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休日の過ごし方=おでかけ編=
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【ニャンドを満喫】
稲積 柚春
が高校を卒業して初めての夏のこと。彼女は、恋人の
ウォルター・B
の夏休みに合わせて、二人でニャンドに来ていた。
朝早くに来たにも関わらず、入園ゲートは長蛇の列だ。そして二人も、その列の中にいた。
「ワットがゆっくり羽根を伸ばせるところだったらよかったけど……夏休みは、どこも混んでるよねぇ」
「そうだねぇ」
柚春が、列を眺めて呟くのへ、ウォルターも苦笑気味にうなずく。
「今日はめいっぱい遊ぶ予定だから、泊まってく?」
列から目を離して、柚春が問う。人が多ければ、アトラクションに並ぶ時間も長くなるだろうから、満足するまで遊ぶのなら、パーク内か近場のホテルに泊まるのが一番だ。だが。
「ああ……うん、そうだねぇ」
ウォルターからは、曖昧な答えしか返って来ない。
「なんだかはっきりしないね。泊まってゆっくりするのも、悪くないと思うけどな」
思わず頬をふくらませる彼女に、ウォルターは曖昧な笑いで返す。
「あはは……。ほら、列が動くよ」
「あ、うん」
促されてふり返ると、彼の言うとおり、列が少しだけ動き始めていた。
(何かごまかされた気がする……)
前に進みつつ、柚春は思わず眉をしかめるのだった。
ようやく入園すると、二人はさっそく園内を回り始めた。
水しぶきの上がる中を進むパレードや、水面に突っ込むように走るジェットコースターなど、濡れること前提のアトラクションに参加して、二人は大はしゃぎだ。
四つ目のアトラクションを終えて、どこかで少し休もうとなった時には、二人ともかなり濡れてしまっていた。
ちなみに、柚春は丈が長めの五分袖のトップスに、デニムのショートパンツ、ウォルターは半袖ポロシャツとパンツの上に防水加工のあるパーカーを羽織っていた。そのせいか、ウォルターはそこまで濡れていない。が、柚春はトップスから肌が透けている。
それに気づいたのだろう。ウォルターがパーカーを脱ぐと、彼女の肩にかけた。
「え? 何、どうしたの?」
「あー、うん。水に濡れて、寒そうかなと思って」
驚いたように問う柚春に、ウォルターはちらちらと彼女の上半身に視線をやりつつ、ごまかすように言う。だが、柚春はすぐに彼の視線に気づいた。にやにやと笑いつつ、彼の顔を覗き込む。
「下、水着に見えた?」
クスクスと笑って、柚春は続ける。
「透けても大丈夫なように、ブラ付きのキャミソールにタンクトップとトップスを重ね着してるんだよ」
だから大丈夫、とパーカーを返してまた笑う。
「それに、この日射しだからね。すぐに乾くよ」
「それもそうだねぇ」
彼女の用意周到さに苦笑しつつ、ウォルターはうなずいてパーカーを受け取り、改めて羽織った。
ニャンドは園内のあちこちに、座ってくつろぐための椅子やベンチが置かれている。
柚春とウォルターはそれらの一つに、隣り合って腰を下ろした。
そのベンチの前を通り過ぎて行くのは、カップルらしい二人連れが多い。なぜだろうと考え、柚春はこの少し先に、恋愛のおまじないスポットがあることに気づいた。
「恋愛のおまじないスポットは以前、一通り試したね」
以前に来た時のことを思い出し、柚春はウォルターをふり返って、口を開く。
「その帰り道に僕は告白をしたんだけど……覚えてる?」
「もちろんだよ」
ウォルターがうなずいた。
「そっか。それならうれしい。……あのころから、僕の気持ちは……ちょっとだけ変わった。もっと大好きになって、一緒にいたくて……ワットを支え守りたいと思う気持ちが強くなったよ。ワットは何か変わった? あの時は、『好きだから今は付き合えない』って、両想いだけど線引きがあった。けど……今は何か、我慢してる?」
一気に自分の想いを口に出して伝えて来る柚春に、ウォルターは目を見張った。
だが、やわらかく微笑んで柚春を真っ直ぐ見つめると、彼は口を開く。
「僕も、あのころよりも、もっと柚春が好きで、大切になったかなぁ。そして、我慢といえば……」
小さく苦笑して続けた。
「そんな気持ちがあふれすぎないように、柚春に自分の気持ちを押し付けてしまいすぎないように、気をつけてるってところかなぁ」
言葉を切って、彼は小さく溜息をつくと、改めて柚春に目を向ける。
「なのに、君と来たら、ときどき小悪魔みたいに僕をからかうから……」
恨みがましい目でこちらを見る彼に、柚春は意地悪く笑った。
「僕はもうワットの生徒じゃないし、18歳だからね。ワットにも、それを理解してもらおうと思って」
「お手柔らかに頼むよぉ……」
彼女の笑いに、ウォルターは深い溜息をついて、返すのだった。
服も乾いて来たので、二人はベンチを立って、更にアトラクションを楽しんだ。
おかげで時間はあっという間に過ぎて行き、気づくと空は茜色に染まっていた。
「名残惜しいけど、そろそろ帰る? 泊まらないなら……」
言いかける柚春に、ウォルターは軽く頭を掻いて言った。
「あー、実はパーク内のホテルを予約してあるんだ。チェックインして食事して、それからでも、夜のパレード見たり、買い物したりする時間はあると思うよ?」
「あ……え……」
一瞬何を言われたのかわからなくて、柚春はただ目をまたたかせるばかりだ。
そんな彼女に、ウォルターはニッコリ笑う。
ようやくどういうことか理解して、柚春は目を見張った。入園前に泊まって行くかと訊いた時、彼の返事が曖昧だったはずだ。
柚春は、うれしさに声を立てて笑う。
「サプライズ、ありがとう」
言って彼女は、ウォルターの腕に自分の腕をからめた。
「喜んでもらえて、よかったぁ」
ウォルターも笑い返す。
そして二人は、腕を絡め合ったまま、チェックインのために歩き出すのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年04月26日
参加申し込みの期限
2025年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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