this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
桜の余韻。もう一度だけ、ありがとうを。
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
寝子島の名家であり、寝子島高等学校を創立して理事長を務める桜栄家。
そこで、生徒主体といいつつも、
桜栄 あずさ
の息がかかったイベントが執り行われるというのだ。
この3年間、彼女の素行を思い知った
桜井 ラッセル
は苦笑しつつも会場に足を踏み入れ、なれぬ豪華さに息を吐いた。
「大豪邸の桜栄家がやることは違うな~……」
おかげ様でリッチな謝恩会と同窓会を楽しめるのだけれど、やっぱりどこかで規模や絢爛さが不釣り合いな気がしてならない。
でも、このおかげで助かったこともある。こうして「関係者なら幅広くOK」とパーティの敷居を下げてくれたおかげで、
風の精 晴月
が目をキラキラさせて会場中を見渡している姿が見られたのだから。
「ラッセル、ラッセル! これなに? 誰かの結婚式? それとも、何かの授賞式!?」
「誘ったときも言ったろ、世話になった人に感謝したり、懐かしい顔と話したりするイベントだ」
あまりの豪華さに自信を失いかけたけど、顔ぶれは見知った顔がほとんど。寝子高の教師陣に通学路でなじみの商店の人、知らないのは年の離れたOBかスタッフくらい。もしくは――
海道 千里
のように、誰かの連れが混ざっているのだろう。
「どうする? 千は先に何か食って来てもいいぞ、俺は先生を」
きょろりと視線をさまよわせると、ラッセルの腕は両側から拘束された。晴月と千が連携して、双方から満面の笑みを向けている。
「先生は感謝される主役みたいなもんだろ? 慌てなくても最後までいるって」
「いや、話しかけるタイミングは……」
「お料理は、冷めちゃったらお別れ、誰かに食べられちゃってもお別れなんだよ!」
一致団結した2人の熱意に降参して、ラッセルは立食コーナーへと足を向ける。そこには、オープンキッチンで鮮やかな手腕を披露するシェフと、そのサポートをするべく奮闘している在校生らがいた。どうやら、できたての料理を運んで先輩らに礼を尽くそうとしてくれているようだ。
中でも、女子バスケットボール部からやってきた
浅見 柚乃
は、周りの空気を読むことに長けていた。
場の雰囲気を損ねない程度に声を掛け合い、慎重に進行していく。それは、新キャプテンとして任命されたほどの状況把握能力で、イベントごとに慣れない後輩などにも安心の輪が広がっていく。
ただ――彼女にとって見通せるのは『自分の周りのこと』に限られる。
試合の中であれば、自分という駒がどう動くことでどんな波紋を描くかを見通せても、その内心と言えば話は別。
ゲストを迎えた瞬間は緊張と忙しさから没頭できていた柚乃は、ここ数日頭から離れない考え事を思い返していた。
(今日……来るんだろうな)
女バスの元キャプテンであり、今年の卒業生である
羽生 碧南
と……その彼氏でOBな
鷹取 洋二
が。
付き合っていることなど、知っていたはずなのに。ちゃんと認識して、からかっていたときもあったのに。
それでも碧南への恋心は否定できず、執着し――思い出として仕舞えぬまま、破れることになって。
(想いが届かないからこそ、どうしようもなく執着してしまうなんて)
もともと、勝ち目のない恋だと判っていた。バカみたいだと笑えたなら、どれほど楽だっただろう。
柚乃は自分に嫌悪感を持ちながら、ぎゅっと拳を握る。……それでも、恋をした気持ちを否定するような考えなんて、したくない。
(……今日は、感謝を伝える場なんだから)
こんな気持ちで動いていては、周りに悪影響を与えてしまう。柚乃は気合いを入れて、会場に不備がないかを見て回った。
誰にも悟られないように、自分でも忘れるくらいに。
動き回っていれば、少なくとも碧南たちがやってきても、忙しい素振りで会釈をするかしないかで立ち去れるだろう。
けれど、もし。
「あの、浅見先輩?」
まだ会いたくない人が、ここに居たとしたら?
同じ寮、同じバスケ部で、同じイベントスタッフをしているとなっては、
霧生 愛
を避けるのも不自然だ。
それはわかっている。
(わかってる、けど……)
数日前の卒業式。不思議な桜の花びらに触れたあのとき。
勝手に見せられた、望んでもない何かの断片のような映像で――柚乃と愛は、愛し合っていた。
「……Bテーブルのカトラリー、補充しておいてください」
あんなのは嘘だ。……あんなもの、冗談にもならない酷い悪夢だ。
そう心の中で言い捨てて、柚乃は動揺を悟られまいと愛の横を通り抜ける。
こんなに掻き乱される理由を、足を止めて考えては――絶対にいけないと、仕事へ没頭するように。
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
桜の余韻。もう一度だけ、ありがとうを。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年05月16日
参加申し込みの期限
2025年05月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年05月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!