止まり、神輿が通って行くのを眺め、見送った。
神輿が遠ざかって行くと、見物の人々も三々五々動き出し、碧南たちも歩き出す。
「木天蓼市内の夏祭りも、賑やかですね」
「ああ。人出もすごいねぇ」
そんなことを話しながらしばらく歩くと、出店が並ぶ通りに来た。
「いろいろあるねぇ。何かやりたいものは、あるかい?」
「射的をやってみたいです」
洋二に問われて、碧南は言った。
「じゃあまず、そこから行こうか」
洋二がうなずいたので、二人は射的の店に近づいて行った。
射的は一回に四発撃てるようになっていて、碧南は三等の駄菓子のセットを、洋二は二等の小さな猫のぬいぐるみを当てた。
「交換しませんか?」
互いが得た景品を見比べて、碧南が提案する。
「その方が良さそうだねぇ」
洋二もうなずき、二人は景品を交換した。
そのあとも二人は、金魚すくいにヨーヨー釣り、輪投げなど、出店のゲームを一通り遊んで回る。
あちこち回ったあと、碧南はリンゴ飴を買った。
それを舐めながら並んで歩いていると、洋二が碧南の手をそっとつないで来る。
碧南はちょっと恥ずかしいけれど、うれしくてつないだ手を握り返した。
(洋二さんとただ遊んで、こうして並んで歩いて、ただそれだけなのに……たまらなく幸せ。好きな人と……洋二さんと一緒にいるだけで、本当に幸せ……)
そんな思いが、胸の奥からじんわりと湧き上がって来る。そしてその思いは、ほわりと彼女の体を包み込み、温めていく。
(この時間が、ずっと続けばいい……)
碧南は思わず胸に呟いて、洋二と二人、人波の中を歩き続けていた――。
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担当ゲームマスター
織人文
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月23日
参加申し込みの期限
2025年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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