this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
(恋≒友情+笑顔×喧嘩)×感謝+記憶=記念写真 ∴よろしく!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
恋人の日、というものがあるらしい。
それを知った
初瀬川 理緒
は、すぐに愛しい恋人を思い浮かべて、何をする日なのか調べようとしたのだが。
スマートフォンは失笑と共にペンへと持ち替えられ、理緒は現実と向き合った。
(どうせ何か、販促するために制定した記念日よね)
いくら『恋人』と名が付いても、簡単に踊らされるわけにはいかない。
なぜなら理緒は、大学とグラビアアイドルの両立で忙しく――ここで気を抜くと、来月の前期試験が大変な末路になると知っているからだ。
高校1年のデビューから数え、こんな生活も早3年以上。ぽっと出の新人時代はすでに過ぎ去り、手の抜き方も熟れてくるような時期となって、ようやく学業と仕事とを両立するコツが掴めてきた。
今月はDVDの販促イベントやファン向けの撮影会も多く、コンディション調整はいつも以上に気を引き締めなきゃならないし、そこへきて来月には前期試験。
さすがに楽な方に流されてしまう所のある理緒でも、場数を踏んだ数だけ危機感が募る……はず。
(あ、ブラジルの記念日なんだ? へぇ~、週末はイベントも……)
しかし、まだ試験まで1ヶ月もあるという余裕からか、ついつい誘惑へは抗えず。
2人揃ってのオフはいつだったかと、スケジュールを調べるのだった。
そうして、6月13日。
星ヶ丘の教会へとやってきた
佐和崎 紗月
は、信じられない気持ちで理緒を見た。
「……全部の会場を回るの?」
「あったりまえじゃん! 当日を逃したけど、恋人の日だよ? 紗月と行かないわけにはいかないでしょ」
心底楽しみにしていたと言わんばかりの笑顔に、思わず紗月も顔を綻ばせる。最近の理緒は、仕事だ試験勉強だと鬱憤が溜まってそうだったから心配していたけれど、上手くこなせているようだ。
内心、我慢しすぎると反動が怖いし――なんて思いがあったかはさておき。
「そうだね。せっかく2人の時間が取れたんだし、理緒ちゃんと楽しまなきゃ」
遠慮がちに指先を絡め、見つめ合う。
同じ大学に通い、去年から成り行きでグラドルも始めたとはいえ、全ての時間は重ならない。専攻している教科も違うし、ソロの撮影だってある。
同棲しているけれど、こうして時間を取ろうと思わなければ、すれ違うことも多かっただろう。
(……理緒ちゃんは、凄いな)
自分も同じ境遇に立たされて、初めて思い知る。補習や留年を回避しながらだったけど仕事を続け、仕事のためには自己磨きを惜しまず、それでも会う時間も確保してくれた理緒の、並々ならぬ努力。
高校の頃こそ、もう少し要領よくできないものかと思ったりもしたけれど、この1年を振り返ると自分だってどうやって両立してきたのかわからない。
「紗月! フォトフレーム、作るよね?」
「うんっ」
だからこうして、目まぐるしい日から少し離れられる日は――のんびりするのもいいけれど、2人ではしゃぐ時間も大切にしたいと思った。
けれども、その数十分後――紗月は半ば呆れたような顔でベンチに腰掛けることとなる。
「これも可愛い……あ、でも、こっちも光が当たると綺麗で……うーん」
最初こそ、近くの森に隠された素材を宝探しのように見つけ回ったり、お祈りしたら貰える天使のチャームなどクエスト攻略したりと2人で楽しんでいた。
しかし、もうフォトフレームを飾るには十分な量を集めてもなお、理緒はコンプリート目指して散策を続け、現在はどれを使うかの吟味中。
「あ~、目移りする! かといって全部載せるのも……」
集めた素材を色ごとにグループを分けたり、大きさでグループを分けたり。どういう路線で行こうか悩む理緒は真剣そのものだけれど、それは『仕事モード』とは当然違う。
カメラなんてどこにもない。素材を光に透かせては唸り、指先で転がしては目を輝かせる姿は、ありのままの理緒だ。
撮られるための顔ではなくて、恋人に見せる特別な甘い顔とも違う――自分の好きになった等身大の理緒。
「やっぱここは、キラキラした素材かなぁ……だとしたら、ビー玉に、スパンコールに……」
ぶつぶつと独り言を繰り返す理緒に、ふふりと笑んで目を閉じる。
これだけ待たされているのに、どうして幸せなのだろう。
「ねぇ紗月、これってキラキラっていうより、ギラギラ――ってちょっと、紗月っ!?」
寝てないよと返事をして、決まったのかと理緒を見る。まだ方向性しか決まっていないとのことだから、もう暫くは悩むのかと思うと呆れる気持ちだってあるのに。
(どんなふうに仕上がるのかな)
いつでも迷いなく道を切り開いているような理緒が選ぶ、その素材で。飾られる写真も合わせて、どんな作品になるのか楽しみだ。
「うーん、量を減らす? いや、大粒の物を……ポイントにして、こうっ! ……違うなぁ」
ああでもない、こうでもないと騒ぐ理緒が職人へ任せることを決断する頃には、太陽は真上に昇っていた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
(恋≒友情+笑顔×喧嘩)×感謝+記憶=記念写真 ∴よろしく!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年06月17日
参加申し込みの期限
2025年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!