this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Ap.真実の小箱は嘘の包装紙で包まれるー甘いリボンの結び方ー
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
寝子電スタジアムの外周もライトアップされ、夕暮れの気配も夜空の端に追いやられる頃。
時計を確認した
青山 絢
は、胸の奥で小さく息を整えた。
(今日から新年度、か。これからの私はどうなるんだろう)
寝子島高等学校の在学中から始めた女優業は、軌道に乗りかけている。まだまだ駆け出しの身なのは変わらないが、いくつかの作品では
それなりに注目を集めた
し、
現場での評価も悪くない
。
それは、今度決まったCM撮影の仕事からも手応えを感じているし、慢心出来ないまでも絢の中で確かな自信に繋がっていた。
だからこそ――あと数日後に控えた入学式を思うと、どうしても期待と不安が入り混じってしまう。
(……どう両立させようかな)
走り続けたい女優業。CMの放送規模やタイアップ音楽次第では、一気に知名度の向上も狙えるチャンス。
でも新しい大学生活だって、疎かにしたくない。
決して女優業が失敗したときの保険で大学に行くわけでもなければ、大学の片手間に趣味で女優業をするわけでもなく、二足のわらじを履く覚悟だって出来ている。
ただどうしても、そのふたつを両立させる未来を思うと、覚悟だけでは難しいと思うわけで。
困ったように息を吐いても、賑やかな声の中ではすぐに打ち消されて、絢はスタジアムの入り口付近を見た。
一通り遊び終わって帰るのだろう学生たちと、仕事上がりに少し寄ろうとする社会人たち。楽しげに行き交う姿を目に留めて、どこか憂いを帯びた眼差しで見つめる。
そんな姿を、数メートル先のタクシー乗り場から見惚れている人物がいた。
今日も星ヶ丘で丁寧に仕事へ従事し、残業とならないように適切に頼れる人へ仕事も振って、なんとか定時退勤を死守した
水谷 真優理
が、絢の美しさに内心のたうち回っているらしく、その場で固まっている。
流れるような早さで着替えて予約しておいたタクシーで急ぎ向かったのは、絢とイベントを楽しむためだったのだが――少し心を落ち着けなければ、ただの不審者になりかねない。
(なんだか嘘みたいに、綺麗に見えるんですけど!!)
つい最近まで高校生だった少女に出せる色香だろうか?
いや、だからこそ、少女と大人の間の形容しがたい魅力というか??
あんな綺麗な子が全国、全世界に発信されて、テレビやスクリーンに映し出されちゃうの???
それって、凄く危険なのでは――これが身内や恋人によるひいき目だけではないと確信を持って、真優理は力いっぱい手を振り声を掛けた。
「絢ちゃん!」
すぐに気付いて微笑む絢の、綺麗と可愛いの合わせ技。ほらもう可愛い。1人にしておけないくらい可愛い!
慌てて駆け寄りたい気持ちと、ドン引きさせないためにも一呼吸起きたい気持ちとがせめぎ合い、どうにか衆人環視なことも相まってメロメロになりそうになるのをぐっとこらえる。
「さー、食べるぞ~!」
こらえすぎて、次の煩悩がすぐに口から出てしまった。
まあ、絢の微笑みが笑顔に変わったのだから、この恥は必要な恥ということにしておこう。
「遅くなったけど……お店、まだ間に合うよね?」
「間に合わなきゃ困る!」
せっかく来たからには、イベントも満喫するつもりで下調べもしてきた。その情報を交換しながらゲートをくぐると、イベント会場はまだまだ盛り上がっていたが――グルメコーナーはどうだろう?
ひとまず2人はテーブル席で落ち合うことを決めて、不思議な香りを漂わせるグルメコーナーへと手分けして入っていくことにした。
閉場間近ともあって、一部の人気商品は売り切れているようだったが、それでも程よいバランスで青文字と赤文字のメニューが残っていた。
騙されてみるか、屋台の挑戦を避けるべきかと考える時間も楽しいけれど、どこかでイベントなのだからという気持ちも後押ししたのだろう。気になったメニューを持ち寄った2人の前には、夏祭りの定番っぽくも思えるソース焼きそばと宇治金時のかき氷が並んでいる。
お互いに、これが普通のメニューかどうかは口にしない。ちらり、と様子だけ窺って、まずは絢から1口。
「こうして味わって食べると、違いってわかるのね。香ばしさが控えめなのか、スパイスが違って感じる」
良ければ真優理さんもどうぞ、と差し出された焼きそばに続くべく、真優理はかき氷を口に運ぶ。けれど。
「……なにこれ? えっ、何……なに?」
あまりにも見た目と味のギャップが酷くて、食レポなんて余裕がない。白い部分、抹茶シロップが掛かっているだろう部分を口にして、ただただ謎に知っているんだけど思い出せない風味の正体を考え込んでしまう。
「ちょっと待ってね、ここまで出かかってるの。絶対思い出すから、もう少し……」
それはもう、これが普通のかき氷ではないと言ったも同然なのだけど。
どうやら溶けないらしい宇治金時を前に、絢は小さく笑って真優理の答えを待つことにした。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Ap.真実の小箱は嘘の包装紙で包まれるー甘いリボンの結び方ー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年07月22日
参加申し込みの期限
2025年07月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年07月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!