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休日の過ごし方=おでかけ編=
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【アメリカ村を楽しもう!】
ねこぴょんの日から13年後の8月のこと。
森篠 琳子
改め秋沢 琳子は、夫の覚と小学4年の娘・悠衣と共に、夫の実家に四泊三日の予定で帰省した。
覚の実家は大阪岸和田市にあって、花屋を営んでいる。
8月は時期的に墓参り用の花がよく売れていて、忙しそうだ。琳子はそれを見て、義両親に手伝いを申し出た。彼らは気を遣わなくていいと言ってくれたものの、琳子はなんとなく申し訳ない気がして、初日だけ店番を手伝うことにした。
信用金庫に勤務しているおかげで、金銭の扱いや接客は慣れている。
とはいえ、常連らしい客に「新しい人雇うたんかと思たら、お嫁さん? ええねぇ」などと言われるのはまだしも、「これ、もうちょっと勉強してくれへん?」とたびたび言われるのには、少しばかり参ってしまった。
信用金庫で値引きを求める客はいないのだ。……というか、寝子島や鎌倉周辺の店では、こうした光景を見たことがない。なので、琳子は対応に困ってしまう。
そういう時はたいてい、義両親のどちらかが替わって対応してくれた。
(帰省するたびに思うけど、大阪でお店を開く人は大変ね。……それにしても、お客さん側も、よく平気で値切れるわよね。私なら、高いと思ったとしても無理だわ……)
義両親と客とのやりとりを見ながら、そんなことを思う琳子だった。
その翌日。琳子は悠衣を連れて、大阪駅へと向かった。ここで、妹の
森篠 奏子
と待ち合わせしているのだ。
駅のコンコースで最初に奏子を見つけたのは、悠衣だった。
「かなお姉ちゃーん!」
声を上げ、手をふりながら奏子の方へと駆け寄る。
「おー、元気にしてたかー」
「うん!」
笑顔で返す奏子に悠衣がうなずき、二人はハイタッチする。そのあと、奏子が琳子をふり返った。
「やっほー、琳子ちゃん」
声をかけられ、琳子は苦笑する。
現在24歳の奏子は、20歳ぐらいから姉の琳子をちゃん付けで呼ぶようになっていた。
そんな奏子は、今は早稲畑大学大学院商学研究科に在籍して、会計学を専攻している。また、古くからのMewTuberで、今は『カナカナの会計女子チャンネル』にて会計に関する知識をわかりやすく説明する動画を配信中だった。ちなみに、チャンネルはそれなりに人気があった。
奏子は軽く深呼吸して、あたりを見回す。
「大阪ってやっぱり、テンション上がるわー。商都だもんね」
「商都?」
「商い――商売の都ってこと」
怪訝そうに問う悠衣に説明すると、悠衣は軽く目を輝かせた。
「そうなんだ! それで、今日はどこに連れて行ってくれるの?」
「アメリカ村!」
問われて奏子は、即答する。
「やっぱ、大阪っていったら、ここでしょ。……で、いいよね? 琳子ちゃん」
ふり返って確認する奏子に、琳子はうなずいた。
「ええ。今日は奏子に任せるわ。USJとか名所は行ったことあるし」
「それじゃ、アメリカ村へレッツゴー!」
奏子は、勢いよく片手を突き上げ、叫んだ。
というわけで、アメリカ村へやって来た三人である。
「ここは大阪でも古着屋をはじめ、いろんなおしゃれアイテムを扱う店が並ぶ通りなんだよ。大阪の人って目が肥えてるからね。東京じゃ手に入らないお宝が、安くゲットできるんだ」
先頭に立つ奏子が、この通りについて説明したあと、悠衣をふり返った。
「悠衣ちゃん、オシャレ好きでしょ? 私が安くていい品を見つけるコツを教えてあげる」
「はーい」
悠衣はうれしそうに、笑顔で返事する。
そのあと彼女たちは、通りに並ぶ古着屋の一つに入った。
奏子が、あれこれと悠衣にレクチャーしながら、服を選ぶ。悠衣はスカートがほしいということで、いくつか試着した中から、買うものを決めた。
そのスカートは、デザイン自体は何十年か前に流行したものだが、小学生の悠衣が着ると新しく見える。また、古着とは言うものの生地に傷みはなく、値段的にも安い印象だった。
いざ会計となって、奏子が店員に「これ、もうちょっと勉強できないかな?」と当然のような顔で、尋ねる。
悠衣は怪訝そうだが、琳子は目を見張った。
「奏子、値引き交渉とかしなくても、カードがあるから大丈夫よ?」
「そういう問題じゃないの。いいから私に任せて」
慌てて小声で言う琳子に小声で返して、奏子は改めて店員の方をふり返る。
「どうかな」
「そうですね。では、端数を切って、こちらのお値段で」
店員は動じることなく言って、電卓に値引き後の値段を打ち込み、彼女に見せた。
「ありがとう。じゃあ、それで」
奏子がうなずく。
会計を終えて店を出ると、悠衣が奏子に訊いて来た。
「『勉強』ってどういうこと?」
「大阪では『値引きして』っていうのを『勉強して』っていうんだ」
「それは知ってたけど……まさか、本当にそれを口にするなんて……」
琳子が思わず言った。まさか妹が、花屋の客たちと同じ行動を取るとは思わなかったのだ。
だが、奏子は首をかしげて返す。
「なんで? 大阪では値引き交渉は普通のことだよ? 店員さんも困った顔せずに、すぐに対応してくれたでしょ」
「そうだけど……なんだか恥ずかしいわ。奏子は、よく平気だったわね」
琳子は困って言い返した。すると奏子はふいに緊張を解いた顔で、ペロリと舌を出して、笑う。
「へへ、実は私も、ちょっとドキドキした」
「奏子ったら……」
子供のころを思わせるような仕草に、琳子は思わず苦笑する。
それへ奏子も笑って返し、気持ちを切り替えるように背筋を伸ばした。
「次は琳子ちゃんの服ね。似合うの見繕ってあげるよ」
「ありがとう。でも、勉強してもらうのは、やめてね。なんだか心臓に悪いわ」
楽しげに言う奏子に、琳子は礼と共に釘を射す。
「はーい」
笑って答え、奏子は「行こう」と悠衣に手を差し出した。笑顔でうなずいて駆け寄った悠衣が、その手を取る。歩き出す二人の後ろから、琳子も苦笑して足を踏み出した。
「琳子ちゃん、ここがいいよ。ここに入ろう!」
しばらく行くと、奏子がふり返って叫ぶ。琳子はうなずき、三人はその店へと入って行った。
こうして彼女たちは、この日一日、アメリカ村を存分に楽しんだのだった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年04月26日
参加申し込みの期限
2025年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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