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夏祭りの夜に
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【祭の夜のハプニング】
寝子島神社の夏祭り、最終日の夜。
青山 絢
と
水谷 真優理
は、二人で神社を訪れていた。
どちらも浴衣姿だ。絢は紺地に風鈴や朝顔をあしらったものを、真優理は牡丹の花をあしらった涼やかな柄物の浴衣を、それぞれまとっている。
彼女たちは従姉妹同士だったが、恋人同士でもある。もちろん、恋人関係については周囲には秘密にしていた。
ちなみに絢は駆け出しの女優で、今年のこの祭のイメージガールに起用されている。ポスターや、SNSで配信するPVにも出演しており、昨日の夜は来年用のPVの撮影も行っていた。
今日は幸いお休みなので、彼女は真優理とのんびり祭を楽しもうと思っていた。
対する真優理は、「浴衣デートだ!」とはしゃぎつつも、駆け出しとはいえ女優の絢に、おかしな噂が立ったりしないようにふるまわなければ、と考えていた。
「絢ちゃん、可愛い。写真撮っていい?」
神社で落ち合って開口一番、真優理が言った。
「あ、ええ」
うなずく絢に、真優理はスマホで絢の姿を写す。更に、「すみません」と近くにいた人に頼んで、二人一緒のところも撮ってもらった。
そのあとは、並んで歩きながら、境内に並ぶ出店を覗く。
「あれ可愛い。買おうよ」
真優理が最初に指さしたのは、猫の形の綿あめだった。
絢もうなずき、二人ともそれを買う。
「可愛いから、食べるのがもったいない気がするわね」
いい感じに猫の頭に形成された綿あめを手に、絢が言った。
「そうね。……でも、やっぱり食べちゃう」
うなずきつつも、真優理ははむっと一口かじって「あま~い」と声を上げる。
絢はそんな彼女に笑いながら、自分も綿あめを口にした。
二人は綿あめを食べながら、少し先のバルーンアートの店へと足を運ぶ。
マンボウくんやサンマさんのバルーンアートが並ぶが、真優理は小さく首をかしげた。
「あんまり似てないね」
絢も同じように思っていたので、小さくうなずいて笑う。
二人が綿あめを食べ終えたところへ、息を切らせて駆け寄って来た男性がいた。祭のPVのディレクターだ。
「どうしたんですか?」
絢が声をかけると、実は……とディレクターが話し出した。
昨日の夜に撮った動画が、編集時のミスで消えてしまい、もう一度祭を楽しむ様子を撮影させてほしいと言う。
絢は、内心ではフリーの時間が終わって残念と思いながらも、微笑んで問うた。
「どこからやればいいんですか?」
隣でその流れを見ていた真優理は、思わず胸がキュンとなって笑み崩れそうになるのを必死にこらえていた。
(絢ちゃん、女優の顔、かっこ良すぎる。今すぐ抱きしめたい。……でも、だめよ。我慢するのよ私!)
ぐぐっと拳を握りしめ、自分で自分に言い聞かせる。
真優理が脳内で自分を抑えているうちに、PVの撮り直しが決まり、ディレクターの招集で撮影スタッフたちも集まって来た。そして、一同は金魚すくいの店に移動することになった。
真優理も見学させてもらえることになり、絢と一緒に移動する。
絢は金魚すくいをやって、次にしらす焼きそばを食べて……と昨夜と同じ順番で、撮られていく。ごく普通に祭を楽しんでいるように見えるが、真優理の目に今の絢は「祭を楽しむ女性」を演じる女優として映っていた。
そんな絢の姿を見るのは楽しく、真優理は「これはこれで、役得かも」などと一人ほくそ笑んでいた。
ところが。
ヨーヨー釣りの店に移動した時、監督が「ここって、女性二人がキャッキャしてる方が映えるんじゃないかな」と言い出した。
それを受けて、ディレクターが真優理に声をかけて来る。
「ちょっとだけ、出演してくれませんか? 顔が映るのが嫌なら、アングルで調整しますので」
真優理はびっくり仰天である。
(な、何この展開……! 私、女優じゃないし……。あ、でも……絢ちゃんと共演するチャンス……ではある、よね……)
戸惑いつつも、引き受けることにした。
「あ……じゃ、じゃあやります。顔は、少しぐらいなら映っても大丈夫です」
――というわけで、絢と真優理、二人がヨーヨー釣りをやる傍で、カメラが回ることになったのだった。
そのあともいくつか出店を回って撮影され――二人が解放されたのは、二時間ほどが過ぎたあとだった。
「はあ、緊張した……。まさか、PVに出ることになるとは思わなかったわ」
ぐったりとベンチに座り込む真優理に、最後に撮影スタッフがくれたラムネの瓶を渡しながら、絢が声をかける。
「お疲れさま。真優理さん、すごく堂々としてて素敵だったわ」
「そ、そう?」
褒められて、真優理は赤くなった。そして内心に、PVの完成が楽しみだな……などとも思う。
ラムネで喉を潤したあと、絢が言った。
「花火を見に行かない? 境内の裏手からよく見えるんですって」
「うん」
真優理もうなずく。
二人は立ち上がると、肩を並べて境内の裏手へと向かう。
そこは人気も少なく、本当に花火がよく見えた。絢と真優理は寄り添って立ち、夜空に咲く光の花を見つめるのだった。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月23日
参加申し込みの期限
2025年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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