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LIQUID -Star Chronicle- 時の波濤編
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【サイドクエスト『秀蓮の旅立ち』ウーローン・ウーナンの霊廟(1)】
「<武技幻影>! 大刀・双炎舞!!」
前後に両の刃を持つ大刀だ。秀蓮(プレイヤー:
朝永 真深
)の技の巧みが、回転に炎を宿す。薙ぎ払い、道を切り開く。
「退きなさい! 立ちふさがるなら、手加減はしないわよ……!」
敵は多勢。ウーローン正規の兵ではなく寄せ集めの無頼漢どもながら、よく訓練されている。剣さばきは素人のそれではなく相応の鋭さをもって襲い来るし、槍の一撃をまともに受ければたやすく貫かれるだろう。飛翔する矢の不意打ちにも気を配らねばならない。彼らの膂力で引き絞られた一矢は首のひとつやふたつは弾き飛ばす威力だ。だからこそ、後方のカーリー(プレイヤー:長島 ゆかり)を守らねばならないし、彼女の放つ魔法は要となるだろう。
「ちょ、すごい数じゃん! いけるの、秀蓮!?」
「いけるかどうかじゃない、いくしかないのよ! カーリー、防御魔法を早く!」
「人使い荒いなあ、もうっ……!」
カーリーの作り出した光の壁が飛来する無数の矢を阻み、秀蓮の大刀が炎のうなりを上げる。剣を構えた数人をまとめて斬り払うと同時、武技幻影。光の像が秀蓮の背丈をもこえる大きな弓矢の形を結び、全力で引き絞り放つ一撃は敵陣を引き裂くように貫きとおした。
ウーナンの霊廟は奇妙な遺跡だった。ウーローンの古い王族が利用したとの記録がかすかに残るのみだが、そのちっぽけな記述はきっと、意図的に隠されたものだったのだろう。
墓というには大きすぎる。あまりに深く、複雑な多層を成し、そして堅牢に過ぎた。
「ここはいったい……?」
「ああやばい、また来るよ秀蓮、多すぎるってば! 敵の数がさあ!」
カーリーの手に帯びる稲妻が扇状に放電し、ばらまかれた電弧は敵の身体を伝い広がってゆく。それでもなお彼らは群れをなし尽きず押し寄せた。
思えば迫る彼らの様子もどこか尋常ではない。
「こいつら、意識ある? 秀蓮、なんだかヘンじゃない? まるで……」
「うん」
まるで、の続きが言葉になる前に、敵は波のごとく絶えることがない。秀蓮の大刀は竜巻めいてひるがえり、カーリーは魔法の連発で息も絶え絶えだ。
それでも前へ進まねばならない。討たねばならない男が、おそらくは最奥に待ち構えているはずだから。
「待っていなさい……ファンツァ!!」
轟炎が渦を巻く。
石造り。様式はたしかにウーローンのそれで、柱に刻まれたレリーフなど風雅なものだ。しかしそれらはこの場所に申し訳程度のアイデンティティを与えているにすぎず、本質を的確に表しているとは言いがたい。
多層構造の中央には大きな吹き抜けがとおり、各層には明らかに長期間の滞在を見越したであろう居住空間らしき部屋が並んでいる。生活の痕跡こそ見られないが、大多数の人間を収容することが目的であるのは明白だ。
「つまり、ナンなわけ? ここってば」
床に突いた杖にもたれて、カーリーは深く息を吐き出した。目に見える敵をすべて蹴散らしてしまうまで、途切れることなく魔法を放ち続けていたから、少々お疲れなのだった。
「ホコリっぽいし、辛気くさいし。レービョーって言ってたけど、それって王さまのお墓ってことだよね? なんか、そういう雰囲気でもないけど」
「霊廟ね。ウーローン王朝が成立してから、まだ歴史も浅いころの遺跡って話だけど……」
秀蓮は旅が好きだ。厳格な豪商である父は娘の放蕩を好まなかったが、旅のおかげで希少な知識や見聞をいくつも身に着けることができた。ウーローンの歴史観についてもそのひとつだ。
王朝成立のごくはじめに、大きな戦いがあった。伝承によればかの水鏡戦争、リキッド大陸の全域において、侵略者たる月の民との破滅的な戦いが繰り広げられたという時期と重なることが分かるが、関連性は不明だ。ウーナン霊廟はそんな時期に造られ、数代に渡って王族の遺体を祀ってきたとの記録があるものの、少なくとも現在においてこの霊廟が使われているという話は聞いたことがない。そもそもウーローンの民にはその場所さえ伏せられているし、秀蓮とてクーデターの首謀者を追撃し阻止せよとの王朝からの通達と、そこに添えられた情報の提供がなければ、たどり着くこともできなかっただろう。
ふむ、と秀蓮はあごに指を這わせつつ、階下へ向かって下る。奥はまだ深い。
「王朝は玉璽を隠してたのよね。その隠し場所を知っているのは王朝そのものではなく、家臣のひとり。彼の一族はきっと、玉璽のありかを王族に代わって伝承してきたんだわ」
「それって……なんのため?」
「玉璽のもつ権威自体、近年では形骸化してはいたけど。現に今の王朝は玉璽を手もとに持ってはいなかったわけだし……その上で、王族自身の手から玉璽を隠したのはなぜ?」
さらに階下へ踏み込む。
長きにわたって閉じられてきたのだろう、大仰な扉がいくつも開かれたような形跡があった。
「……これは」
密閉されていただろう部屋は、開け放たれてなお霊廟全体の持つ埃くさい空気に侵されてはおらず、それでいてどこか鼻をつく残り香のようなものが感じられた。
「まさか……」
「秀蓮? なんか分かったの?」
「ここは。この施設は、まさか」
秀蓮の眼前には、扉が開いた者の手に余り、置いていかれたのだろう。複雑な形状をした、長銃らしき兵器のひとふりが放置されていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月15日
参加申し込みの期限
2025年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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