this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
うちのハムヌター
<< もどる
1
2
3
4
5
東大生となった
八神 修
は現在、東京に住んでいる。寝子島とすっぱり縁が切れたわけではなく、マンションの三階の一室を借りていた。
週末には島に戻って自由な時間を楽しんだ。とは言え、単位の取得の関係で勉強は欠かせない。
週末の今日もマンションに籠って勉学に励んでいた。講義に合わせて買い込んだ書籍を積み上げ、大事な部分を抜き出してノートに書き込む。
シャープペンシルの動きが緩やかになる。
――左端に何かいる。あれは生き物なのか?
素知らぬフリをしていきなり左を見た。走るような音が後ろから聞こえて椅子ごと回る。隙間に逃げ込んだのか。姿は見えない。
椅子を戻し、開いた頁に目を戻す。熟読して一部をノートに書いた。
瞬間、右に目をやる。白い物が奥に引っ込んだ。
修は立ち上がって洋服箪笥の側面を覗き込む。奥の壁まで見えたが何もいない。
目頭を軽く揉んだ。
「やるか」
机を見ると開いたノートの上にハムヌターがいた。頭頂の一部が金茶で他は白い。修が近付いても逃げ出さず、後脚で頬の辺りを掻いた。
「逃げないのか」
言いながら椅子に座る。大きな欠伸をする姿を見て背中を掴んだ。持ち上げて顔まで持ってきた。
「雌かな」
「キュ、キュッ」
怒ったような鳴き声に修は苦笑いで下した。毛並みに乱れたところがあったので指で撫でた。
「キュ~」
急に甘えたような声で鳴く。わかったよ、と言いながら全身を撫でた。
――どこから入って来たんだろう。戸締りはしっかりしていて入れるような隙間はないと思うが。
ふと別の考えが頭に浮かぶ。
「お腹、空いてないか?」
聞いた途端、ハムヌターは前脚で人差し指を掴み、頬擦りするような仕草で、キュゥゥ、と悲し気に鳴いた。
「わかったよ。その前に」
食器棚から適当な小鉢を選び、水を入れた。床に置くとハムヌターは椅子を経由して飛び降り、がっつくように水を飲み始めた。
引っ越しの時に出た空箱を利用して簡易トイレを作った。利便性を考えて小鉢の近くに置いた。
「今から買い物に行く」
「キュ」
わかったという風に鳴いた。
「他にもいるのかな。いたら、ごちそうしてあげるのに……」
そんな呟きを残し、修は買い物に出かけていった。
自身の食料もあるので結構な量を買い込んだ。事前に用意したエコバッグは相当に膨らみ、何度も持つ手を変えた。
「ただいま」
扉を開けて中へ入る。
「キュ!」
頭が金茶の白いハムヌターが玄関に現れた。
キュ、キュ、キュと薄茶色のハムヌターが三匹、遅れて駆け込んだ。
それだけではなかった。次々とハムヌターは姿を現し、修の足にしがみつく。
「何匹いるんだ!?」
歩こうとするとポロポロと落ちる。文句をいうように頻りに鳴いた。
摺り足で部屋に入ると大量のハムヌターが修に飛び掛かった。ベッドにいた一匹は修の背中にしがみ付き、その勢いで駆け上がる。真似をした数匹が肩や頭に乗って、キュー、と何度も鳴いた。
「少し、待って。ここにヒマワリの種があるから」
足と手を使ってどうにか座るスペースを確保した。エコバッグの底の方に手を突っ込み、ヒマワリの種が収められた袋を引っ張り出す。
ハサミは机の上で取るのは困難。その判断で修は袋の上部を指で摘まむ。切れ目があるのですんなり切れた。
修は袋を傾けて右の掌にヒマワリの種を盛った。
「キュッ」
「キュー」
「キュキュ!」
次々に鳴いて右の掌に飛び掛かる。落ちたヒマワリの種にも群がる。袋を持った手にも襲い掛かり、修は大量のハムヌターに塗れた。
「どれだけいるんだ!」
ほぼ同時にキュッと鳴いた。修は袋のヒマワリの種を方々に撒いた。釣られたハムヌターは拡散してようやく落ち着いて眺めることができた。
ほとんどのハムヌターは薄茶色の一色だった。その中から最初に現れた一匹が修の前にきて、キュ、と鳴いて頭を何度も下げた。
「別にいいよ」
手元にあったヒマワリの種を摘まんで差し出すと前脚で受け取った。前歯で殻を剥いて中身を小刻みに齧る。
修は座ったまま両脚を伸ばした。食べ終えたハムヌターが足を遊び場に使う。シャツの胸ポケットに入れていたスマートフォンを取り出し、ヒマワリの種争奪戦の様子を一枚に収めた。
ハムヌター達と戯れる自身の姿も何枚か写真に撮った。
「あおいにも見せよう」
「キュッ」
最初の一匹が修の右腕の上を走る。肩まで上がって前脚で立った。
「一緒に」
自身とハムヌターを被写体にして撮った。
画像の送信が終わると修はたくさんのハムヌターと遊んだ。
何もかも忘れて笑顔で過ごし、寝子島らしい不思議を満喫した。
<< もどる
1
2
3
4
5
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
黒羽カラス
ファンレターはマスターページから!
愛らしいハムヌターと全身で戯れる、そんなリアクションとなりました。
ヒマワリの種が大人気でハムヌターも元気に貪欲に齧ります。
水もよく飲みました。天然の毛皮を着ているので夏場は、一層、喉が渇くのでしょう。
トイレも活用しています。描写としては書かれていませんが、米粒くらいの細長い糞をします。
あと人の言葉を理解してよく鳴きました。催促でも鳴きます。基本、甘えん坊さんなのです。
寝子島にいる野生の生き物なので、またどこかで会うこともあるでしょう。
その時も可愛がってくださいね。キュ、と鳴いてあなたのことを理解してくれます。
最後にご参加、ありがとうございました。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
うちのハムヌター
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年07月09日
参加申し込みの期限
2025年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!