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LIQUID -Star Chronicle- 黄金の英雄譚
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【突破せよ、ネクタール実験場!】
「アヤト、デバフ解除よろしく!」
「おっけー、まかせろ! <ハンマリング・オン>!!」
「Aグループは右に、Bグループは左に展開! 前衛は防御に専念、ダメージディーラーは攻撃準備! あたしの合図で一斉に攻撃開始、お願いします!」
「「「了解!!」」」
マユラ(プレイヤー:
落合 まゆら
)の指揮は的確だ。もともと人の上に立ち引っ張ってゆく才やカリスマもあったのだろうが、幾度となく挑戦し続けた経験もここに活きた。
「よっしゃあ、<No.13 マローダー>撃破! いい調子だな、マユラ!」
「うん、今回はクリアできるかも……!」
いつもはアツくなりがちなアヤト(プレイヤー:京極 綾人)も、いくらか余裕を見せている。
<ネクタール実験場>。数多の冒険者を屠ってきた、最大難度のエンドコンテンツ、レイドダンジョンである。これへ挑むメンバー集めから始め、実に十数名のパーティで臨んだ今回の挑戦は、今のところ順調だ。もっともまだ序盤から中盤に差し掛かったところで、本当の山場はこの先にこそ待ち構えているのだが。
というのも、マユラは一度だけこのネクタール実験場をクリアしたことがあった。その時は先導役のベテランパーティに導かれるままおんぶに抱っこという様相で、あれよあれよという間にクリアしてしまったもので、あまり実感は湧かなかったものだが……今度はマユラ自身がパーティのリーダーを務めている。
理由のひとつには、アヤトの存在があろう。新進気鋭、駆け出しながらにわかに注目を浴びつつあるロックバンド『Edwoods』のリードギター。毛色は違えど芸能界の一角へ片足を突っ込んだ者同士、たがいにシンパシーを感じリスペクトをしあう間柄だった。近頃は彼と多くプレイ時間をともにし、経験値やレアドロップ品稼ぎにいそしみ装備品を整え、レイドダンジョン踏破へ向けて万全に準備を整えてきた。ひとえに、彼に初クリアの感動を味あわせてやりたい、そして彼といっしょに再び自分もその感動を分かち合いたい。そう考えてのことだ。
実のところそれ以上にふたり、たがいに意識し合い恋慕の情を抱きつつあるのは、はた目にも一目瞭然ではあったのだが。ひとまずそれはさておこう。
「よし、次! ここからが本番よ!」
難敵を撃破しレイドのステージが上がるたび、マユラの奏でる<熱唱絶歌>が響き渡る。パーティのパラメータを常に2割3割と高め、潜在能力を引き出しながら、巧みな指揮によって全体を勝利へ導くのがマユラのスタイルだ。
<No.47 ミアズマ・システム>を危なげなく踏破し、次のステージへ。
「さて、コイツがある意味一番厄介ね……!」
「前回はここで失敗したんだよな。気合入れていこう」
<No.51 シーケンサー>の攻略手順は他と一線を画する。その特殊性がゆえにつまづきやすく、ここを実験場最大の鬼門として挙げる者も少なくない。
「あたしがリズム取ります、みんな合わせて!」
「マユラの合図で移動するぞー!」
「「「おーっ」」」
シーケンサーの繰り出す音響攻撃には予兆がある。広範囲へ及ぶ攻撃の安全地帯へとタイミング良く、常に移動し続けなければならない。リズム感のある者は予兆となる音を聞きタイミングをはかることもできたが、音感にとぼしい者には難関となる。なにしろ一度でも音響攻撃にさらされてしまえば、体力の残りに関わらず一撃KO。なんともシビアなことに、失敗は許されないのだ。
マユラは叫ぶ、この場にあっては職業意識もなくただパーティのみなのために、声のかぎりに。
「右に一歩、左に三歩! 3・2・1、今よ! ジャンプ!」
マユラは声優であり映像に合わせてタイミングを取ることは当然だし、ミュージシャンであるアヤトならば言わずもがなだ。ふたりが息ピッタリに刻むリズムがやがてパーティのみなを巻き込み、導いた。
「次のウェーブを越えたら攻撃チャンス! ジャンプして……狙って! 全力で攻撃!」
「マユラ、タイミング合わせろ!」
「オッケー、いっくわよー!」
ふたりのかき鳴らす旋律は波となり、嵐となって渦を巻き、光放ち全てを飲み込んでいった。
実験場の最後を守るのは、<No.00 クロノシステム>。あらゆるマシンを用いて猛攻を仕掛けてくるが、ここまでを乗り越えた冒険者にとってその戦いはシンプルなDPSチェックに過ぎない。
「……やった! やったわ!」
「おっしゃあああ、初クリアだ! やったなマユラ!」
奈落に沈んでゆくラスボスの終焉もほどほどに、マユラとアヤトは思わず抱き合った。ピュウと飛んだ口笛にはっとして、赤面しつつ跳んではなれる。
「マユラさん、リーダーありがとうございました! とってもやりやすかったです」
「おかげで俺もクリアできたよー! もーココきつくてさ、あきらめてたんだよな」
「僕も。マユラさんのおかげです」
「アヤトさんもサンキュー、助かったよ!」
仲間たちのそんな声が飛び、拍手が巻き起こる頃にはふたりの顔にさした朱色はさらに深まっていた。
「ふふっ。なんか照れちゃうな……」
「胸張ってればいいさ、それだけの働きだったよ。俺も惚れ直し……あ、い、いや」
「えっ? なにか言った?」
首を振りたくるアヤトにマユラは怪訝な顔で首を傾げる。最高難度のレイドダンジョンを制覇しても、ふたりのクエストはまだまだこれから。踏破の途上のようである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年02月24日
参加申し込みの期限
2025年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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