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休日の過ごし方=おでかけ編=
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【寝子島海岸でサーフィンを】
三折部 朝衣
は、寝子島町役場に勤務していた。町長秘書になって、もう二年だ。
ねこぴょんの日から最初のGWが目前のころ、彼女は思っていたものだ。
(今年のGWもいろいろイベントがあるから、町長と一緒に駆り出されるんだろな……)
と。
実のところ、社会人になってからは、忙しすぎて趣味のサーフィンをする時間も、あまり取れない日々だった。その理由の一番大きなものが、祝祭日に休めないことだったのだ。
ところが、今年は少しばかり事情が違った。
町長が、「今年はのんびりやるので、のんびりしてください」と休みをくれたのだ。
朝衣にしてみれば、背中に羽根でも生えたかのような気分だった。
終業と共に、足取りも軽く家路をたどると、自宅に入るなり叫んだ。
「GWはお休み! ラッキー!」
「朝衣も今年は休めるんだな」
叫びに応えたのは、同居中の婚約者・住沢 遥人だった。
「そうなの。町長が、今年は休んでいいって!」
「実は俺も、GW中二日間だけ休みになったんだ」
はしゃいだ声を上げる朝衣に、遥人は苦笑しながら告げる。
ちなみに彼は、洋食店『青猫停』のシェフだ。GWに限らず、祝祭日は忙しく、休めないことも多い職業だった。
なので、彼の言葉に朝衣は目を輝かせた。
「その二日間は、一緒に過ごせるわね。……ということは、もうすることは一つでしょ。寝子島海岸へ、サーフィンに行きましょう!」
「いいね。久しぶりに、二人で楽しもう」
同じくサーフィンを趣味とする遥人もうなずいた。
そんなわけで、GW中の二人の休みが重なる最初の日。
朝衣は部屋でビキニの水着の上にウェットスーツを着ると、手入れだけは欠かさなかったサーフボードを抱えた。
寝子島海岸は、自宅であるアパートのすぐ近く――目の前といってもおかしくない距離だ。
「早く! 置いていっちゃうわよ!」
「今行く」
すでに玄関のドアを開けて、中に向かって声を張り上げる朝衣に、遥人も慌てて奥からやって来た。こちらも水着の上にウエットスーツを着て、サーフボードを抱えている。
そのまま二人は、そろって寝子島海岸へと繰り出した。
浜辺に出ると、さっそくいい感じの波が来た。二人はボードの上にうつぶせになると、手漕ぎで海に出て行く。朝衣は、前方に見える波に向かいながら、気持ちいいドキドキを感じて、思わず顔がゆるんだ。
(ああ、この久しぶりの感覚……!)
胸の中で叫びながら、波に乗り、ボードの上に立ち上がる。頬にしぶきがはじけ、髪を潮風がなぶって行く。その感覚に、体中の血が喜びに沸き立つかのようだ。
背丈の何倍もあるような高い波、軽い段差のような小さい波と、やって来る波に次々と乗って、朝衣はサーフィンを楽しむ。
同じように遥人も波に乗り、時には二人で肩を並べたり、交互に軽くジャンプしあったりと、戯れながらサーフィンを続けた。
おかげで時間はあっという間に過ぎた。
「そろそろ昼だし、一度部屋に戻ろうか。すぐに食べられるように、サンドイッチを作ってあるから」
遥人に言われて、朝衣も空腹に気づく。
「そうね。お腹ペコペコだわ」
笑って彼女はうなずいた。
部屋に戻って、二人は昼食を取る。サンドイッチは、卵とカツサンドに野菜がたっぷり入ったもので、空腹を充分に満たしてくれた。
「お腹もふくれたし、午後も楽しむわよ!」
「ああ!」
朝衣の宣言に、遥人もうなずく。
それから二人は、そろって海岸に出ると、そのまま競うように海へ、波へと向かった。
そして夕方。
浜辺に上がった二人は、サーフボードを抱えて、暮れていく水平線に目をやった。
朝衣は、体中を心地良い疲れが包んでいるのを感じていた。軽く伸びをして、声を上げる。
「よく乗った~! この二年分を取り返した気分よ」
「それは大袈裟だけど、サーフィンを満喫できたのは、本当だな」
遥人は苦笑しつつも、満足げにうなずいた。朝衣は、そんな彼をふり返る。
「あなたは、明日も休みなのよね?」
「そうだけど?」
「じゃあ、明日も一緒に波に乗ろうね!」
怪訝そうに返す遥人に、朝衣は力一杯言う。
「お、おう……!」
遥人は少しだけ腰の引けた様子で、それでも大きくうなずいた。
こうして二人は、翌日もサーフィンを思う存分楽しんだのだった――。
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あとがき
担当マスター:
織人文
ファンレターはマスターページから!
マスターの織人文です。
みなさま、参加いただき、ありがとうございました。
さまざまな休日のおでかけがあって、とても楽しく描かせていただきました。
なお、大阪の「値引き交渉文化」は私の昔の経験や知識を元に描いております。
現在は、もしかしたらこうした文化はなくなっているかもしれません。
あくまでも、「らっかみ!」リアクション内のフィクションとして受け取っていただければ、幸いです。
それでは、少しでも楽しんでいただけると、うれしいです。
またの機会がありましたら、よろしくお願いします。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年04月26日
参加申し込みの期限
2025年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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