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マンガ×サウナ×ロボット
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「胸が重いからだと思うんですけど」
「うん……そう、だね」
綾辻 綾花
もあえて
早川 珪
の目を白黒させてやろうというつもりはないのだが。そんな風に言うと彼は決まってばつが悪そうな顔を浮かべ、そんなところも可愛らしいと思ってしまう。
「なので、マッサージも受けてみようと思います。珪さんもどうですか?」
「いいね。僕もやってみようかな」
『ほっこりスパ・またたび』の設備やサービスの充実ぶりが話題である。最近はカップル用の個室サウナも設置されたそうで、それが二人で行ってみようかと話すきっかけになった。それに今日は利用料が半額でお得らしい。
旧市街の春の陽気を浴びながら街を歩けば、気分も上々。隣を歩くのは先頃恋人となった珪。既に大層心地よいのだがこの上サウナで身も心もととのったら、一体どれほど幸福になってしまうものだろうか。わくわく気分が止まらない綾花であった。
すぐに入れるというのでさっそく個室サウナへ案内してもらった。
綾花はサウナ初挑戦。珪は何度か付き合いで経験があるそうだから、先導してもらう。
「まずは水分補給。脱水症状になりやすいからね」
お水を飲み、身体を洗って、用意してきたサウナウェアに着替えて個室へ。とたんに浴びる猛烈な熱気に、綾花は少々怯んでしまった。
「あ、暑い……!」
「大丈夫かい、綾花さん」
「へ、平気です。珪さんと一緒なら……」
おっかなびっくり足を踏み入れる。むっとする空気が灰へ入り込み一瞬呼吸に熱い風が混じるも、不快に思う程ではなかった。
「なるほどです」
「どうだい? 高温のドライサウナではないから、入りやすいと思うけど」
「これは、気持ちいいかも……!」
額からどっと汗が吹き出す。あっという間に全身がぐっしょり汗みずくとなったが、それが良い。老廃物が全て流れ出し浄化されてゆくように感じる。爽快な熱さだった。
大きく吐息を漏らしたところで、珪が桶とひしゃくを取った。
「珪さん、それは?」
「アロマ水。これを熱したサウナストーンにかけて蒸気を出すのがいわゆる、ロウリュだね」
「ロウリュ! やってみたかったんです」
珪はひしゃくを綾花へ渡してくれた。彼の持つ桶からアロマ水を汲み、窯のようなものにごろごろと積まれている石たちへかけると、爆発的な蒸気が噴出した。
「うわぁ、すごい! でも気持ちいいですね、珪さん」
「うん。近ごろはサウナといったらロウリュが欠かせないそうだよ。血行促進に疲労回復、美肌効果にリラックス効果もあるんだって」
「いいことずくめですね」
ほんのり香る蒸気を存分に浴びたら、水風呂へ。身体を冷やしてから再びサウナへ、水風呂へと繰り返してから外気浴へと至ったあたりで、なるほどととのうとはこういうことか、と綾花にも得心がいった。
マッサージもお願いすることにした。二つのベッドにそれぞれ寝転び、綾花は女性の、珪は男性のマッサージ師が担当してくれた。
「私、肩こりがひどくて」
「そうですね、ご立派ですものね」
「胸をテーブルに置くと楽な気がします」
隣で聞いている珪が苦笑いした。
「僕は腰のあたりを重点的に。座り仕事が多いもので」
「かしこまりました」
司書教諭の彼は確かに座りっぱなしとなることも多いだろう。彼も苦労しているのだろうな、今度は自分がマッサージしてあげようかな。などと考えていたら唐突に、力強く重い衝撃が綾花の肩を捉えた。
「あっ、そこ気持ちいいです。あっ、あっ」
思わず声が出てしまう。一瞬なにやら淫靡な空気が漂うも珪とて他人事ではなかった。
「おお……け、結構強めにやるんですね。うあっ」
いつものクールな顔が崩れた彼を見るのは楽しいが、直後に綾花へも容赦なく揉み解しの悦楽と恍惚が襲い来るから、全くもって油断できないのだった。
サウナにマッサージにと堪能した頃には身も心もととのい温まり、芯からぽかぽかとなっていた。
「ととのう、って何だか不思議な感じでした」
「うん、気持ちが良かったね」
腕を組んで街を歩くと暑いくらいだ。春物の薄手の上着は脱いで小脇に抱えた。
「今度は別の店も行ってみようか。それぞれに特色があるそうだよ」
「いいですね! サウナ、ぜひまた行きましょう。ととのいに」
彼の腕を抱き込みぴたりと身を寄せ、ぬくぬくの帰路を楽しんだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年11月06日
参加申し込みの期限
2024年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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