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オウガフェス in SUMMER
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「……どんな感じです?」
「……大丈夫だ。近くに鬼の足音は聞こえない」
茂みの中に、響也と玄の姿があった。
「よく足音で聞き分けられるですね」
「音楽をやってるせいかな……耳には自信があるんだ」
「それはすごいです。カッコよくて、音楽もしてるなんて、きっとモテるですねー」
ほぅ、と玄は感心した。
「そんなこと……」
「このかわいいアミぐるみは彼女さんからのプレゼントです?」
「……アミぐるみ?」
玄の言うとおり、響也のズボンの裾にアミぐるみが付いていた。
けど、そんなものに見覚えはない。覚えがないというか、このアミぐるみもぞもぞと動いてる……!!
「これは……!」
彩葉のろっこん『ファンタジックオートマタ』だ。
気付いた時には遅かった。まわりを鬼に囲まれている。
音で動きを察知していることがバレ、音を立てないように距離を詰められていたのだ。
「ありがとね」
彩葉はアミぐるみに微笑み、観念した響也を捕まえた。
【篠崎響也 確保 記録46分13秒】
「……参ったな。さすがにそんなアミぐるみの足音は小さ過ぎて聞きとれない」
「さて、残るは……」
玄は、灯子に月、シダと仄に囲まれていた。
だが、まだあきらめていないようだ。
「もう逃げられないって」と灯子。
「引き際が肝心ですよ」と月。
「ま、まだですよ。まだ……こうなったら手段は選ばないですよ!」
玄はゼッケンを残し、ばばっと服を脱ぎ捨てた。
「な……っ!!」
「禁止事項に裸になってはいけないとは書いてないですよ!」
だからと言ってこれは大人としてどうなのか。
「な、なんてやつ……」
いろいろなものを置き去りにした強行に戦慄する仄。
シダは両手で目を隠した。
「これ、見ちゃダメなやつ」
「商品券が欲しいからルールは守るけど、倫理と常識は破る覚悟ですよ!」
尻込みする女子の様子に絶対的勝利を確信する。
だがしかし、1人忘れてやしないだろうか。
「……俺もあんまり触りたくないけど」
「……あ」
響也がポンと肩を叩き、玄はしおしおと崩れた。
いろいろなものを犠牲にして、手に入るものは虚しさだけである。そして下手すれば、前科も手に入りそうである。欲しいかどうかは知らないけど。
【北玄 確保 記録46分54秒】
「……残り15分、なんとか逃げ切れそうだな」
その頃、刀は公園の池の中にいた。
水着に着替え、シュノーケルを装備し、ボート乗り場にとまるボートの下に身を隠している。
海開き前のこの時期、まだ水は冷たく、池の水は藻が繁殖していて気持ちが悪いが、あと15分の我慢と思えば、商品券で買う予定のいろいろなものを考えて、耐えしのげそうだった。
まぁ池に注意を向ける者がいなければ……の話だが。
「池か……」
満帆は池を眺めていた。
「単に逃げ切るだけなら池って卑怯技あるんよな。それじゃおもろないし、封印しとったけど……」
彼女の視線は、ボート小屋の、そばのボートの横に浮かぶシュノーケルにまっすぐ向かっていた。
「卑怯もんはおったようや」
彼女はそっと近付き、シュノーケルに指を突っ込んだ。
10秒……20秒……30秒……。
「……がはっ!!」
耐えきれなくなり刀が浮上してきた。
「げほっげほっ! な、つ、詰まった!?」
「詰まっとらんよ。よぅ頑張るな、こんなとこで」
「……え?」
満帆と目が合い、刀は慌ててろっこんを発動させ……。
「往生際が悪いで」
発動条件の撃鉄をイメージした瞬間、ぱしっと頭を叩かれ、イメージは霧のように消えた。あまりにも近付かれすぎたのだ。
「う、うわあああああ!! あとちょっとだったのに!!」
「うんうん。勝負の世界は厳しいよなぁ」
【御剣刀 確保 記録47分29秒】
「……しっ、誰か来た」
木陰に隠れ、誠一と羽衣は息をひそめた。
前の道を、円がさーっと滑って横切っていった。
「……もう行った。大丈夫だ」
「ふぅー……よかった。あとすこしだね」
「ああ、あと10分ってところだな」
「ありがとね」
「ん?」
「誠一くんが助けてくれなかったら、もう捕まってたと思う」
「俺は別に何もしてねぇよ」
「ううん。誠一くんのおかげ……」
ほほをほんのり赤くして、羽衣は彼を見つめた。
「にゃー」
「……ん?」
ふと鳴き声。見ると、子猫が足元で鳴いている。
「わぁかわいいー」
「なんだよ、驚かしやがって……こいつぅ」
誠一は子猫を抱いて、頭をなでてあげた。
「にゃー」
「野良猫かなぁー?」
「いや、首に赤いバンダナが巻いてあるぞ……ん? 赤いバンダナ?」
なんだかこの猫、見たことがある。確かスタート前……みんな集まった時に……。
「あ、鬼の円ちゃんの肩にのってた子猫!」
「にゃーくんって言うんだ」
「!?」
行ったはずの円が、いつの間にか後ろに回り込んでいた。
にゃーくんは誠一の腕から飛び降り、円の肩によじ登った。
「ハイターッチ、いえーい」
「にゃー」
「さ、さっきの鳴き声……もしかして俺たちの居場所を知らせるための……」
まんまと円に一杯食わされた。万事休すだ。
「……誠一くん、逃げて!」
「え!?」
羽衣は両手を広げて、円の前に立ちはだかった。
「さっき助けてくれたから、今度はあたしが助ける番!」
円にタッチされて鬼になっても、羽衣は彼女にしがみついて放さない。
「早く!」
「……悪い。逃げ切ったら、何か奢ってやるからな!」
【鴇波羽衣 確保 記録51分21秒】
駆け出す誠一。だが、今度はその前に咲が立ちはだかった。
「や、矢萩先輩」
「ここまでね。私がここに立った以上、逃がさないわ……!」
「……先輩は風紀委員でしょ。それって悪いやつを取り締まるやつじゃないっすか。俺何にも悪いことしてないっすよ。もっとほかに捕まえる人いるんじゃないっすかね……?」
「残念だけど、もうほとんど捕まえちゃったのよ」
「……マジで?」
「それに、君を捕まえないと、私の4位が危ういのよね」
「ガチで抜くしかねぇってことか……!」
彼は意を決し、正面から彼女に向かった。彼女の手が届くか届かないかの間合いで、バスケで培った足捌き、フェイントを入れて真横をすり抜ける。
「……フェイントはさっきも受けたわ。二度も同じ手には引っかからない……!」
直前で彼の動きに反応し、手を伸ばす……!
――やべぇ!!
その瞬間、追い込まれた彼の心が秘めた力を目覚めさせた。ろっこん『ハイブーストアクセル』、自らを加速させる力が彼の中に沸き上がった。
瞬時に加速状態に突入した彼は、その手をすり抜け、あっという間に走り去った。
「……あ、あれ?」
空振りした手に、咲は目をぱちくり。
「……お、驚いてる場合じゃないわ! 4位が!」
――頼みの綱の人が居なくなって、どうすれば……?
ひとりになったあやめに、ズッシリ不安がのしかかった。
――考えろ! あやめ! 考えるのよ……!!
うずくまり、うーんと唸っていた彼女だが、ふっと顔から不安が消えた。
「……利用できるものは利用すればいいだけですよね……」
黒い。なんか黒いものが見える……! 怖い……!!
とそこに巌がやってきた。
さっきの元気はどこへやら。お腹を押さえ、顔面蒼白だ。ロクなものを食べてないから平気かと思いきや、単に鈍感なだけだったらしい。遅れて地獄の腹痛が襲ってきた。
「……すまん。べ、便所がどこにあるか知らんかのぅ……」
「……………………」
あやめはじっと見つめ、すぐに心配そうな顔を“作った”。
「大変! 案内します!」
そう言って、手をとった。
「大丈夫。すぐそこですから」
そして笑顔を見せる。相手を魅了する……彼女のろっこん『リリスの微笑み』の発動条件はこれで満たされた。
「な、なんじゃ……この胸の高鳴りは……。ワレの顔を見とったら胸が……」
「そこまでですわ!」
とその時、2人の行く手を阻むように華蓮があらわれた。
「お、鬼か……。わ、ワイはもう限界じゃ……投降するけん……」
「お願いです。助けて下さい」
「……は?」
はっきり言って、彼のお腹はそれどころではない。一刻も早く爆弾処理をしなければならない状態だ。
だがしかし、彼女のろっこんの虜となった彼には「無理」の一言が言えなかった。
「こ、ここはワイに任せぇ。逃げるんじゃあ!!」
「ありがとうございます」
ニッコリと悪魔の微笑みを見せ、あやめはダッシュで逃げていった。罪深すぎる……。
「名も知らぬおなごのため身体をはる! それも漢の花道じゃーいっ!!」
巌はゲタを飛ばして攻撃。
「かかってこんかーーーい……はうっ!!」
くわわっと目を開き、巌は固まった。
「な、なんですの?」
おそるおそる近付く華蓮。
と、何やらかぐわしい香りが漂ってきた。
「あ、あなたまさか……!!」
「言うなぁ!!」
漢は叫んだ。
漢の目から滝のように涙が流れ落ちた。
「……頼むからこのことは誰にも言わんでくれぇい……」
漢、鬼河内巌、見事な散り様であった……!!
【鬼河内巌 確保 記録55分41秒】
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担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
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