this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
休日の過ごし方=おでかけ編=
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
【モーニング暴君】
卵城 秘月
は布団から起き出して、隣で眠る
吉住 志桜里
を見下ろしていた。
九夜山は寝子温泉にて、一泊二日のプチ温泉旅行中の二人。その二日目の早朝のことである。
(悪戯してやろうと思っていたのに……なんだか……)
秘月は無言で自分の頭を掻きむしって、大きく一つ吐息をついた。そして、もそもそとさっきまで横になっていた布団の中に潜り込む。目を閉じると、彼女はすぐに気持ち良さげな寝息を立て始めた。
しばらくは、部屋の主二人の寝息だけが聞こえていた部屋の中。だったが――ややあって、今度は志桜里が起き出した。ぐっすり眠っている秘月を見て、にぃっと笑う。
「せっかくのいいお風呂、朝も一緒に入らないと、もったいないでしょ?」
言って彼女は秘月の上に、おおいかぶさった。長い髪が、秘月の顔にかかる。秘月を見下ろすその視線と笑みは、彼女を取って食わんばかりだ。
「おはよう、秘ぃ。朝風呂来ないと悪戯するわよ」
かけられた声と、顔をくすぐる髪の感触に、秘月は目を開けた。
「ん? 志桜里君? そうか、眠ってしまったんだね……。うん、いくよ」
答えはしたものの、秘月は完全に目覚めたわけではなく、むしろねぼけているようだ。
だがそれは、志桜里にとっては、好都合だった。八重歯をきらりと光らせて、ぼーっとしたままの秘月を引っ張るように、部屋を出る。
向かった先は、もちろん風呂場だった。
早朝のせいか、他の客の姿はない。
志桜里はさくさくとまとった宿の寝間着を脱ぎ、秘月からも同じく寝間着をはぎ取って、彼女を引っ張り浴場へと入る。
「ゆうべは随分ハードに遊んだじゃない? もう一回くらいアフターケアがあってもバチは当たらないと思うわ」
言って、志桜里は秘月にマッサージを所望した。
「うふふ、志桜里君はあまえんぼうさんだねぇ~」
秘月は、普段の鉄仮面はどこへやら、ぽやぽやした顔で笑って言うと、志桜里の体に手を伸ばした。そして、言われるままにマッサージを始める。
「どう? 稽古から二日空いた分、昨日よりカラダ柔らかくなってない?」
きっと芯の部分は筋張ったままなのだろうけど……と思いつつ、志桜里は肩を揉まれながら、尋ねた。
「ん~。そうだねぇ~。いつもより柔らかいかもねぇ~」
秘月は相変わらず、ぽやぽやとした顔で返事する。
ねぼけてはいても、秘月のマッサージの腕はたしかだ。肩から腕、背中と揉まれるうち、志桜里は洗い場の木の床にうつぶせに横たわる恰好になっていた。
「ん! ああ……そこ、気持ちいい……」
強く緩く揉みほぐされて、思わず声が漏れる。
「気持ちいい? ここ、凝ってるものねぇ……」
対する秘月は、彼女が気持ちいいと言った箇所を中心に、力を入れてグイグイと更に揉みほぐしていく。寝ぼけているせいか、いつしか全身でおおいかぶさるような体勢になっていた。
ややあって。体中、どこもかしこも柔らかくほぐれ、これ以上ないほど気持ち良くなって、志桜里は木の床に仰向けになって、手足を伸ばした。
「あー、サイコー」
その彼女の上には、秘月が力尽きたようにぐったりと折り重なっている。
と、その秘月の上に、天井から水滴が滴り落ちた。
「ひゃっ!」
思わず声を上げて体を起こし、あたりを見回す秘月は、ようやくはっきりと目覚めたようだ。
「あれ? ここって……」
一瞬、ハテナマークを頭に浮かべるも、自分の下にいる志桜里に気づいて、目を見張る。そして、ぼんやりと風呂に行こうと強要……もとい、誘われた気がする、と思い出す。なんにせよ、なんだかマズイ状況には違いない、と彼女は思った。
「えーと、……私は先に出ようかな」
と明後日の方に視線を向けて、そろそろと志桜里の上から離れようとしたところで。
「よし、充電おわりっ」
声と共に、志桜里の腕がするりと秘月に絡みついた。あっという間に、上下が入れ替わってしまう。
「ひゃん!?」
思わず妙な声が出てしまった秘月に、志桜里はにんまりと笑って両手をわきわきと動かして見せた。
「最近、秘ぃの趣向がうつっちゃったみたいで。覚悟なさい?」
言うなり彼女は、両手で秘月の肩やら腕やら胸やらを、揉んだり撫でたりし始める。
「せ……せめて優しく……」
対して秘月は言いかけて、言葉を飲み込んだ。全身を這う志桜里の手のくすぐったさと、なんともいえない感触に、なんとか彼女の下から逃げ出そうと身をよじる。それへ志桜里は逃がすまいと体を密着させて、抑え込んだ。
「は、離せ……! だ、だから、どこ触って……ひゃっ!」
「大人しくして。気持ち良くしてあげるから」
「離せって……マ、マッサージなら自分で……できるってば……!」
逃げようとする秘月と、抑え込む志桜里。くんずほぐれつの二人の戦い? は続くのだった――。
一時間後。
宿の食堂で向かい合って朝食を取る二人は、どちらも疲労困憊した様子でぐったりしていた。
ただ、彼女たちの肌は、驚くほどツヤツヤで、客の女性たちの間で「ここの風呂は肌にイイ!」との噂が流れたとかなんとか……。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
休日の過ごし方=おでかけ編=
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年04月26日
参加申し込みの期限
2025年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!