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うちのハムヌター
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稲積 柚春
は今年、寝子島高校を卒業した。生徒と教師の関係は終わり、
ウォルター・B
との正式な交際が始まった。
街中で堂々と手を繋いで歩いた。夜景を見ながら二人で少し先の未来を夢見心地で語った。
夏になっても恋心は止まらない。柚春はシーサイドタウンの自宅から星ヶ丘のウォルターの家に足繁く通う。
今日も柚春はウォルターの家に来ていた。彼の自室で一緒に紅茶を楽しむ。
最初に気付いたのは柚春だった。
「なんか、鳴いた?」
横に座っていたウォルターは方々に耳を傾ける。
「僕には何も聞こえないねぇ」
「たぶん、窓から」
柚春はティーカップをソーサーに戻し、窓へ青い瞳を向ける。
窓の外に毛玉が引っ付いていた。よく見るとハムスターのようだった。
頭部が茶色で胴体は白かった。柚春の視線に気付いたのか。急に後脚で立ち上がると前脚で窓を掻き始めた。
必死な様子は伝わるのだが、不安定に揺れるので陽気に踊っているようにも見えた。
「なんか、おかしい」
「あんなところにハムスターがいるねぇ。どうする?」
「ワットが良ければ、部屋に入れてあげたいんだけど。今日は朝から暑いからね」
「いいけど、本を齧られると困るから入れ物を用意しないとねぇ」
ウォルターはのんびりした口調に反して急いで部屋を出ていった。
「怖くないよ」
柚春は語り掛けながらゆっくりと近づく。窓の鍵を開けてそっと開いた。右の掌を出して、こっち、と声を掛けると自ら収まった。
窓を閉めて元のところに座った。
「寒すぎない?」
「キュッ」
元気に鳴くと掌で丸くなった。目にした柚春は、どっちよ、と笑いながら言った。
――少し狭いかな。
左手を合わせた。少し広がったことでちょこちょこと歩き始めた。
「くすぐったい、かも」
構わずにグルグルと回る。堪らず、手前のテーブルに置いた。注意して見ていると意外におとなしい。大きな欠伸をしてへたり込んだ。
そこにウォルターが戻ってきた。細長い形をした容器で底は割と深い。
「これでどうかなぁ」
「大きさ的にはいいと思う」
容器をテーブルに置いた。柚春は底の部分を指で触れた。
「冷たいね。なんか敷いた方がいいかも」
「ティッシュを適当に千切って入れてみる?」
「それ、いいね。あと、暑いところにいたから水もいるかも」
ウォルターは頼まれる前に部屋から飛び出していった。その間に柚春がティッシュを千切り、満遍なく底に敷き詰めた。
その状態で上から指で押す。
――もう少しふんわりした方がいいよね。
全体的に増量した。手で丸める工夫を入れて、ふわふわした見た目に仕上げた。
「これなら、いいよね」
「キュッ」
急に鳴いて起き上がる。容器に駆け寄り、後脚で立った。縁に前脚を引っ掛けて上ろうとした。
何回も失敗するので柚春は人差し指で押し上げた。頭から突っ込むようにして入ると前脚で掘り始めた。
動きながら掘って身体にティッシュを纏っていく。
「巣穴作りかな」
ほぼ全身がティッシュの中に埋もれた。丸い尻尾だけが見えていた。
「なんか和む」
残りの紅茶を飲みながら目を細めた。
「どうなった?」
戻ってきたウォルターが聞いた。右手には小さな器を持ち、テーブルの容器を覗き込んだ。
柚春は丸い尻尾を指さす。
「そこにいるんだねぇ。水は近いところがいいかな」
対面の角に器を捩じるように埋め込むと、キュッ、と鳴いた。いきなり飛び出し、ウォルターの人差し指と親指の間に頭を突っ込んだ。
「人慣れしているねぇ。どこかの家から逃げ出してきたのかなぁ」
「そうかもね」
ウォルターは魅了されたように付きっ切りとなった。
隣にいた柚春はどこか冷めた目で眺めていた。
――小動物ってかわいいよね。それはわかるんだけど、恋人の僕を完全に無視するのはどうなの? 嫉妬とかじゃなくてその態度は彼氏としておかしいよね。
もう見たくないと自ら目を逸らした。その態度が見えていたのか。唐突にキュ、キュッと激しく鳴き出した。ウォルターの摩る指を掻い潜り、気付けとばかりに手の甲を前脚で叩いた。
集中していた意識が途切れ、柚春の姿に目がいく。
「ごめんねぇ。つい、かわいくて」
「僕だって、かわいいのに」
「もちろんだよ」
ウォルターは柔らかい笑みで柚春を抱き締めた。愛情が高まって唇を合わせる。
容器の縁から顔を出したハムヌターは、キュゥ~、と恥ずかしそうな声で鳴いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年07月09日
参加申し込みの期限
2025年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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