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光風霽月
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何とか6人は無事に合流が叶ったが、虹探しなんて空気ではなかった。
晴月は不自然なほど柚春へ風車小屋の中が凄かったことを喋り、ラッセルはその会話に入ることなく千里にいいスポットはあったのかよなんて言いながら、チラチラと晴月を気にしている。
ラッセルをよく知る千里でなくとも、明らかに2人の様子がおかしい。なので一行はレンタル衣装を返しに資料館へと1度戻り、男女に分かれ更衣室へ向かう道すがら、ラッセルへの
尋問
個別面談が千里によって行われた。
晴月のほうは柚春に任せてあるが、ラッセルのスマホには連絡が来ないし、ウォルターはどこかに電話中なので助言は期待できず。一方の意見だけ聞いて判断するのは良くないが、どうしても千里は親友であるラッセルを疑えない。しかし、今ひとつ晴月の心境がわからない状況なのも事実で、どこで掛け違ってしまったのかと千里は小さく溜息を吐く。
着替えも終わってしまい、更衣室へ長居するわけにもいかない。未だ呆然とするラッセルは、突如両手で自分の両頬を叩いた。それを見て、どこか安心した顔で千里も問いかける。
「疑ってるわけじゃねーけど、最後の確認な。……ラッセルは、ペンダントを渡そうとしただけなんだな?」
「ああ、誓って」
「なら堂々としとけ。そしてもちろん、へこたれんな」
「わかってる。諦めねぇよ」
ニッと笑い合い、2人も更衣室を後にする。そこには、既に着替え終わった透破がヤレヤレと言った顔で待ち構えていた。
「遅ぇよ。なんでオレが、柚春と離れてまで……」
隠そうともしない苛立ちは、恐らく柚春に直接頼まれて断れなかったからだろう。そうまでして2人を待っていてくれたのは、次の行き先を知らせるためだ。
話の邪魔はしたくないとの心遣い――とはなっているが、ラッセルは晴月に避けられているのではという不安に一瞬襲われる。けれど、それはすぐに違うと否定できた。
良くも悪くも、晴月は子供っぽい。好き嫌いはハッキリしているし、すぐ態度に出るから隠し事なんてできないはずだ。まして腹の内を探り合う駆け引きなんて、もってのほかだろう。それが出来たなら、きっと同棲への返事はあんなに喜んだ顔で言わず、もっと焦らすよう悪女の微笑みを浮かべていたはずだ。
悶々と考え込むラッセルと、親友を気に掛けながらも対面させた後のことを考える千里と。そしてウォルターが余計な真似をしていないかとイライラしている透破の3人は、イベント広場にほど近いレストランまで来た。
リーベの駅舎をモデルにしたレトロなレンガ造りのレストランは、四季折々を感じられるメニューや内装はもちろんのこと、園内のイベントに合わせたコラボメニューも提供してくれる、とても評判が良い店だ。その理由のひとつとして、駅舎の左右で価格帯が異なり客層を区分している、というのがある。
右側は席の間隔も少々狭くはあるが、テイクアウトにも対応するような低価格の店で、対する左側はほぼその逆。見える景色やテーブルセットにも格差を付けて、その時の用途に合わせて選べるのだ。
「ウォルターが4人で予約してたけど、オレら見かけて6人に変えたんだと」
そう言って透破が開けたのは――左側の扉で。ラッセルは色んな緊張を抱えながら、ふわふわの絨毯を踏みしめるのだった。
3人は既に、6人がけの円テーブルに座っていた。
柚春を挟むような形だったので、透破は舌打ちと共に迷わず柚春の向かいに腰を掛ける。すると残る2席は、なんとも微妙な具合だ。
ラッセルとしては、もちろん晴月の隣に座りたい。だが、もし万が一助け船を出して欲しいような展開になったとき、隣に居るのは透破だ。名も知らぬ、それも妹にしか興味のなさそうな柚春の兄に、晴月のことでアシストが頼めるか……答えは『否』に決まっている。
ではもう一方の席――こちらは晴月の正面だから、顔を見て話したいと言えば違和感はないだろう。隣には、何と言ってもウォルターがいる。万が一の時にも安心だ。ただ――晴月の気まずさがアップしそうでもある。
考えていることがお見通しな千里は、ラッセルの背中をバシッと強めに叩いてやった。
「たまには晴月の隣、譲ってくれよな! 晴月、気付いてたか? 今日いっぱい写真撮ってたんだぜ」
何でもないことのように装って、千里が晴月の隣へ座る。それを少し悔しく思いながら、ラッセルは最後の席に座った。もう一度、晴月と話し合う時間をどうやって作ろうかと考えるラッセルは、担任として様子を見てきたウォルターには危なっかしく見えたようだ。
「ほらほら。僕らはもう決めてあるから、まずは何を注文するか決めようかぁ?」
まずは力を抜いて好機を待てと言いたげな笑みを浮かべ、楽しい食事の時間になるようにと満遍なく会話を振り、テーブルがひとつの輪になるよう心配りをする。そうやって周囲を見ているところが、やっぱりラッセルにとって『尊敬できる先生』で『頼れる大人』だなぁと、感謝しながらメニューに目を通すのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月16日
参加申し込みの期限
2024年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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