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ホビーショップその名も『クラン=G』、寝子島最大、いや、下手な県庁所在地でもこれほどの規模は望めないであろうという巨大販売店である。
扱う商品、その主軸にあるのはゲームだ。ただし、ここでいうゲームとは、いわゆるコンピュータゲームのことではない。トレーディングカードゲーム(通称トレカ)やボードゲームを指す。デジタルに対するアナログゲーム、『非電源ゲーム』と呼ばれることもある。日本の作品であれば質・量ともに驚くほど扱っているし、海外、とくに北米・ドイツ・フランスという世界三大アナログゲーム大国からの仕入れも力強い。
ゲームにとどまらず店内にはプラモデル、フィギュア、カプセルギア、TRPGや関連書籍、さらにはサバイバルゲームの装備品などなど、足元から天井付近まで、とにかく隙間という隙間に商品が詰まっている。店内を歩けばジャンクな異世界か、宇宙ステーションをさまよっているような気分になるかもしれない。まさしく趣味人の万屋(よろずや)だ。人によっては丸一日、夢心地ですごせるだろう。
店名の由来はシンプルだ。氏族や一族を意味する“Clan”に、ゲームの“G”を加えた造語だという。
「ここに集まる全員が、ひとつのクランの仲間みたいなもんじゃない?」
そう笑って語っていたのは、かつての店主、脱サラしてこの商売をはじめたオタクパイオニアである。ただこの理由、本当は彼が「なんか思いついた」だけで、理由のほうは後付けという説もある。
いまでこそシーサイドタウンをやや外れた一角に、どっしりと店を構える『クラン=G』だが、元々は雑居ビルのテナントで、商品の置き場に困るほどの狭小な規模だった。それが、某ファミリーレストランが閉店した際にこれを居抜きでまるごと買い取って、通販倉庫を兼ねた大型店舗へと、文字通り桁違いのスケールアップを果たしたというわけだ。
広さを活かして、フロアの四分の一ほどはゲーミングスペースに改造されている。ファミレス時代のテーブルを流用した対戦卓がいくつもならび、トレカのデュエル、ボドゲ会、TRPGのセッションなどなど、開店から閉店直前まで、あらゆるアナログゲームの集まりがこの場所で繰り広げられている。情報ボードにはプレイヤー募集やイベントの案内が所狭しと貼られ、訪れる者を飽きさせない。
……ただし、今日ばかりは事情がちがう。
本日午前中のゲーミングスペースは、朝から一切合切、ある予定で埋まっていた。
人気トレーディングカードゲーム『Tales of the Sky』(通称TOS)の店舗代表決定戦の日なのだ。全国大会、そして世界選手権の予選を兼ねる重要な一戦である。毎年、島内外から猛者たちが集い、卓ごとに真剣なバトルが繰り広げられるさまは、カードから本当に魔法(ノクスラ)や殞脈(エンミラ)が飛び出してくるかのようだ。※
TOSはもともと、ささやかなサークルが開発した同人ゲームだった。だが秀逸なキャラクターデザインが注目を集め、まずはフィギュアで人気が爆発、カードゲームとしても版を重ねるに至り、コンピュータゲーム化されると一気に知名度が広まった。米企業『ギルド・オブ・エイジズ』が販売権を取得し、いまやTOFは世界規模のコンテンツに成長、ついにこの夏、劇場版アニメの公開が予定されている。
自動ドアを開けて店内に飛びこむと、冷房の清涼な空気が
白 真白
を包み込んだ。
間に合った! ぎりぎりセーフ!
ふぅと息をつく。ここまでダッシュで来たのだ。汗をなでるクーラー風が気持ちいい。
最近は色々あって、『クラン=G』にも来れたり来れなかったりしたものだけど──汗をふきつつ思う。
間に合ってよかったよ。
今朝真白は、危うく寝坊するところだったのだ。寝過ごして不戦敗なんてことになったとしたら、予選で下した対戦者たちに申し訳ないではないか。
わっ……! 今日も商品、増えてる……!
目の前に積み上がる段ボールの山に真白は目を丸くした。背丈をゆうに超える高さだ。
その大半がTOS関連商品らしいことが感慨深い。なにしろ真白は、TOSが雑居ビル時代の『クラン=G』の片隅で細々と販売されていた時期から目をつけていたダイハードなファンなのだから。
だが今日の目的はグッズではない。店舗代表決定戦への参加だ。遅刻寸前だったことはさておき威風堂々、コロシアムに乗りこむ剣闘士よろしく、真白は胸を張ってゲーミングスペースへと歩を進めた。
顔なじみのデュエル仲間と会話を交わす。事前予選で敗れ去った者も、応援すべくスタンバイしている。
もちろん、代表戦参加者もいる。
「真白!」
芋煮 紅美
こと紅が、歯を見せて笑っている。「おせーし!」
「あ、紅ちゃん! NYAIN入れてくれて助かった。結構ヤバめだったよ。今日は紅ちゃんも出れるんだね」
「だよ。予選勝ち上がってきたかんな」
と、ここで紅美の視線が鈍い光を帯びた。
「デッキ、どんな感じよ?」
用意した対戦デッキについて探りを入れているのだ。こういう『空中戦』も公式大会の醍醐味といえよう。真白は平然とこたえる。
「私の方はいつも通りのデッキだよ。中長期戦で戦うやつ」
置物を再利用して盤面コントロールしつつ、隙を見つけてコンボをねじ込んでいくのが真白好みの戦法だ。あっさりと明かしつつ、この一言を加えておく。
「まぁ、ちょっと二、三枚入れ替えて調整は入れたけどね」
「うーん気になる……」
「紅ちゃんは? そっちもいつもの?」
「まぁね。でもスペシャルなチューニングはしてるぜい」
紅美は意味深な笑みを見せた。達人同士の勝負は、剣を抜く前からはじまっているという。
「当たったら手加減しないから、よろしくね!」
「それはこっちのセリフだっつーの。ま、楽しみにしてる!」
抽選の結果、十六人参加のトーナメント表が埋まった。
「やあ、本戦出場者さんたち。ふたりの活躍を楽しみにしてるよ」
はっはっはと快活な、しかしなんだかふにゃっとした笑い声。誰かと思えば
鷹取 洋二
だ。大会観戦に来たのだという。なお彼は、予選のしかも初戦で早々に敗退したのだった。ワカメ頭とあだ名される髪をさっとかきあげ、洋二は表を見上げた。
「あっ、でも白くんと紅くんが出会うとすれば──」
真白はうなずき、会心の笑みとともに告げた。
「ええ、決勝戦ってことになりそうです」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年07月20日
参加申し込みの期限
2025年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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