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私の恋人になってください
ねこぴょんの日から幾ばくかの日が過ぎ、四月になった。気づけば若芽の季節。
御巫 時子
は、大学の入学式を目前に控えた日の夕方、高校時代の恩師である
五十嵐 尚輝
先生を寝子高に近い公園に誘い出した。恩師、という二文字は時子が抱えてきた想いを表現するのには不適格かもしれない。寝子高に入学したばかりのころから感じてきた想いは、一途に恋であった。
(実験ばかりで、鈍感で、なかなか気づいてもらえなくて……)
しかも先生と生徒という立場があった。毎日、とくに理由がなくとも学校に行けば会えるという喜びがある一方で、越えられない先生と生徒の壁はずっとあった。だが四月になった今、その壁はもう、時子と尚輝の間には存在しない。
並んでベンチに腰掛ける。勤務時間後も実験をしていたのか、相変わらず家には帰っていないのか、尚輝は白衣のまま。肩をまるめてぼーっととした雰囲気もいつも通りだ。
「先生」
いつもの癖でそう呼びかけて、時子は、言い直した。
「……いいえ、尚輝、さん」
「はい」
ぼさぼさ頭も緩んだネクタイも、時子が生徒で尚輝が先生だったときとなにも変わらない。
それでも「尚輝さん」と呼んでなんの引っ掛かりもなく「はい」と返ってくることに、今までとは違う新しい気持ちが湧き上がってくる。
告白しよう。
時子は意を決していた。
なんども仄めかして、ときに好きだと口にしたこともあったかもしれないこの気持ちを改めて伝えよう。
彼はとっくに知っているだろう。
それでも心臓の鼓動が止まらないのは、……その先に進みたいと思うから。
彼がそれを受け入れてくれるか、不安だから。
「尚輝さん、あの……」
口を開いた時子の言葉を遮るように、尚輝は時子の肩に頭を預けた。
「いつもありがとうございます……好きですよ『時子さん』」
「え……」
時子は目を見開いた。
好きだ、という言葉に。
御巫さん、ではなく、時子さんと呼ばれたことに。
「どうして……」
今、それをいってくれたのだろう。時子の驚きを肩越しに感じ取ったのか、尚輝は照れくさそうに顔をあげて時子を見つめる。
「すみません、ご迷惑でしたか? あなたといる今があまりに心地よくて……つい……」
「いいえ。嬉しいです。私、私も……尚輝さんのことが好きです。ずっと前から……」
「はい」
「きっと、これからも……」
「はい」
「だから……」
私の恋人になってくれますか、そう伝えようとした時子の唇に、尚輝の人差し指があてられた。
「やっぱり、僕からいわなければいけないじゃないですか、こういうことは」
尚輝の頬が、夕焼けみたいな色をしていることに、いまさらながら時子は気づいた。
尚輝はなかなか次の言葉を継げずにいた。
深呼吸をして。
勇気を振り絞るみたいにして時子の手を握る。
(あ……)
時子の指先が、彼の緊張を感じ取る。
どくんどくんと速いスピードで脈打つ血流。
そのしびれが伝わってきて……。
「時子さん。お付き合い、しましょうか」
真正面から告げられた言葉に、時子の感情が決壊する。
「……はい」
こんなに心が昂ったことが、いまだかつてあっただろうか。
「なります……尚輝さんの恋人に」
心は涙に結実し、やわらかくあたたかい頬の上をはらりと流れた。
尚輝は慌ててその涙を拭おうとする。
「あの、泣かないでください」
「泣かせてください……この涙は、うれし涙ですから」
いっしょに食べたお弁当。理科室のビーカー。うたた寝する肩にそっと掛けた白衣。
時子の脳裏に三年間の思い出が浮かんでは消える。
そして今、目の前には照れた尚輝の顔がある。
「時子さん」
「はい」
「握手しましょう」
「はい?」
「これからもどうぞよろしくお願いします、って、なにかおかしいですか?」
「ふふっ、いいえ。こちらこそ、よろしくお願いします……」
手を取り合い、赤らむ空を見上げて笑う。
――この瞬間をずっと待ってた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月10日
参加申し込みの期限
2024年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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