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LIQUID -Star Chronicle- 暗夜の英雄譚
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【サイドクエスト『ホムンクルスに花束を』ワインツ・ピノワル連峰】
クラフトマイスターでの下積みを経て、ブドー(プレイヤー:
志波 武道
)はアルケミックドクターとなった。
「おーし、これでホムンクルスが作れるゼイ! な、うーちゃん?」
ペットのカワウソがつぶらな瞳で見上げ、きゅるんと鳴いた。
息抜き程度に始めてみたものだが、今ではすっかり慣れたもので、プレイスタイルも実に盤石だ。戦闘はそこそこに、クラフトレシピの拡充やオリジナルアイテムづくりに精を出し、同時にあちこち出向いて地図を埋めていくのを楽しみとした。クラフト用の素材は多岐に渡り、各国に特有のものが必要になることも多々あるので、地図を広げてファストトラベルの選択肢を増やすのは理にかなっていた。
順調だがひとつ問題があるとすれば、やることできることが多すぎて時間泥棒が過ぎることだ。
「うっかりハマりすぎたらヤバイなこれ。マイペースに楽しもう」
警察官を目指し忙しい日々を送っている。何事にも生真面目に集中力を持って取り組めるのは彼の美点でありながら、時にのめり込みすぎるきらいもあった。
いつぞやも
過労がたたって潰れてしまったところを胡乱な怪異につけこまれ、兄弟たちには多大な迷惑をかけてしまった……と考えすぎることもまた武道の問題ではあり、当の兄弟は迷惑だとも思っていないだろうが。
ともかく、眼前の乗り越えるべき課題へ己を傾けすぎるのは避けるべきで、なんらかの息抜き気分転換は必要だ。その上でこの新しい趣味に没頭しすぎるのもよろしくない。養うべきはバランス感覚といったところだろうか。
そんなわけで今日は1時間程度のプレイ時間と決めてリキッド大陸へ降り立ったブドー。がっつりと遊ぶのもいいが、毎日少しずつのプレイでコツコツと積み重ねていくのも、これはこれで日々の良きルーティーンとなって組み込まれており、本文たる勉学や鍛錬へ向かうモチベーションを維持する糧ともなっていた。
「さて、必要な素材はっと……」
地図とクラフトレシピを見比べて、ううむとうなる。
「やっぱ、このあたりまで行かなきゃだなあ。まだ行ったことない高レベルなトコだけど、いけるカナー、うーちゃん」
カワウソのうーちゃんはうろちょろとブドーの周りをせわしなく回った後、身体をよじのぼり肩の上へ。準備万端とでも言いたげにふんすと鼻から息を吐いた。
少々の不安、しかし期待が大きく上回る。よしっ、と気合を入れて足を踏み出した。
各地の風光明媚、絶景もリキッド大陸をめぐる旅の醍醐味のひとつだ。ワインツの北方、ピノワル連峰を歩く。まるでVRゴーグル越しにも澄み切った空気の爽やかさが伝わるかのようで、ブドーの日々の疲れもほどけていった。
「イヤー、すんごいな!」
ピノワル連峰はワインツで長く語り継がれてきた、古い信仰の痕跡が残る地だ。ふもとからでも確認できるほど、巨大な半円の入り口が山間にぽっかりと口を開けているのが見える。神殿洞窟の入り口だ。
ブドーが冒険のさなかに入手した、ある強力なホムンクルスのクラフトレシピには、ここで手に入る希少素材を必要とするらしい。
「さて、なるべくなら戦闘は避けていきたいところだケド……そうもいかないか」
このあたりにはナーガ族という、社会性を持つモンスターの一族が棲みついている。身を隠したブドーの眼前を行く一団は半人半蛇とでもいうべき姿をしており、蛇の身体に両腕が生え、手には槍や盾、弓矢、あるいは魔法の杖などを携えていた。蛇人たちはブドーよりも大きく屈強に見えるし、数も多い。
「よし、今日のところは神殿の入り口まで地図を埋めるだけにしとこう。敵は避けていこうな、うーちゃん……って、アレ?」
肩口に乗ったカワウソを振り返った拍子に、目に入るものがあった。
「ぬおおお、こりゃあヤバイ! 誰かたすけてーーー!」
悲鳴も聞こえる。
ナーガ族に今まさに襲われようとしているのは、顎ヒゲを生やした中年の男だ。といっても若作りで、肩まで伸ばした赤毛を後ろで縛っており、端正な顔立ちはなかなかイケメンと言っていいだろう。
学者か魔法使いのような風体で、残念ながら肉弾戦を得意とするたちではないらしい。
「まずいな、囲まれてる!」
考える前にブドーは動いていた。飛び出しナーガ族たちに身をさらすと、
「うーちゃん、攪乱ヨロシクゥ!」
猛然と駆け出したカワウソが割って入り、足もとを走り回って注意を惹いたところへ、
「<鎌鼬>っ!」
背後から鋭く斬りつける。
「おおっ、誰だか知らないけど助かった! ありがとー!」
「一掃します! 伏せててください!」
「あいよー!」
土下座するように男がうつぶせたところへ、ブドーのナイフがひるがえる。ただのナイフではない。ブドー自身がクラフトした<ガンナイフ>、拳銃と刃を合成したものだ。それを旋回し弧を描きながら振るいつつ、トリガーを断続的に弾く。
「いけっ、<極彩輪舞>!!」
装填した複数の属性弾が乱れ飛び、跳弾を繰り返し、ナーガ族を次々に貫き倒していった。
「いや、助かったよ。もはやここまでかとね。ああ、私はヴィルカスという者だ。ヨロシク」
「あ、ドーモ。ブドーでっす、ヨロシク!」
慇懃に礼を述べた男はブドーと同じ、アルケミックドクターであるようだ。頭を垂れた拍子に腰へつるしたポーション瓶が揺れ、凛と音を奏でた。
「君も錬金術をたしなむようだね。ここへは……もしかして、ホムンクルスの素材を求めて?」
「ああ、そうですそれです。このあたりにあるとか。知ってます?」
「ふふ……」
ヴィルカスと名乗った男は含み笑いをもらし、あの巨大な半円、神殿洞窟の入り口を指さした。
「そのレシピ。そのホムンクルスを育てるのは、なかなか苦労がともなうと思うがね。まー若い才能と情熱で、頑張ってくれたまえよ」
「そのホムンクルス……って、これですか? 知ってるんですか?」
「ふふふ。助けてくれてありがとう、ブドーくん! またどこかで会うこともあるだろう。いや、きっと会うだろうね。ふっふっふ」
男は手を振り、そのまま去っていく。ブドーは首を傾けた。
神殿洞窟の入り口へたどりつくと結局、中を覗かずにはいられなかった。素晴らしい光景が広がっていたからだ。
洞窟といってもそう深くはなく、しかしかなりの広さがある。荘厳な神殿は苔むしていて、美しい光を帯びる植物がそこらじゅうに生え伸び、なんとも神秘的だ。
「友だちと遊ぶときにでも、案内してやりたいな……ん?」
件の素材らしきくすんだ色の鉱石を祭壇の上に見つけて入手したところで、武道は気付いた。
「なんだろこれ。えーと、サイドクエスト『ホムンクルスに花束を』……?」
いつの間にやらクエスト一覧へ、新たな冒険への道筋が刻まれていたことに。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月27日
参加申し込みの期限
2024年11月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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