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君と旅して。ふたりの夏は、最果ての星空にかさなる
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宿に戻って、それぞれ海へ行く準備を整えたら玄関に集合しようと約束し、修はオーナーの元へ訪れた。
「車、ありがとうございました。祭り道具も酷い損傷はなかったようで、すぐに対応して頂けて……」
荷物はあおいと指定場所に運んであることを伝え、次の撮影で気をつけるべきことを確認する。しかし淡々とした業務報告では終わらせず、波照間の魅力を味わう仕事を選んでくれたことに感謝もした。
「あと、最後に……これは、個人的なお願いになるのですが……延泊は、難しいでしょうか」
聞かなくても、答えなんてわかりきっている。
ここは魅力溢れる離島。海水浴ができるようになったばかりの大型連休は、一足早い夏を求めて訪れる観光客も多く、限られた宿泊施設は予約でいっぱいのはずだ。
「……難しいですよね、すみません」
驚いた顔で見返すオーナーに申し訳なさが募って、先に小さく謝罪する。諦めきれない思いもあるけれど、そもそもあおいと相談もしていないうちに、決めてしまうことではない。
「えっ、あー……いやいや! 延泊ね、うん。……1泊? 2人で?」
どこか探るような確認。
その真意がどこにあるかはわからないが、修は正直に告げることにした。
まだ彼女に相談すらしていない、独断の計画。予定は限りなく直前にならないと、確定しないだろうことも。
「万一宿泊しない場合でも、きちんとお支払いします。だから、どうか……1泊、2名、お願いします!」
彼女の目的がわからなくても、最善を尽くしてあげたい。
何を選び取っても後悔なんてしなくて済む、最高の旅行にしてあげたい。
そのためにはと、修は深く頭を下げて頼み込んだ。
水着に着替えたなら、すぐにでも海に飛び込みたい気持ちはあるけれど――ぐっと我慢。
まずは宿から浜辺に続く道や、周辺設備の様子を写真に納めて、2人は仕事をこなしていく。
ぐるりと海に囲まれているからと、どこでも遊んでいいわけじゃない。潮の流れや打ち上げられた珊瑚の多い浜辺など、危険と判断された区域では遊泳禁止の場所もある。
きっとこの写真は、『いいところ』だけを発信するのではなく、波照間の理解を深めるために重要な役目を担う気がした。
混み合う砂浜を抜け少し行くと、そこはオーナーら地元民がお勧めするポイントが広がっている。
確かにくたくたになるまで遊んだら、この道を戻るのは少し疲れるかもしれないが、それでも貸し切りに近い海は絶景だ。
「……これ、紹介しなきゃダメかなぁ?」
誰かに教えたいようで、ここに流れる静かな時間も大切にしたい。そんな様子が見え隠れするあおいは、ちらりと修をのぞき込む。
「どの写真を採用するかはわからないけど……海の中なら、どの辺りかまではわからないかもね?」
波照間の海を目一杯楽しんだ先に見つけた絶景。それはさぞ感慨深いだろうといった顔で、修も悪戯な笑みを浮かべていた。
「じゃあ、今日のところは二人占め、だねっ」
潜る前からも、白砂が見える透明感にわくわくしていたけれど。
水中カメラを携えながら潜った海は、まるで小高い丘から街を見下ろすように、遠くまで見渡せた。
「……ほんとに、きれいだな」
深くまで潜らなくても、珊瑚が揺れていることや、その陰に魚が飛び込んでいったことも見える。
初めは近づき方がわからず、魚たちをびっくりさせてしまったけれど、今はなんとか写真を撮らせてもらえるし、なんだったら餌をくれるダイバーと勘違いされているのか、近づいてくる魚までいた。
「ねえ、これって……お手伝い、だよね?」
楽しんでばかりな気もするけれど、今年もこんな季節がやってきたと情報を発信し、これからの旅客に案内することは大事なことだ。
「俺たちだからできる、お手伝いじゃないかな」
地元の人からすれば当たり前に見える光景も、観光客から見れば特別に感じる――その魅力を感じとることができると思って、頼んでくれたのだろう。
……もちろん、それだけじゃないとは思うけど、それは帰り道に気づいたっていい。
再び海へ潜って、今度は水中で自撮りに挑戦したり、変わった形の珊瑚がないか探したりと遊ぶ時間も取ってみる。
緩やかな午後、明るい笑い声。
それでも刻一刻と、最終便の船の時間が迫っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年07月08日
参加申し込みの期限
2025年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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