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LIQUID -Star Chronicle- 暗夜の英雄譚
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【サイドクエスト『暗夜竜の華麗なる狩り』(1)】
コロン大砂丘。打ち捨てられた古城にもかつては名があったのだろうが、今に伝えられてはいない。砂と風に侵食された朽ちかけの廃墟に過ぎず、しかし今夜はそこがクエストの主戦場となるだろう。
日が頂点へ登る頃、現場はひどく混乱していた。
「だから、魔石はあそこに運ぶんだって!」
「いやいや、向こうに置くって聞いたわよ!?」
「おい、防衛設備の整備の手が足りねえ! 誰か手伝ってくれ!」
「篝火の燃料も足りないぞ、どうすんだよこれ……?」
集められた多くの冒険者たちは右往左往するばかりでまとまりがない。たとえばレイドダンジョン、タワー・オブ・ソーマやネクタール実験場へ挑んだ経験などあれば一致団結の重要性やそうした際の定石も理解できようが、今回の期間限定クエストに集った面々のほとんどは、そうではなかったようだ。
「ドラゴンが向こうから来るでしょ? だから宝石はここに置いといて、私たちは向こうに隠れて」
「あっちから来るとは限らないだろ、空から飛んでくるかもしれん。むしろそっちの可能性のが高いだろう」
「んじゃどーすんだ? 俺はどっちでもいーぜ、早く決めてくれよ」
「……みんな。落ちついて」
決して凛と空気を震わすような声ではない。ポラリス(プレイヤー:
スピカ・フォーツ
)はぽつりとつぶやいただけ、しかし冒険者たちは彼女へ呑まれるように見入った。
「いや、誰だよ……って」
「あの胸元に提げてるのは」
「うそ! <
サイフォーンのアミュレット
>じゃん!」
トラジア闘技大祭、コーフィルの宗教都市にて行われた偉大なる戦神サイフォーンを祀る闘技会を制したポラリスが手に入れた品だ。極めてレアリティの高い逸品に人々の視線は集まり、ポラリスを認めたらしい彼らは一瞬言葉を飲みこんだ。
それを確かめるとポラリスはかたわらを振り返り、
「……ん。ソフィア」
「ありがとう、ポラリス。風通しが良くなったわね」
話をソフィア(プレイヤー:
月原 想花
)へと引き継ぐ。サイディアきっての才媛、魔法アカデミーの教師である彼女……を見事に演じる想花は、冒険者らへ向けて声を上げた。
「良かったら、私たちに作戦をまとめさせてもらえないかしら? せっかくの機会だもの、絶対に成功させたいの。いいえ、絶対に成功させるわ! だから、協力して……」
「そーそー、わたしたちに任せとけばさ、バッチリだよお~」
ソフィアの相棒、シフォン(プレイヤー:
黒白 滴
)もピースサインを掲げつつのんびり口調ながらに保証すると、うおおおお! と怒号めいた歓声が轟く。どうやらまとめ役として受け入れてもらえたようだ。
「罠の設置場所は私たちが決めるから、鉱石や魔石はそちらに運んでね。次に防衛設備を、クラフトマスターを中心に整備して……」
タビガラス(プレイヤー:
旅鴉 月詠
)、参戦!!
「うむ私が来た。鴉です」
普段はハウジングエリアの拡充やペット、ホムンクルスの育成など主に楽しんでいるタビガラスだが、時にはクエストにも参加する。今回は期間限定ということもあり、協力を申し出た。
「というわけで我々は、城に残された防衛設備をもう一度使えるように整備しよう。年代物だからそもそも動くかどうかわからないが、なにその時は新しく作ってしまえばいい」
なかなか無茶ぶりに聞こえて、そうでもない。なぜならこの場にはタビガラスのハウジングエリアを日常的に利用する常連客や友人、あるいはクラフトの妙に魅せられた熱心なタビガラスファン、追っかけなどなどが多数集っていたもので。
「タビガラスさ~ん、言われたとおり鉄くずとか使い古しの武器とか持ってきたけど。どうするのこんなの?」
「やあエリン。それらは溶かしてバリスタや大砲の補修に使ったり、砲弾の材料にする。ところでアルターはどうしたね?」
「今はシロヘビさんとパトロールに出てるわ。ていうかねえ聞いてよタビガラスさん、この前ついに彼がさ~、リアルでプロポーズしてくれてさ~♪」
「ほほう、それはめでたい。おめでとう。祝いの品を用意せねばね」
古なじみのエリンとそんな会話をかわしつつ、集まったクラフトマスターたちへの指示もおろそかにはしない。
「ロボットフォートレス諸君はバリスタの整備と、余裕があればタレットの敷設を。アルケミックドクターは錬金で照明弾を用意しておくれ。数が足りなければオークションでもなんでも利用してそろえよう。打ち上げ花火でもいいね、派手に行こう派手に」
と言ったところへ、成長中のロボット、メカチキンコマンドーくんが運んできたのはなんとも目にぎらついて痛いほどの、金色に輝くマッチョなヒヨコ像だった。
「エンシェントドラゴン。バーバレスコ……かあ」
雲ひとつない空が徐々に黄昏へ暮れてゆくのを見つめ、エイジ(プレイヤー:
佐藤 英二
)の口からふとその名がこぼれた。
人呼んで暗夜竜。字のとおり、夜闇に紛れて狩りをおこなうという。竜というのは人間の想像もつかないほど長く生きるもので、コーフィルの地に太古から連綿とその名は継がれてきた。恐るべき夜の狩人の餌食となった者は数知れず。戦士の地の部族連盟も黙って手をこまねいていたわけではなく、幾度となく討伐隊を編成し竜殺しに挑んできたが、それを成し遂げたものはいまだ無かった。
その歴史に、彼らは挑もうというのである。エイジは悠久たる時の流れに思いをはせ、なにやら神妙な気分となった。
「古竜というのはいずれも興味深い存在だ。こんなふうに彼らと関われることになろうとはね。おさそい感謝するよ、エイジ」
「あ、マオメイさん」
今日も今日とてだらしなく着物を着崩した古代文明研究者、数々のクエストをともにしてきたいわば戦友とも呼べるだろう、マオメイがエイジに同行していた。彼女の知識を竜討伐に求めたのもあるが、冒険がひと区切りついた後も彼女ともうしばし旅を続けたいと思った。
「ま、大船に乗った気でいたまえよ! わたしがいればドラゴンの射抜くべき弱点など立ちどころに見抜いて」
「ごっめ~ん! 遅れちゃったあ☆」
ぱたぱたとフリルのついたスカートをひるがえし、やってきたのは小柄な少女。名をシャーミィといった。
「エイジくん、今日はよろしくねっ♪ 」
「あ、うん……よろしく、シャーミィ」
「おや、可愛らしいお嬢さんじゃあないか。彼女かね? エイジ。むっふっふ」
などとニヤニヤするマオメイだが、当のエイジは苦笑いを浮かべている。
シャーミィは彼の耳元にぷるんとつややかな唇を寄せ、こっそりと言った。
「おう、誘ってくれてサンキューな、サトウ。わりーが俺のことは秘密で頼むぜ。その、ほら、俺の正体とかよう」
「う、うん。分かってるよ、叡治くん」
歌って踊れるマジカルアイドル、シャーミィのプレイヤーは長ランにリーゼント、ゴリゴリのヤンキー男子こと西藤 叡治だったりするのだった。
「さて、そろそろ頃合いか」
マオメイが夕日を眺めてつぶやく。
間もなく夜がやってくる。夜は暗夜竜の領域であり、狩場だ。エイジは思わずごくりと喉元を鳴らした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月27日
参加申し込みの期限
2024年11月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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