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はじめまして! ようこそ、わたしの時間へ
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終わらせたい課題もなければ、急な撮影の連絡もない。
スケジュールを確認し終わった
青山 絢
は、穏やかな朝に小さな笑みを浮かべた。
(今日は、完全オフね)
新年度を迎えて半月ほど。
進学した大学では授業が始まり、新しい交友関係も広がって楽しい時期なのは間違いない。
けれどその一方で、女優やモデルとしても活動していた絢は、のんびりした時間なんて暫く難しいだろう、とも思っていた。駆け出しではスケジュールに希望は言えないし、自分磨きの時間だって必要だ。軌道に乗りつつあると手応えを感じているからこそ、ここで気を抜いてしまうわけにもいかない。
結局絢は、生活環境の変化に振り回されていたのだけれど、それも一旦小休止。ふとした小さな偶然が重なって出来たこの休みは、奇しくも一緒に暮らす
水谷 真優理
の非番と重なったのだ。つまりこの空白の時間は、ただ自分磨きや余暇で終わるものではなく、いくらでも特別な時間へと変えられる。
と、いっても何かを約束していたわけではない。デートプランがあるわけでもないので、このままでは精々普段疎かにしがちな部分を手分けして掃除をするか、近所へ必要な日用品を買いに行くだけで終わってしまうだろう。
確かにそれも、忙しい2人には必要な時間だろう。けれどもやっぱり、折角ならと思うわけで。部屋に視線を巡らせた絢は、会話の切っ掛けになりそうな物を探して、隅に置いたままになっていた小さな箱に目を止めた。
手に取って、可愛らしいパッケージを眺めてみる。仕事の関係で貰ったボードゲームだが、1度くらいは遊んでみたいと思いながらも機会がなかった。……些か子供っぽすぎる印象だが、真優理の趣味に合うだろうか。
(ゲーム自体は大人も楽しめるって聞いてるけど……)
概要欄を読み思案していると、キッチンから賑やかな様子が聞こえる。真優理が起きてきたのだろうが、簡単な朝食の準備というわけでもなさそうだ。不思議に思った絢は、そのままボードゲームを手に様子を伺いに向かう。
「おはよう、真優理さん。今日の予定なんだけど――」
「絢ちゃんっ! おはよう、今日ってオフだったよね!?」
目をらんらんと輝かせている真優理の手には、オーブン用の鉄板。思わず絢はボードゲームを後ろ手に隠して頷くけれど、真優理は笑ってテーブルに置いてあるレシピに目をやった。
「あはは、そんな身構えないでよ。ちょっとね、絢ちゃんとゆっくりした時間を過ごせたらなって」
材料も手順もシンプルなスノーボールクッキーと、職場で取り扱っている高級なコーヒー豆。いつもの時間に少しの贅沢とゆとりが合わさったようなひとときを、絢と過ごしたくて準備してくれたらしい。
全ての環境が整えられたお店では味わうことができないし、出来合いを買うだけでは届かない。2人だから作ることの出来る、自分たちだけの特別な空間。
「これはね、私の『やりたい』だけじゃダメなの。だからね、絢ちゃんの『やりたい』も教えてくれる?」
そう促されて、絢は手にしていた箱をおずおずと掲げて見せた。白地にカラフルなフォントで描かれた『ご近所わんにゃん大戦争』の文字と、可愛らしい犬と猫がわちゃわちゃと陣地を取り合うイラストが、思わず真優理を苦笑させる。
「大戦争って……あははっ! そんなに殺伐としたゲームに見えないくらい可愛いわね」
「でも、意外と侮れないらしいわよ。……ね、作ったお菓子を食べながらやってみない?」
2人の『やりたい』が重なった瞬間。まるで示し合わせたみたいに足りないところを補うものだから、顔を見合わせると同時に笑い声が漏れた。
「それじゃ、わんにゃんにはもう少し待っていてもらって、手早く作っちゃいましょう!」
エプロンの紐を結び直した真優理は、まるで勝利を確信したかのように得意げだ。
超高級ホテルと言われるステッラ・デッラ・コリーナで購入した、一級品のコーヒー豆。それに付いてきたスノーボールのレシピは同ホテルのパティシエが監修しており、味は折り紙付き。もちろん、ご家庭でもちょっとの一手間で本格的に出来るようにと配慮がされている。材料だって、高級スーパーまで足を伸ばして手に入れたのだ。美味しくならないわけがない。
「まずはくるみをローストするのね……オーブンはまあ、なんか強めで5分くらい?」
「160度で7分」
適当に鉄板へくるみを並べる真優理の横で、絢はぴしゃりと言い切った。
レシピの工程を指さす絢は、一度全体の流れを確認してからオーブンの庫内を確認する。十分に焦げそうな汚れも無いことを確認して、オーブン周りに物を置いてないかも確認する姿は、どちらが年上かわからない。
「お菓子作りは『なんとなく』でやると、取り返しがつかなくなるそうよ」
仕事以外は大変ズボラな真優理は返す言葉も無く、ばつの悪そうに笑ってレシピを確認しながら余熱をセットする。その姿はどこか子どもじみていたけれど、絢にとっては小さなため息ひとつで許せるくらいには微笑ましく映っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年07月28日
参加申し込みの期限
2025年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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